

【無料体験版】『初音ミク NT (Ver.2)』のデモファイルで作曲体験してみよう
「ボカロ曲を作ってみたい!」「作曲に挑戦してみたい!」そんな夢を叶えてくれる音楽制作ソフトウェア、『初音ミク NT (Ver.2)』。実は無料体験版と、メロディと歌詞を入力済みのデモファイルが公開されています。
『初音ミク NT (Ver.2)』の体験版は、全機能を39日間自由に使えます。好きなメロディに好きな言葉を乗せて、初音ミクを歌わせることができます。
本記事では、初心者や音楽未経験の方向けにデモフレーズをアレンジしながら音楽制作を体験する手順を分かりやすく解説していきます。ぜひチャレンジしてみましょう!
音楽制作にあまり興味ない方も、初音ミクに好きな言葉をしゃべらせることもできるので、まずは体験版をインストールして気軽に遊んでみましょう!
SONICWIREアカウントの開設
体験版をダウンロードするため、まずは以下のリンク先からSONICWIREアカウントにサインインしましょう。
まだアカウントをお持ちでない場合は、サインインページ下部にある「新規登録はこちらから」よりアカウント登録をお願いします。
『初音ミク NT 体験版』の導入
『初音ミク NT 体験版』を以下の製品ページから無料でダウンロードしましょう。
「カートに入れる」ボタン → 「カートに移動する」ボタン → 「レジへ進む」ボタン → 「製品の使用許諾に同意して購入」をクリックすることで、体験版の登録は完了です。
『初音ミク NT 体験版』の製品登録後、以下「購入製品一覧」ページに『HATSUNE MIKU NT TRIAL』が追加されます。下部の「導入/認証情報」をクリックすることで表示される導入手順に従い、体験版をインストールしてください。
『初音ミク NT 体験版』のインストールが完了したら、以下サポートページからデモファイルをダウンロードします。
NT_DemoPhrase.zipを展開すると、「NT_DemoPhrase.ppsf」と「DemoPhrase_F_inst.wav」の2つのファイルが作成されます。
これら2つのファイルは同じ階層に揃っていないと正しく動作しないので、注意しましょう。
デモファイルの読み込み
ダウンロード後、『初音ミク NT 体験版』でインストールされたボーカルエディター「Piapro Studio NT2」を起動します。
「Piapro Studio NT2」は、メロディーと歌詞を入力することで初音ミクに好きなフレーズを歌わせることができるソフトウェアです。
次に、「Piapro Studio NT2」画面の上部タブ「ファイル」⇒「開く」から先ほどダウンロードしたデモファイルの中にある「NT_DemoPhrase.ppsf」ファイルを選択し、開きます。
成功すると以下のような画面となります。画面左下にある再生ボタンか、キーボードのスペースキーを押すことで、入力されているデモフレーズを再生できます。再生してみましょう!
画面には「ベタ打ち」「調整済み」「DemoPhrase_F_inst」の3つのレーン(音楽制作の世界ではトラックと呼びます)がありますね。
初音ミクのアイコンが表示されている2つのトラックがボーカル、「DemoPhrase_F_inst」が伴奏のオーディオファイルを読み込んだトラックとなっています。
「調整済み」トラックで黄色く点灯している「m」マークは、そのトラックのサウンドをオフにする「ミュート」ボタンです。デモファイルでは「ミュート」ボタンを使ってメロディと歌詞をただ入力しただけの「ベタ打ち」フレーズと、様々なパラメーターを駆使した「調声済み」フレーズを聴き比べできるようになっています。
「Piapro Studio NT2」には「Automatic Control」という機能が搭載されており、ベタ打ちでも自動的に自然な歌声を再現することができます。
今回は「ベタ打ち」トラックのメロディをアレンジしてみましょう!
歌詞の変更
アレンジの手順や方法は様々ですが、まずは歌詞を別の言葉に差し替えてみましょう。
「ベタ打ち」トラックの緑色の長方形をダブルクリックすると、メロディの編集画面を開くことができます。編集画面には、「ノート」と呼ばれる棒状の音符が並んでいます。各「ノート」の高さが音程、長さは発音の長さにあたり、入力されている平仮名で発音されます。初音ミクは、これらの「ノート」で入力されたメロディに沿って歌います。
「ノート」をダブルクリックすると歌詞の入力画面が開きますので、ここに好きな言葉を入れてフレーズ全体の歌詞を書きかえてみましょう。自分でオリジナルの歌詞を制作するのもいいですし、好きな本の文章から引用する、好きなアニメのセリフを入れてみるなど、何でも構いません。参考までに、歌詞を変更する様子を以下動画で見てみましょう!
メロディのアレンジ
次にメロディを、少しでもいいので変えてみましょう。
ノートをクリックしたまま上下にずらすと、音程を変化させることができます。音楽には理論や法則のようなものが存在しますが、知らなくても全く問題ありません。メロディを変えたあとに耳で聴いてみて、「なんか変だな?」という違和感があれば変えてみる。これを何度も繰り返すことで、自然なメロディを作ることができます。
ノートの右端をクリックしたまま左右に動かすと、ノートの長さを変更することができます。長さを細かく調整したい場合は、上部メニューにある「1/8」など分数が表示されたボタンをクリックして、より小さい数字を選ぶと細かく調整できるようになります。
上部メニューの鉛筆ボタンを選択すると、メロディを入力するモードに切り替えることができます。画面の任意の場所をクリックしたまま右にカーソルを動かす(ドラッグする)と、新しい「ノート」が入力されます。ノートを並べて適当なメロディを書いてみましょう!
歌い方を変えてみる
先ほど少し触れた「Automatic Control」には、歌い方を自分好みに変更する機能が搭載されています。
初音ミクアイコンの下にあるキラキラアイコンをクリックすると、歌い方についての質問が3つ表示されます。これに回答することで、自分好みの歌い方に自動で近づけることができます。
表現をもっと細かく調整したい場合は、キラキラアイコンの下にある「NT Parameters」欄の各種パラメーターをクリックしましょう。すると画面下部に選択したパラメーターを調整するレーンが表示されますので、自分好みに調整してみてください。
各パラメーターの機能については、以下の動画で詳しく解説しています。
まとめ
『初音ミク NT 体験版』で、初めて音楽制作の世界に触れたという方もいたかと思いますが、いかがだったでしょうか?音楽制作の面白さが少しでも伝われば幸いです。
日本や世界で活躍するアーティストも、生まれて初めて書いた楽曲は、ちぐはぐなものだったに違いありません。
「曲を作りたい!」「音楽で何かを表現したい!」と感じていただいた方は、まずは気軽に音楽制作の世界に飛び込んでみましょう!
製品版では使用できるボイスライブラリーが増える他、楽曲制作に最低限必要なソフトが全て揃います。ぜひ製品版をご購入いただき、初音ミクと二人三脚の音楽ライフを始めましょう!
「もっと色々な情報を知りたい!」という方は、作曲初心者の方に役立つ様々な記事を公開しているので、是非ご覧ください!
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