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【初心者必見】サンプルパックのフレーズにオリジナルのメロディを付けてみよう

2022年10月28日 16:30 by hik

「作曲してみたい!」と思い、DAWをインストールしてみたものの、何をやったらいいかわからない・・・という方にオススメなのが、「サンプルパック」を活用した楽曲制作です。

サンプルパック製品一覧ページ ≫

SONICWIREでは、DTM初心者向けにサンプルパックの素材を並べるだけで簡単に作曲する方法を動画で解説しています。

SONICWIREスタッフが、プロの演奏フレーズ集「サンプルパック」を使って楽曲制作をするまでのステップを詳しく解説!

楽曲制作に必要となる作曲ソフト「DAW」のインストールから、サンプルパックの取り込み方、素材を並べて曲を制作する方法まで伝授します。

機材や難しい知識がなくても、作曲はできます。これであなたも音楽クリエイター!

  • 前編「DAWを導入しよう!」

  • 後編「曲を作ってみよう!」

しかし、既存の素材をただ並べるだけではちょっと物足りない、もっとオリジナリティを出したいという方もいるのではないでしょうか。今回はそのような方向けに、サンプルパックの素材にオリジナルのメロディを付ける方法をご紹介します。

※本記事は、トラックの作成やノートの打ち込みなど、初歩的なDAW操作の知識がある前提の内容となっております。

音楽理論はいらない!?

メロディを作るうえで、コードやスケールのような難しい音楽理論の話が出てくるのでは?と不安に思う方もいるのではないでしょうか。ご安心ください。「ドレミファソラシド」さえ知っていれば問題ありません!

もちろん、音楽理論は知っていた方が作曲するうえで役に立つことも多いですが、現代の音楽シーンでは、音楽理論を知らなくても魅力的な楽曲を生み出すアーティストが数多く存在します。気軽にチャレンジしてみましょう!

使う音は7つだけ

先ほどの動画でも使用されていたCakewalkという無料のDAWを使ってサンプルパックの素材を並べてみました。今回はこの上にメロディをのせてみたいと思います。

サンプルパックの素材を並べて制作したフレーズ

うまく素材を組み合わせる方法がわからない方は、本記事冒頭の動画を参考にしてみてください。

制作に取り掛かる前に、メロディを作るうえで使用する音の種類についてお話しておきたいと思います。

「ド」や「レ」のような音の種類は、♭や#が付いた音も合わせて12種類ありますが、その中でメロディを作るときによく使う音は7種類しかありません。

この7つの音を自分のセンスや好みで自由に並べてみたり、鼻歌を歌いながら偶然よく聞こえた部分を取り出したりすることで、メロディを作ることができます。

素材と調を合わせてみよう

それでは、実際にメロディを作ってみましょう!

まず初めに、メロディを担当させたい楽器のトラックを作成し、入力したノートの音を鳴らす音源を立ち上げます。そして、図のように「ドレミファソラシド」とノートを打ち込みましょう。

打ち込んだ「ドレミファソラシド」

打ち込んだ音とサンプルパックの素材を同時に再生した音

打ち込んだ音とサンプルパックの素材を一緒に再生してみると、うまく合わないことがわかります。何故合わないのかというと、音楽には「ハ長調」や「イ短調」といった調と呼ばれるものがあり、楽曲の調によってメロディに使用できる7つの音が変わってしまうからです。

そのため、サンプルパックの素材にうまくフィットする調を探す必要があります。といってもその方法は非常に簡単です。

打ち込んだ7つの音をすべて選択し、半音上にずらして(トランスポーズして)全体を再生、不自然であればさらに半音トランスポーズして全体を再生……と繰り返してみましょう。何度か繰り返すと自然に聞こえるときがあります。

トランスポーズした音とサンプルパックの素材を同時に再生した音

トランスポーズした音を聞いてみると、今度は特に違和感が無く、自然に聞こえますね。この時の7音がメロディに使える音です!

メロディに使える音がわかったら、そのオクターブ上や下の音(半音12個分)なども活用し、オリジナルのメロディを作ってみましょう!耳で聞いてみて違和感がなければ7音以外の音も使ってOKです。

筆者が作ったメロディとサンプルパックの素材を同時に再生した音

まとめ

いかがだったでしょうか?今回はサンプルパックを活用しながらメロディを作る方法をご紹介しました。

作曲についてWEBで検索すると、コードやスケールのような難しい話が出てきますが、わからなくても楽曲制作は可能です!

慣れてくると、サンプルパックと打ち込みで作ったトラックを適材適所に組み合わせたり、全てのパートをゼロから打ち込みで作ることもできるようにもなるので、何度もチャレンジしてみてください!

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