「日本のサウンドに馴染む“近くて存在感のある”音。」/『Tokyo Scoring Solo Strings』 Review – 作曲家・西木康智氏
Impact Soundworks の大ヒット作『Tokyo Scoring Strings 2.0』(TSS 2.0)。その完璧なパートナーとなる待望の“ソロ音源”、『Tokyo Scoring Solo Strings』(TSSS)がついに登場しました。
本作のリリースにあたり、『OCTOPATH TRAVELER』や『FINAL FANTASY VII REMAKE』など数々の名作ゲーム音楽を手掛け、前作『TSS 2.0』の愛用者でもある作曲家・西木康智氏に、本製品のレビューをいただきました。
■ 西木康智氏レビュー
制作はアメリカですが、その中身は驚くほど日本的。
ゲーム・アニメ音楽など、日本サウンドへの深いリスペクトがしっかり感じられる音源です。
『TSS 2.0』は、欧米のミュージシャンやスタジオ録音をキャプチャした「距離を感じる音」とは異なり、
日本のサウンドに馴染む“近くて存在感のある”音を求める方にまさにぴったりのライブラリだと思います。
今回の『TSSS』はその『TSS 2.0』サウンドをさらに拡張し、First Chair的な役割としても、単体のソロインストゥルメントとしても使える内容に仕上がっています。存在感のある音質はもちろん、ダイナミクスレンジやレガートスピードを直感的に調整できる操作性も魅力。
さらに、『TSS 2.0』にも搭載されていた[LOOKAHEAD]モードによって、ストリングス音源で悩まされがちだった発音タイミングやポルタメントの具合を自動で補正してくれるなど、意欲的な機能が多く備わっています。
特にダイナミクスは、モジュレーションホイールの端から端まで音色と音量が大きく変化するため、表現の幅がとても広いと感じました。ダイナミクスレンジを絞れば他のオケに埋もれにくく、混ぜやすい質感に調整するのも簡単。
日本サウンドを丁寧に掘り下げ、粒立ちの良い近接音を直感的にコントロールできる、とても意欲的なライブラリだと感じました。
アンサンブル音源である『TSS 2.0』で確立された「日本のスタジオサウンド」をさらに拡張する本製品。西木氏が語る通り、アンサンブルとの組み合わせはもちろん、単体でもその存在感を存分に発揮します。
以前西木氏にご協力いただいた『Tokyo Scoring Strings 2.0』のインタビュー記事も合わせてご覧いただき、シリーズ共通の魅力をぜひ体感してください。
クロスグレード版
SONICWIREにて『Tokyo Scoring Strings 2.0』もしくは、『Tokyo Scoring Strings Essentials』をご購入いただいたお客様は、クロスグレード版をお求めいただけます。
価格などの詳細は、『Tokyo Scoring Solo Strings』製品ページをご覧ください。

東京音楽大学「作曲科 映画・放送音楽コース」を卒業後、ゲーム制作会社に入社。
ゲームサウンドのディレクション及びBGMの作曲に携わったのち、2015年よりフリーランスとしての活動を開始する。
現在は主にゲーム音楽の分野で活動し、代表作は「OCTOPATH TRAVELER」「モンスター烈伝オレカバトル」「FINAL FANTASY VII REMAKE」等。
近年ではゲーム音楽以外にもアニメやテレビの劇伴音楽も担当し、「TVアニメ アズールレーン」「GranBlueFantasy The Animation」「おかあさんといっしょ人形劇 ガラピコぷ~」等の音楽も手がける。
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