TUBE BELL
- 製品カテゴリ プラグイン・エフェクト
- カテゴリ ANALOG MODEL
- リリース時期 2025年4月
- 商品コード C6735
- 短縮コード TBTDTB
- メーカー THREE-BODY TECH

『TUBE BELL』は、主に中域の処理を担当するEQ プラグインで、『TUBE SHELF』の機能を補完します。2つのピーク・セクションとディップ・セクションを1つ備えており、それらはすべてベル型のフィルターを使用しています。
AIハードウェアシミュレーション・プラグイン・シリーズ「Deep Vintage」
Deep Vintageシリーズは、AIの力を活用し本物のハードウェアをシミュレートするプラグイン群です。人間の耳のチューリング・テストに耐え得るマシンであり、ヴィンテージ機材の真の「魂」を忠実に捉えています。
Three-Body Tech 独自開発のアナログ・エフェクト・プロセッサーのシミュレーションに特化した機械学習技術「APNN(Audio Processing Neural Network)」によって、完全なリアルタイム処理を保ちながら、伝説的なハードウェア・モデルに最も近いリスニング体験を保証します。
APNN(Audio Processing Neural Network)2.0
これまで、THREE-BODY TECH 社ではフィジカル・モデリング、コンボリューションなど数多くのエミュレーション技術に触れてきました。どのような技術を用いようとも、THREE-BODY TECHの究極の目標は一貫しています。それは「実世界のデバイスのサウンドを可能な限り忠実に再現すること」です。
THREE-BODY TECH 独自の APNN (Audio Processing Neural Network) 2.0 によりトレーニングされた Deep Vintage は、オリジナルのハードウェアと区別がつかないほどのリスニング体験を実現します。
APNNはオーディオ処理に最適化されたニューラルネットワークで、大量のオーディオ処理モジュール(EQ、コンプレッサー、オーバードライブなど)の組み合わせで構成されています。トレーニングプロセスでは、APNN 2.0とハードウェアに同じオーディオが入力され、APNN 2.0はハードウェアが入力信号を波形とスペクトラムの双方の次元でどのように変化させるか学習します。モデルとなるハードウェアのエッセンスを取り込むために、ハードウェアとAPNN 2.0の出力差が小さくなるまで、その構造とパラメーターを自動的に調整します。つまり、十分にトレーニングされたAPNN 2.0インスタンスは、ソースハードウェアのダイナミック特性とトーン特性の両方を捉えることができるようになります。
最終的にAPNNは、約-40dB~-75dB(ハードウェア・モデルによる)の誤差で位相キャンセルを達成します。同じハードウェア・モデルの異なる製造ロット間のばらつきさえ凌駕する、この例外的なレベルのエラー・コントロールにより、APNNは人間の耳を「欺く」ことができると自信を持って言うことができます。
APNN 2.0のインスタンスがトレーニングを完了した後、THREE-BODY TECH は厳格なヒューマンテストを実施し、チーム全員がABXテストに合格するまで調整を続けました。DAWの中で、APNN 2.0を搭載したプラグインほど本物のハードウェアに近いものはありません。
Multiplex Saturation, Multistage Coloration
APNN 2.0のパワーにより、Deep Vintageは特定の周波数特性や着色だけでなく、ダイナミクス、空気感、位相シフト、真空管の電圧降下など、あらゆる微妙な「ハードウェアの妙技」をシミュレートし、デジタルであることを忘れさせてくれるでしょう。
Independent Harmonics Control
実際のハードウェアでは、ハーモニックスの量はノブの設定によって固定されています。しかし、Deep Vintageでは、他の音色特性とは別に、ハーモニックスを独立してコントロールできるという超現実的な柔軟性が実現されています。これにより、クリーンなトーンの純度を維持しながら、ハイ・ドライブ設定の音響パワーを調整することができます。
Re-sampling/Up-sampling
Deep Vintageの完全に再設計されたリサンプリングアルゴリズムは、あらゆるサンプルレートで一貫した精度と忠実度を確保し、完全にサンプルレートに依存しないシミュレーションを可能にしました。さらに、最大8倍のオーバーサンプリングをサポートしており、エイリアシングの問題を効果的に排除します。
Adjustable Noise Floor
Deep Vintageシリーズは、ハードウェア固有のノイズフロアをシミュレートしており、必要に応じてその量を調整できます。
"Retro DAW" Simulation
2000年頃のクラシックなDAWが導入した非常に微妙な変化(-140 dB以下)にインスパイアされたものです。変化は極めて微小ですが、THREE-BODY TECH はその存在を見逃しませんでした。この機能は必要に応じて有効または無効にすることができます。
Low CPU usage
高価なクラウドベースのGPUクラスタは不要です。Deep Vintageは他のプラグインと同様にローカルで動作し、CPU使用率は極めて低く抑えられています。
デモトラック
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Acoustic Guitar(Dry)
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Acoustic Guitar(オリジナルマシン)
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Acoustic Guitar(TUBE BELL)
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Clean Guitar(Dry)
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Clean Guitar(オリジナルマシン)
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Clean Guitar(TUBE BELL)
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Female Vocal(Dry)
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Female Vocal(オリジナルマシン)
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Female Vocal(TUBE BELL)
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Piano(Dry)
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Piano(オリジナルマシン)
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Piano(TUBE BELL)
デモムービー
Drive
ドライブ効果によるサチュレーションを調整します。イコライザ機能のみを使用したい場合は、このDrive を無効にすることで、Output Gainも無効になります。
Low Mid Peak
このセクションは、ローミッド・ピークの周波数帯域とゲインレベルを調整します。
Mid Dip
このセクションは、ミッド・ディップの周波数帯域とゲインレベルを調整します。
High Mid Peak
このセクションは、ハイミッド・ピークの周波数帯域とゲインレベルを調整します。
Dual Switch(Link Mode)
他のDeep Vintageプラグインとは異なり、Tubeモデルのリンクモード・スイッチは、「Dual」ボタンとして配置されています。無効にすると、他のプラグインと同様に、L / Rのリンクモードが有効な状態で動作します。有効にすると、GUIが2つのパネルに拡張され、左右チャンネルを個別に処理できます。M/Sモードでは、MidチャンネルとSideチャンネルの調整がリンク/アンリンクされます。
Output Gain
(-12dB - +12dB)
その他の機能
- 切り替え可能なノイズ・シミュレーション
本物のハードウェアにはノイズがつきものです。実際、ビンテージギアの中には、非常に高いレベルでノイズを発生するものもああります。APNNがハードウェアモデルから学習する場合、学習過程でネットワークに音と雑音を区別するよう指示することはできないため、ノイズも含む音のすべてを捉えます。 幸いなことに、APNNは完全なブラックボックスではなく、学習後にノイズを発生させるかどうかをコントロールできます。DEEP VINTAGE 各製品においても、好みに応じてノイズ・シミュレーションを無効/有効にすることができます。 * Green AD AIには'Noise'ボタンがありませんが、これはハードウェアモデルのノイズレベルが低いため、無効にする必要がないからです。 - ハーモニクス
モデルとなったハードウェアに基づいて、ある程度のハーモニクスを生成します。Driveノブは入力ゲインを調整することでサチュレーションを制御する一方、Harmonicsはネットワーク・モデルを直接編集し、生成されるハーモニクスの量を強制的に減少させることができます。100%(デフォルト)では、ハーモニクスの特性をハードウェアモデルに近づけた状態で、値を下げるとハーモニクスの量は比例して減少します(ただし、ネットワーク構造の特性上、ハーモニクスを完全にバイパスすることはできません)。これにより、プラグインは周波数特性とダイナミクスの変化のみをほぼ保持した、よりクリーンな状態で動作が可能になります。 - オーバーサンプリング
Deep Vintage はAIのパワーを活用してインスピレーションあふれるハードウェアモデルに近づけていますが、デジタルオーディオはエイリアシングの「呪い」から逃れることはできません。2x、4x、8x、16xのオーバーサンプリングを有効にすることで、エイリアシングを大幅に低減することができます。 - アンドゥ / リドゥ
- A/B切り替え
- L/R/M/S チャンネル・モニタリング
左/右/ミドル/サイドいずれかのチャンネルをソロアウトしモニタリングが可能です。 - 入出力レベルメーター
- モノ・モード
- LR/MS処理
- 位相反転
- GUIリスケーリング
レイテンシ
26サンプルポイント、44100Hzで約0.6ms
THREE-BODY TECH 社では、本製品を実際にインストールして動作が可能な無償体験版(デモ版)をご用意しています。トライアル版をお試しになられた後、製品をご購入いただいた場合は製品版インストーラにて上書きインストールが必要です。
トライアル版の機能制限
- 1分間に2秒のミュートを実行
- セーブ/ロードの無効化
- GUI上の「デモ」アイコン/ボタン
本製品の無償体験版はこちらから(THREE-BODY TECH 社WEB サイト) >>
【トライアル版のご注意】
トライアル版に起因するいかなるトラブルに関して、クリプトン・フューチャー・メディア株式会社はその責任を負いかねます。また、無償体験版の使用方法に関するお問合せについても、お答えいたしかねてしまいます。恐れ入りますが、予めご了承ください。
- OS:MacOS 10.9 以降
- CPU:Intel CPU / Apple Silicon
- RAM:4GB以上
- 対応インターフェース:VST、VST3、AU、AAX(全て64bitのみ)
- 最新の動作環境は、THREE-BODY TECH 社WEBサイト内製品ページの Minimum System Requirements欄をご覧ください。
- OS:Windows 10 / Windows 11
- CPU:Intel あるいはAMD CPU SSE4.1 以上
- RAM:4GB以上
- 対応インターフェース:VST、VST3、AAX(全て64bitのみ)
- 対応OSなど最新の動作環境は、THREE-BODY TECH 社WEBサイト内製品ページの Minimum System Requirements欄をご覧ください。
- その他、インストール時にはストレージに最大300MB以上の空き領域が必要です。
- サウンド・モジュールをスムーズに動作させる為に、処理速度の速いCPU及びRAMメモリに十分な余裕があるコンピュータにインストールしてご使用されることをお奨めいたします。
- 本製品をご使用いただくにはインターネット経由でのチャレンジ&レスポンスによるオーソライズが必要となります。※弊社にてオーソライズを代行することは出来ません。
- ここに掲載している製品の仕様は、予告無く変更されることがあります。
- 製品の購入手続き完了後、受注確認メールとシリアルナンバーをお知らせするメールの2通が送信されます。メールに記載されております説明に沿って、製品のダウンロード/導入を行って下さい。
- ダウンロード製品という性質上、一切の返品・返金はお受け付け致しかねます。
SONICWIRE取扱い全製品を表示したい場合は、SONICWIREを日本語で閲覧されることをお奨めいたします。