【初心者必見】基本のドラム打ち込みを簡単解説
ドラムの打ち込みは音階を持つ楽器とは異なり、難しい音楽知識がなくともインスピレーション次第で魅力的なリズムトラックを作成できます。
今回は様々なジャンルの楽曲で使用される、基本となるドラム打ち込みの方法と様々なリズムのパターンをご紹介します。
SONICWIREでは、楽曲制作に必要となる作曲ソフト「DAW」のインストールについても詳しく解説しております。
初歩の初歩からDTMを知りたい!という方は是非こちらをご覧ください。
ドラム打ち込みの基本
ドラムのソフトウェア音源はピアノなどの音階をもつソフトウェア音源と異なり、音階それぞれに異なる楽器が配置されております。
ソフトウェア毎に楽器の配置が異なる可能性がありますので、本記事を読みドラム音源の基本をマスターしましょう。
なお本記事では、昨年リリースされたばかりの大人気ドラム音源、TOONTRACK社『EZ DRUMMER 3』を使用します。他のソフトウェアを使用されている方にもわかりやすくご説明いたしますので、ご安心ください。
ドラムの基礎知識とDAW上での打ち込み画面
まず初めに、ドラム音源を打ち込む際の基礎知識として、ドラムの各部分の名称と、DAW上での打ち込み画面についてご説明いたします。
基本的なドラムの構成では、各楽器は以下画像のような名称になっています。
ドラムの名称を覚えることで、音色のレイアウトが変わっても違和感なく操作できます。是非覚えましょう!
基本のリズム
このように、「8ビート」はハイハットを8分音符で刻むビートパターンです。
これにスネアを2拍目と4拍目に入れて、後はキックを好きなように入れ込めば鉄板パターンの完成です!
生っぽい音色のつくり方
よりリアルなサウンドにする為には、音の強弱や小さいタイミングのズレを付けることが効果的です。
実際に聞き比べて違いを確認してみましょう!
細かな違いでしたが、わかりましたでしょうか?
このような音の強弱や位置は画像のようにDAWの画面で調整します。
人間が常に同じ強さやタイミングで演奏できないのと同様に、打ち込みの音量や位置も少しずつズレを与えることで人間味が増します。自分好みの強弱で楽曲にマッチする音色を作り出してみましょう!
特に、ハイハットは「強・弱・中・弱…」と入力することで、生き生きとしたサウンドになりますよ!
様々なリズムパターン
ドラムのリズムパターンには、先ほどご紹介した「8ビート」の他にも多数のパターンが存在します。
今回はその中から定番のものをいくつかご紹介いたします!
16ビート
ポップスやロックに加えてファンクなどでも定番のリズムパターンです。スピード感のある音色が特徴的で、16分音符を中心に構成されています。
シャッフル
ブルースなどで使用されることの多い、跳ねるようなリズムが特徴的なリズムパターンです。3連符を中心に構成されています。
4つ打ち
ダンス・ミュージックや邦ロックで特に耳にすることが多い定番のリズムパターンです。4/4拍子のリズムにおいて、小節の中にある1拍・2拍・3拍・4拍と同じタイミングでバスドラム(キック)が鳴っていることが特徴です。
SONICWIREでは2月14日まで「4つ打ち」に特化した楽曲コンテストを開催しています。詳しくは こちら
有名な曲も頻繁に使われているリズムですので聞き覚えのある方も多かったのではないでしょうか?自身が作りたい楽曲のイメージに合わせて使い分けてみましょう。
楽曲を単調に感じさせない方法
同じパターンの繰り返しばかり多用していると、楽曲が単調に聞こえてしまいます。
そんな時は盛り上がりやメロディーの切り替わりに合わせて「フィル」を使ってみましょう
「フィル」には明確なルールが無いので、自分の好きなように音を並べて楽曲を盛り上げるために最適なフレーズを見つけてみましょう!
やっぱり難しい、そんな方に
自分で打ち込むより「もっと手軽に」「高品質なリズムパターン」を手に入れたい方は、約2,500種類ものパターンが標準装備されている『EZ DRUMMER 3』がおすすめ!
また、この『EZ DRUMMER 3』に、様々なジャンルに特化したリズムパターンを追加する「DRUM MIDI」シリーズや、ドラムサウンド+MIDIパターンを追加する「EZX」シリーズで更に進化させることもできます。
- メーカー:TOONTRACK
- カテゴリ:ソフト音源
まとめ
いかがでしたでしょうか。ドラムのリズムパターンには記事内でご紹介したもの以外にも数多くの種類があり、アレンジの幅は無限大。
普段聴いている曲を真似してみたり、ひたすらMIDIを打ち込みあらゆるパターン試してみたりして、自分だけのリズムパターンを生み出してみましょう!
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