忖度なしに、現時点で個人的に一番好きなサウンド。/『AMPLE BASS』製品レビュー by黒沢ダイスケ氏
コンポーザー・ギタリストとして活躍される黒沢ダイスケ氏より、AMPLE SOUND社のベース音源シリーズ『AMPLE BASS』の製品レビューをいただきました!元々サウンドに定評をいただいているシリーズですが、先日Apple Silicon環境へネイティブ対応するアップデートが公開され、最新環境でも使用可能に。(メタル製品『AMPLE METAL RAY5 III』は追ってアップデート予定です)黒沢さんの視点から、より深掘りして解説いただいている『AMPLE BASS』のレビュー動画も併せてご紹介します!どうぞご覧ください!
AMPLE SOUND のベース音源の特徴は、「弦に対するノイズ」を再現している点です。ノイズというと不要な雑音と捉えられがちですが、この場合は弦がフレットにあたる音や、弦に指が擦れる音など演奏中に発生する自然なサウンドです。これら複数のノイズはそれぞれパラメーターを持っているので、上げ下げすることで荒々しくステージで弾くようなサウンドから、上品におとなしく弾くサウンドを再現することが出来ます。
8分音符のルート弾きをベタ打ちしても、それっぽい自然なサウンドで鳴ってくれるのもありがたいです。また、プラグイン内部に搭載されているアンプもゲインを上げると歪みがかかってくれたり、本物のベースをプレイする人にとっては「そうそう、それ」というツボを押さえている作りになっています。
ベース音源は、何か一枚膜が張ったようなサウンドの音源もあるのですが、AMPLE SOUND のベース音源シリーズは忖度なしに、現時点で個人的に一番好きなサウンドをしている音源です。オールマイティーなポップス~ロックには『AMPLE BASS J III』を好んで使っています。メタル系では『AMPLE METAL RAY5 III』を使います。
『AMPLE BASS』レビュー動画
動画のデモで使用した楽曲:「わたしのトランジェントルマン / 黒沢ダイスケ (feat. 森永真由美, DJ Genki & あさのまるお)」
1983/02/23 生まれ
2003年、Dream Theater Official Songwriting Contestで2位受賞。
2006-2017年、96(クロ)名義にてゲームミュージック作曲家として11年間KONAMIに所属。
2013年、96名義での1stソロアルバム『BLACK ALBUM』をリリース。
2022年、4thソロアルバム『BLACK ALBUM 4』をリリース。
主な提供楽曲
- BEMANIシリーズ/KONAMI:作編曲
- 夕星の芒野と消ゆ/EARTHSHAKER:作曲
- はなまるぴっぴはよいこだけ/TVアニメ「おそ松さん」OP曲:作編曲
- デンシンダマシイ/TVアニメ「BORUTO-ボルト-」ED曲:編曲
- 心誰にも/TVアニメ「シャドウバース」ED曲:編曲
- 零の位相/kradness:作編曲
- Dash & Strike/影山ヒロノブ:作編曲
シンコー・ミュージック・ムック「モダン・ギタリスト 特集: ジョン・ペトルーシ」奏法解説等執筆。
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