SONICWIRE 2021年セールスランキング!~プラグイン・エフェクト & ソフトウェア/ツール編~
今日の年間セールスランキングは「プラグイン・エフェクト、ソフトウェア/ツール」編!
早速プラグイン・エフェクト部門からご紹介していきます!
10位
9位
8位
7位
6位
5位
4位
- メーカー:THREE-BODY TECH
- カテゴリ:プラグイン・エフェクト
今年新発売となったDOTEC-AUDIO社のマキシマイザー『DEEMAXIMIZER』や、AIを用いたインテリジェントなイコライジング&ミキシングをこなす『SMART:EQ 3』など、数々の新製品が上位に食い込みました!
純粋にイコライザーとしての性能を追い詰め、117ビットの精細なイコライジングを実現した『KIRCHHOFF-EQ』も、11月発売にも関わらず第4位という人気の高さを誇っています。
続いてはいよいよ第3位~第1位の発表です!
第3位は、ド定番のウェーブテーブル・シンセサイザー『SERUM』でも知られるXFER RECORDS社より、手軽なLFOのシェイピングが可能な『LFOTool』。
サイド・チェインやウォブルなどのサウンド・メイキングに欠かせない、トラックメイカー必携のプラグイン・エフェクトです。
サウンドをリアルタイムに「良い音」へと導くSOUNDTHEORY社のリアルタイムEQ、『GULLFOSS』が第2位にランクイン!
AIではなく超高度な数学理論を用いてサウンドをクリアにする「チートプラグイン」とも呼ばれ、その利便性・汎用性が大きな話題を呼びました。
今年は、生配信やライブでのエンジニアリングなど低レイテンシーのイコライジングに対応した「GULLFOSS LIVE」、マスタートラックに特化した「GULLFOSS MASTER」がアップデートで追加され、より多様なシーンで活躍する製品となりました。
SONICWIRE 2021年プラグイン・エフェクト製品セールスランキング、注目の第1位には、OEKSOUND社のレゾナンス・サプレッサー『SOOTHE2』が断トツでランクイン!もしかしたら既にお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
コンデンサーマイクを使用した収録で入りがちな、耳が痛くなるような高音成分や余分な部屋鳴りなどの「レゾナンス(共振・共鳴)」を、必要な成分を取り除くこと無くリダクションするプラグイン・エフェクト。低域に使用すれば引き締まった低音を実現でき、生音をミックスする全てのDTMerが求める製品とも言えるでしょう。
【Dios/シグナルP氏によるレビュー記事】
【サカタコスケ氏によるレビュー記事】
今年は去年までのランキングに比べ、『SOOTHE2』や『KIRCHHOFF-EQ』などのように音をきめ細かく調整・修復したり、サウンド・メイキングを行うためのプラグイン・エフェクトが上位へとランクインしている印象があります。多くのDTMerにとって、「楽曲のクオリティやミキシングを向上させたい」という意欲がより高まった1年だったと言えるかもしれません。
また『SMART:EQ 3』や『GULLFOSS』など、ミキシングを手軽&半自動でこなす製品も根強い人気を得ています。誰でもプロのミキシングに近づけるプラグインが、広く浸透してきたことの証左と言えるでしょう。
それでは引き続き、ソフトウェア/ツール部門でのセールスランキング上位5製品をご紹介いたします!
5位
- メーカー:VIENNA SYMPHONIC LIBRARY
- カテゴリ:ソフトウェア/ツール
4位
第3位には、複数のコードを管理・活用するXFER RECORDS社のMIDIプラグイン『CTHULHU』が選ばれました!
コードを予め登録しておくことで、鍵盤が弾けない人でも指1本でのリアルタイム演奏が可能になる画期的な製品です。アルペジエイターも内蔵しているため、単純なコードの演奏のみならず、表現豊かなMIDIフレーズの生成にもお使いいただけます。生成したMIDIは簡単にエクスポート可能なため、制作への活用も簡単です。
第2位には、既に定番となっている耳コピ支援ツール『DECODA』がランクイン!ピアノロール上に音の要素を視覚的に流し込んで楽曲のコピーを効率化させる本製品は、去年に引き続き幅広い支持を受け続けています。
「音声処理」という分野において随一の技術力を誇るZPLANE社。今年はキーやスケールを分析して数秒で表示する『TONIC』もリリースされましたが、来る今後の同社製品にも期待が高まりますね。
栄えある第1位には、プラグイン・エフェクトのリーディング・デベロッパーとも言えるiZotope社の『RX 8 ELEMENTS』がランクイン!
いわゆる「宅録」と呼ばれる自宅での収録を行う方が増えている中、マイクを使って収録した音に混じってしまう「ファン」「ホワイトノイズ」「音割れ」「話し声」などの様々なノイズに悩まされる方も多かったのではないでしょうか。そんな方にとってはまさに救世主とも言える、AIを用いて自動でノイズを分離することが可能なツールです。
OBSをはじめとする配信ツールの音声にもリアルタイムで適用可能なため、ボーカリストに加えYouTuber/VTuberなどの配信者の方をはじめとした、声のお仕事をされる方に広くご愛用いただきました。
以上、2021年のSONICWIRE セールスランキング、プラグイン・エフェクト&ソフト・ツール編をご紹介いたしました。
今年も強力な新製品が続々とリリースされる中、去年以前にリリースされたプラグインやソフトも全体の半分以上を占め、引き続き強い好評を博していますね。
前述のようにインテリジェントなプラグインが脚光を浴びていることが多いのも、今年のランキングの大きな特徴の1つです。クリエイターにとっても制作の時間をさらに増やすことに繋がりますし、何より手軽な操作で作品のクオリティがグンと上がるプラグインが台頭してきたのは、プラグイン・エフェクト業界、ひいては音楽制作のシーンが徐々に変化してきたとも表現できるのではないでしょうか。
SONICWIREでは今回ご紹介した製品以外にも、数多くの魅力ある製品を取り扱っています。是非以下ページよりご覧ください!
プラグイン・エフェクト 製品一覧 »
ソフト・ツール 製品一覧 »
次回は2021年12月30日(木)に「SONICWIRE 2020年セールスランキング!~ソフトウェア音源編~」を発表します!お楽しみに!
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