TONE2 『ELECTRA 3』 曲作りの名参謀シンセ、いよいよ3代目へ!
数多あるソフトシンセのデベロッパーの中でも、シンセの総本山ドイツでほぼ唯一、新たなシンセ方式の開発に力をいれているTONE2。
2011年にお披露目されて以来、およそ干支一回り。ビジュアルを大きく変えることなく、エンジン部分の大幅増強/最適化を繰り返し、単一のソフトシンセとは思えない程、多彩な音色を奏でるまでに至りました。
メジャーアップデートとなるバージョン3は最新OSやDAWでの安定動作を最優先事項としたもの。つまり、2023年以降のシンセサウンドの新たなスタートポイントとなります。
一見淡白なビジュアルながら、数え切れぬ機能が詰め込まれ、随所に開くドロップダウンメニューを見ればオプションの膨大さに圧倒されます。
では、鈍重な動作かと思いきや、他のシンセと比べても段違いに軽量。3オシレーター×4レイヤー×64ポリをDAWに複数立ち上げても目を疑うほどに余裕があります。
ドイツのシンセといえば、その変幻自在なサウンドが魅力。本製品においてはプリセットの多彩さにそれが現れています。
アナログ・モデリングに飽き足らず、Wavetable, Hypersaw, FM, Sync, PCM, Vocoder、撥弦と吹管の物理モデリングまで搭載。
キーやベロシティ・スプリットを利用したレイヤリング、さらにはシーケンサー、ゲート、マルチステージLFO、シミュレーション機能も活用すれば一台で完結、いわゆるワークステーションとして圧巻のパフォーマンスを発揮します。
『RAYBLASTER』, 『ICARUS』, 『SAURUS』と並び、シンセ好きを唸らせるELECTRA 3。
現段階でこれだけの完成度ならば、将来性にもさらに期待が膨らみます。
コスパを考えるなら、ELECTRA 3は選択肢から決して外せないでしょう!
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