SONICWIRE

Leapwingオンラインセミナー2020 アーカイブ公開【ゲスト:Robin Reumers氏/オノ セイゲン氏】

2020年10月9日 18:45 by rym

先日2020年9月18日(金)にYouTube Liveで開催された、Leapwingオンラインセミナー2020アーカイブ動画が公開されました!
 

今回のセミナーでは、Leapwing Audio社の創設者Robin Reumers氏と、レコーディング・エンジニアであるオノ セイゲン氏の2名をお迎えし、同社最新製品『ROOTONE』を軸としたLeapwing Audio社製品の魅力や、また音楽制作における「ローエンド」の考え方などについて語っていただきました。
 

 

配信内では、オノ セイゲン氏創設のマスタリングスタジオ「サイデラ・マスタリング」のモニタリング環境をご紹介いただきました。アーカイブではカットされていますが、本記事にてご紹介させていただきます。
 

メイン2ch Amphion Two18
サブウーファー ECLIPSE TD725SWMK2 (LFE)
リファレンス ECLIPSE TD-M1
イマーシブ
(5.1ch / 2.1ch)
ECLIPSE TD712zMK2 ( x 5ch mid layer)
ECLIPSE TD510MK2 ( x 5ch height layer + x 3ch lower layer)
ECLIPSE TD725sw (LFE)

 

ECLIPSEブランドサイトにも紹介されている通り、周波数特性と同じくらい重要なスピーカー性能の一つに、時間領域の正確性(波形追従性)が挙げられます。
低域再生についてもこの波形追従性が非常に重要となっており、追従性の悪いスピーカーを使ってしまうと例えばキックがモタって聞こえたり、タイトなはずのサウンドがルーズに・ブーミーに聞こえてしまうといった悪影響を及ぼします。
配信内では『ROOTONE』に加え、これらの低域再生の重要性についても触れています。
 

さらに配信内でも紹介のあった、Robin氏が最高技術責任者を務める「Galaxy Studios」のバーチャルスタジオ見学が、明日10月10日(土)より開催されます。
興味のある方は、是非以下より詳細をチェックしてみてください。

AES Show 2020 Exclusive TechTours Visit the World’s Most Famous Recording Studios Beginning October 8 (英語のみ) »
 

開発者とプロフェッショナルならではの知識と経験が集約した、大変見ごたえのある配信となっております。
「低音にもっとこだわりたい!」という方は、是非一度ご覧ください。

Leapwingオンラインセミナー2020 アーカイブ動画 »


※下記コンテンツのダウンロード期間は終了いたしました。

 

さらに今回はなんと、オノ セイゲン氏による連載記事「IR(インパルス応答)とはじめてのコンボリューション」を、2020年11月9日(月)までの期間限定で公開いたします!

配信中でも解説をいただいた、スピーカーユニットの空気振動によって、出力サウンドが元の信号と異なる音になってしまうことについて触れられています。
プロフェッショナルの視点からこの問題を分析し、音の捉え方についての情報が詰まった非常に充実した記事となっております。
 

ミックス・マスタリングはもちろん、「スピーカーから良い音を出したい」という方必見の記事となっております。是非以下からダウンロードしてみてくださいね。
 

オノ セイゲン氏連載記事「IR(インパルス応答)とはじめてのコンボリューション」
ダウンロード

Robin Reumers
Leapwing Audio コファウンダー
Abbey Road Institute エデュケーションディレクター
Sonic City Studios チーフエンジニア
 

グラミー賞受賞エンジニア Bob Katz氏 に師事した後、ヨーロッパでも屈指のビッグスタジオ 「Galaxy Studios」 で最高技術責任者を勤め、現在では共同運営を行う Sonic City Studios でチーフエンジニアとして活躍する経験豊富なエンジニア。Galaxy Studios では Auro 3D サラウンド規格の策定に深く関与し、Leapwing Audio社では豊富な技術的知識をアルゴリズムに反映させている。音楽スタジオや音響製品開発に携わる技術者を数多く輩出する Abbey Road Institute のエデュケーションディレクターとしても活躍。


オノ セイゲン
録音エンジニア / ミュージシャン
 

1982年の「坂本龍一/戦場のメリークリスマス」にはじまり、ジョン・ゾーン、アート・リンゼイ、オスカー・ピーターソン、渡辺貞夫など多数のアーティストのプロジェクトに参加。1987年に日本人として初めてヴァージンUKと契約。同年、コム デ ギャルソン 川久保玲から「洋服が奇麗に見えるような音楽を」という依頼によりショーのためにオリジナル楽曲を作曲、制作。1996年「サイデラ・マスタリング」を開設。2011年 「Galaxy Studios」ゲスト・マスタリングエンジニア及びAUTO 3Dのプロ向けデモンストレーターとしても活躍。2019年度 ADCグランプリ受賞。
https://www.saidera.co.jp/seigen.html