『MLC S_ZERO 100』は、高品質なブティック・ギター・アンプ、ペダル、スピーカー・キャビネット、カスタム・ギター・システムの製造に特化したブランド、MLC Amps 社のフラッグシップ製品SUBZERO 100 のプラグイン・バージョンです。

SUBZERO 100 の実物を極めて正確に再現し、3つのチャンネルと豊富なコントロールにより、幅広いトーン・オプションを提供します。また、チャンネルごとに、パワーアンプの真空管を6L6とEL34で切り替えが可能です。

BOGREN DIGITALは、スピーカー・キャビネットがギター・サウンド全体の約80％を占めると考えます。そのため、キャビネット・サウンドを正確に再現するための豊富なオプションを搭載しています。

• スピーカー・ミックス・スライダーでサウンドをミックス可能な2つのキャビネット・スロット
• 2種類のキャビネット（VintageとModern）をそれぞれ5種類のマイク・モデルで収録したIRから、スロットごとに選択可能
• 各キャビネットに対して、マイクの前後／左右、角度を自由に設定（外部IRロード時は無効）
• 使用されているIRは、JENS BOGREN自らセットアップしキャプチャ
• キャビネット・スロットには、BOGREN DIGITAL のIRパックや、お気に入りのサードパーティ製IRをロード可能
• キャビネットのダイナミクスを再現するIRDXテクノロジー搭載

ギターアンプのスピーカー及びキャビネットは、アンプから入力される信号の大小に応じて空気を動かし、圧縮し、分散させます。現在ギター・キャビネットをエミュレートする方法の主流となりつつあるインパルス・レスポンス（IR）は、実際にギターアンプのキャビネットから採取した信号を用いているため、キャビネットが鳴らす本物のトーン特性とレゾナンスを備えています。しかし、それはリアルタイムに変化するトーンのほんの一瞬を切り取った「静的なスナップショット」でしかなく、インプットされる演奏のダイナミクス表現が苦手な面がありました。

JENS BOGREN が開発したIRDX（インパルス・レスポンス・ダイナミクス）テクノロジーは、スピーカーの忠実でダイナミックな挙動を演奏に応じてリアルタイムに加えることで、アンプシミュレーターのサウンドを本物のアンプのように反応させることを可能にしました。これにより、実際にギターキャビネットを大音量で鳴らしマイク録音することでしか得られなかった、スピーカーが空気を動かすことで生じるギタートーンのエッジやハリ、立体感が加えられます。演奏中の弾き心地も素晴らしく、奏でるギター・サウンドには生命が吹き込まれます。

オーバードライブ

『MLC S_ZERO 100』には、2種類のオーバードライブペダルが搭載されています。

VANILLA SKY

MLC Amps 社の人気オーバードライブ・ペダルを再現。クラスA回路を搭載したトランスペアレント・オーバードライブで、ゲインを最大に設定してもギターのサウンドキャラクターを保ちます。

OVD-1

Fascination Street OVD-1は、JENS BOGREN私物のオーバードライブ・ペダルをベースにしています。クラシックなミッドレンジの存在感を加え、JENS BOGRENが自身のスタジオで手がけるほとんどのギター・トラックで使用されています。

キャビネットの後段に、クラシックなアナログ・スタジオ・イコライザーを忠実に再現したEQを搭載。この特殊なEQは世界中のハイエンド・スタジオでギター・サウンドを表現するために使用されており、サウンドに最終的なタッチを加えます。

MAX DELAY

温かみのあるアナログ・ディレイ・サウンドは、ミックスにうまく溶け込む傾向があります。MAX DELAY は、短いスラップバックにも、1秒間のロング・ディレイにも対応します。モノラルで使用することも、ステレオでドラマチックなピンポン・エフェクトを楽しむこともできます。

WET VERB

クリーンで使いやすいストンプボックス・リバーブです。リバーブをオンにすると、サウンドに空間性とキャラクターが加わります。

インスピレーションが湧いたとき、その黄金のリフが永遠に消えてしまう前に、一秒一秒を大切にしましょう。スタンドアロン起動時、録音機能を使用することができます（wavあるいはoggで記録）。

スタンドアロン起動時のみメトロノームを搭載。

ビルドインチューナーを搭載。

Clean / Crunch / High Gain / Lead に分けられた27種類のファクトリー・プリセットに加え、TUE MADSEN はじめプロデューサー / ギタリストが提供するアーティスト・プリセットを収録。