入力モード：
ステレオ / モノラル（Lチャンネルのみを使用する）を選択可能

入力 / 出力ボリューム：
個別調整のほか、1つのコントロールを調整しても一貫したレベルが維持されるようにインプット / アウトプット・ボリュームのリンクが可能。

入力キャリブレーション：
インプットされる信号を読み取り、最適な入力レベルに調整。

2種類のIRDX モード：
Normal モード / Intense モードを選択可能。

IRDX Amount：
画面上のノブでIRDX が加える効果の強さを調節。スピーカーの自然な動きを表現するにはデフォルトの "100%" が理想的な設定ですが、"150%"まで強くすることができます。

『IRDX CORE』は、DAW上でアンプシミュレーターの後段にインサートするだけで、慣れ親しんだアンプシミュレーターのサウンドに演奏のダイナミクスを反映したキャビネットの挙動が加えられます。

使い始めは効果が微妙に感じられるかもしれません。しかし、IRDXが有効になるとギター・サウンドがよりリアルに反応し、個々のストロークの違いがより明確になることに気づくでしょう。ミキシングでギター・トラックに『IRDX CORE』を使用すると、サウンドに幅と動きが加わってリスナーの注意を引きつけるために重要なサウンドの経時変化が得られる他、他の楽器と馴染みやすくなります。

『IRDX CORE』は、インプットに対してキャビネットの挙動を加える効果に2つのモードを用意しています。

Normal モードは、繊細で自然なスピーカーの動き、コンプレッション、歪みを加えます。Intense モードは、それらの効果をNormal モードとは少し異なるテイストで提供し、効果をより際立たせます。

『IRDX CORE』の動作は入力信号に左右されるため、正しく設定することが重要です。最も自然なパフォーマンスを発揮させたい場合は、[ CARIBRATE ]ボタンより入力の自動キャリブレーションを使用します。『IRDX CORE』に入力されるギタートーンをチェックし、最適な入力レベルを確保できます。

ギターアンプのスピーカー及びキャビネットは、アンプから入力される信号の大小に応じて空気を動かし、圧縮し、分散させます。現在ギター・キャビネットをエミュレートする方法の主流となりつつあるインパルス・レスポンス（IR）は、実際にギターアンプのキャビネットから採取した信号を用いているため、キャビネットが鳴らす本物のトーン特性とレゾナンスを備えています。しかし、それはリアルタイムに変化するトーンのほんの一瞬を切り取った「静的なスナップショット」でしかなく、インプットされる演奏のダイナミクス表現が苦手な面がありました。

JENS BOGREN が開発したIRDX（インパルス・レスポンス・ダイナミクス）テクノロジーは、スピーカーの忠実でダイナミックな挙動を演奏に応じてリアルタイムに加えることで、アンプシミュレーターのサウンドを本物のアンプのように反応させることを可能にしました。これにより、ギタリストが感じる弾き心地も素晴らしく、奏でるギター・サウンドには生命が吹き込まれます。