SONICWIRE

コンプレッサーの内部構造を「見える化」する。『Open Compressor』で話題のWoodstock Audio社製品を取扱いを開始!

2025年12月23日 14:00 by mak

Woodstock Audio『Open Compressor』

SONICWIREで、英国発のデベロッパー「Woodstock Audio」の製品取扱いを新たに開始いたしました。

Woodstock Audioは、YouTubeのチュートリアル動画でも知られる、オーディオ・エンジニアリングに特化したオンラインスクール「Mastering.com」の主、Rob Mayzes氏によるプラグインブランドです。安易な近道を提供するのではなく、ユーザー自身のスキルや知識の習得に重点を置いたプラグイン開発を行っています。

その記念すべき同社第一弾の製品『Open Compressor』をSONICWIREでもリリースいたしました。
手軽なオート機能と、細部まで追い込める柔軟な調整機能を両立。初心者からプロまでコンプレッションの深い理解とコントロールを可能にする次世代の「教育的」コンプレッサーです!

無限の可能性を秘めたモジュラー設計

圧縮処理の「見える化」はもちろんのこととして、本製品の機能の核となるのは、その柔軟な設計です。

Peak/RMS検出、Feedforward/Feedbackアーキテクチャ、Regular/Opticalのバリスティクス(追従特性)モデルなど、用途に合わせてあらゆる種類のコンプレッサーの特性を再現可能です。

さらに、クリッパー、リミッター、奇数/偶数次ハーモニクスのサチュレーション、トーンコントロールなど、複数のモジュールを組み合わせることで、1176、SSL、LA-2Aなど名機の特性を模倣したり、それらの本来なら固定されているパラメーターを変更したり、あるいはまったく新しいサウンドを創造することもできます。

普段はブラックボックスとなっている内部処理がリアルタイムに表示されるため、「この操作で、どのようなサウンドになるのか」を技術的に理解しながら、確信を持ったサウンドメイクを実現します。

プラグイン・エフェクト 「Open Compressor」 | SONICWIRE

万能ツールとしての一面

ではこれが複雑でマニアックなものかと思いきや、オートスレッショルド、オートリリース、オートメイクアップゲインなどの機能により、初心者にも扱えるお手軽ツールとしても使用可能。

プラグイン・エフェクト 「Open Compressor」 | SONICWIRE

豊富なプリセットには、クラシックなアナログコンプレッサーの特性を再現したセッティングが多数用意されており、最適な設定を手早く見つけることができます。また、多くは「オート」機能を活かした設計のため、最小限の調整でプリセットが意図する挙動を反映できます。

99%の場面で対応できる「何でもこなす」主力コンプレッサーとして、また内部でどのように動作しているのかを改めて理解することで、あなたのミックスに新たな発見をもたらしてくれることでしょう。