#14【超入門】広がりあるサウンドで彩ろう!和音を補強するストリングス音源を追加!
前回の記事では、リズム用サブ楽器としてベース音源を追加する手法を解説しました。
本記事では、ハーモニー用サブ楽器としてストリングス音源を追加する手法を解説します。
1. ハーモニー用サブ楽器にストリングス音源を追加
ハーモニーの和音感は、メイン楽器のピアノだけでも十分に響いています。しかし、アレンジ作業によってピアノは動きの激しいフレーズになりました。そこで、コード進行の流れを補強するため、サブ楽器としてストリングス音源を追加します。
ストリングス用トラックもベース用トラックと同様に、コード進行用トラックを複製してノートを編集します。

ストリングスの役割は、動きの激しいピアノとは対照的にコード進行の流れを補強することです。そのため、ピアノのような細かな編集は行いません。コード進行用トラックを複製した時のノート状態をできるだけ維持し、響きを補強する程度の編集に留めました。

次の項目から、コード進行の流れを補強するためのストリングス音源追加手法を解説します。
2. ストリングス用トラックを追加
コード進行用トラックを複製
まずはコード進行用トラックを複製し、ストリングスフレーズ編集用のトラックを追加します。

ストリングス音源を追加
次に、「HALion Sonic」の空きスロットにストリングス音色を追加します。今回は、ゴスペル風サウンドとストリングスパッドが組み合わさった音色「Angels & Strings NoteExp」を使用します。

ストリングス用トラックの出力チャンネルを変更する
続いて、ストリングス用トラックの出力チャンネルを、「Angels & Strings NoteExp」を追加したチャンネル番号に変更します。

以上で、ストリングス用フレーズを作る準備が整いました。
3. のりツールでノートを結合して音を伸ばす
ストリングスのフレーズでは、ノートを細かく刻まずに音の隙間を埋めていきます。持続音を長く響かせるため、チューブアイコンの「のりツール」を使ってノートを結合しましょう。

同じ音程のノートが連続している箇所は、すべて「のりツール」で結合して問題ありません。
4. ストリングスのフレーズアレンジ
今回はコード進行を補強する目的でストリングスを追加しているため、基本的にノートを足す必要はありません。ただし、曲の終わり(8〜10小節目)の盛り上がりを強調するため、音程が駆け上がるフレーズを追加しました。

長いノートで和音を鳴らし続け、曲の展開が変わる直前や盛り上げたいポイントで駆け上がる(または駆け下がる)フレーズを作るのが、コード補強におけるストリングス制作の基本です。サブ楽器でコードの響きを補強したい場合は、ぜひストリングス音源を追加してみてください。


