#13【超入門】サウンドに厚みを与えよう!超低音域に全ての楽器を繋ぐベース楽器を追加!
前回の記事では、ピアノフレーズのアレンジ手法を解説しました。
本記事では、サウンドに厚みを与える低音域用のベース楽器を追加する方法を解説します。
1. リズム用サブ楽器にベース音源を追加
これまでの作業で、リズム、メロディ、ハーモニーのメイン楽器のアレンジが完了しました。まずは、現時点でのフレーズを重ね合わせて確認してみましょう。
メイン楽器のアレンジにより、楽曲全体のイメージが固まりました。このまま完成に向けて調整を進めることも可能です。しかし、リズム用やハーモニー用にサブ楽器を追加すると、より表現力豊かな楽曲に仕上がります。
今回のデモソングでは、バンドサウンドに厚みを持たせるベース音源を、リズム用のサブ楽器として追加します。追加したベースのフレーズは以下の通りです。
ベース楽器のフレーズ

次の項目から、ベース音源を使ったフレーズ制作の手法を解説します。
2. ベース楽器用トラックの追加
まずは準備として、ベース用のトラックを追加します。
コード進行用トラックを複製
ベースは、リズムとハーモニーの両方を繋ぎ、楽曲を支える役割を持ちます。そのため、コードの構成音を基準にしつつ、リズミカルなフレーズを作ります。
ピアノトラックの時と同様に、まずはコード進行用トラックを複製してベース用のトラックを追加します。

ベース音色を追加
次に、ベース用トラックで使用する音色を「HALion Sonic」の空きスロットに追加します。今回は「[GM 034]Electric Bass (Finger)」を使用します。

ベース用トラックの出力チャンネルを変更する
音色を追加したら、ベース用トラックのインスペクタパネルにある「出力チャンネル」を、音色を追加したチャンネル番号に変更します。

これで準備が整いました。コード進行用トラックと同じノート情報が入力されたイベントを編集し、ベースのフレーズを作っていきます。
3. トランスポーズとミュート
ノート全体を低音域(C0~C2)にトランスポーズ
ベースは基本的に低音域を担当する楽器です。複製したままの「C4~C5」の音域では高すぎるため、まずは全てのノートを選択し、「C0~C2」の音域に収まるよう下に移動させます。

コード構成音の中から使う音を1つだけ選ぶ
「C0~C2」のような低音域で和音を鳴らすと、音が濁って綺麗に聞こえません。コード構成音の中から使う音を1つだけ選び、バツ印の「ミュートツール」で使わないノートをミュートします。ミュートされたノートは白く表示されます。
どの音を残すか迷った場合は、一番下のノート(ルート音)を残すようにしてください。

一番下の音のみを残した状態で、他の楽器と合わせて再生してみましょう。必要に応じて使うノートを変更しながら編集を進めます。
デモソングでは、下図の音をベースフレーズの軸として使用しました。

4. ベースのフレーズアレンジをする
フレーズの軸が定まったら、分割ツールでノートの数を増やします。タイミングや音高を変えながら、フレーズに動きをつけていきましょう。

構成音の内外の音を組み合わせて階段状にしたり、ノートを散らしたりする手法は、基本的にはピアノのアレンジと同じです。

以上で、低音域を担当するベース音源のフレーズ制作は完了です。
他のパートを作る際も、コード進行用トラックを複製してアレンジする手法は非常に有効です。毎回ゼロから考える必要がなくなり、効率よくフレーズを重ねることができます。


