【カテゴリ別】2024年の人気製品総まとめ ~SONICWIRE セールスランキング~
毎年恒例のSONICWIREセールスランキング。2024年は、10カテゴリそれぞれのセールスTOP3を総まとめ。29,000製品以上の中から特に人気のある30製品をご紹介します。
2024年にリリースされて大きな話題を呼んだ期待の若手から、長年トップの座を譲ることのない老練のベテランまで目白押し!一気にチェック!
ピアノ/キーボード
3位
ソフト音源の中でも特に高い人気を誇るピアノ音源ですが、それらを差し置いてアコーディオン音源がランクイン。
徹底的なこだわりが感じられる豊富なアーティキュレーションによって、情熱溢れるスパニッシュな楽曲から賑やかで楽し気なワルツ形式の楽曲まで華麗に歌い上げ、人気を集めるのも納得の音源です。
2位
- メーカー:VIENNA SYMPHONIC LIBRARY
- カテゴリ:ソフト音源
イタリアのピアノメーカー Fazioli(ファツィオリ)社のコンサート・グランドピアノ「F308」を収録した『SYNCHRON FAZIOLI F308』。
目の前にピアノがあると錯覚するほどのリアリティを誇ります。まだ確認していない方は今すぐ製品ページのデモサウンドを聴きましょう。ピアノ弾きの方へ特にオススメしたい音源です。
1位
2023年にリリースされ大きな話題を呼んだ『EZ KEYS 2』が堂々の1位!
オーディオファイルやMIDIに合わせて伴奏を自動で提案してくれる画期的な「Bandmate」機能を搭載し、作曲にまだ慣れていない初心者の方から効率的な楽曲制作を目指す上級者の方までオススメの音源です。
ギター/ベース
3位
ギター音源といえば「AMPLE GUITAR」シリーズを思い浮かべる方も多いと思いますが、その中からアコギ音源がランクイン。
内蔵の機能やアーティキュレーションを駆使することで、生演奏にも匹敵するリアリティを演出できます。
2位
- メーカー:AMPLE SOUND
- カテゴリ:ソフト音源
「AMPLE GUITAR」シリーズより、Fenderのストラトキャスターをリアルに再現するエレキギター音源が栄えある2位。
MIDIによる演奏は勿論、充実したリフ生成機能、コード弾き機能によって手軽にリアリティのあるフレーズ演奏が可能なオススメギター音源です。
1位
2020年のリリース以来多くの方に愛されているベース音源『EZ BASS』が1位にランクイン。
ベースが弾けない方でも、説得力のあるベーストラックを手軽に制作することができます。
ドラム/パーカッション
3位
- メーカー:IMPACT SOUNDWORKS
- カテゴリ:ソフト音源
「日本」のドラムサウンドをそのまま閉じ込めた『TOKYO SCORING DRUM KITS』が3位にランクイン。
ドラマー髭白 健 氏によって演奏されたドラムサウンドを、日本を代表するエンジニア相澤 光典 氏がレコーディング。
アニソンや劇伴音楽などが好きな方にオススメのドラム音源です。
2位
『EZ DRUMMER 3』は、サウンドクオリティと手軽さを掛け合わせた扱いやすい人気ドラム音源です。
主要な音楽ジャンルを網羅した膨大なMIDIライブラリの他、フレーズに人間らしさを与えるヒューマナイズ機能など便利な各種機能を搭載。動作も軽量で取り回しのいい製品となっています。
1位
「ドラム/パーカッション」部門の1位は、音作りの幅広さと類まれなサウンドクオリティから、プロからの評判も高い『SUPERIOR DRUMMER 3』。
未処理のサンプルが収録されているので、1からミックスしたい方にオススメです。
また、本製品の大きな魅力でもある拡張音源「SDX」シリーズも2023年の2倍近い売れ行きを見せており、『SUPERIOR DRUMMER 3』のエコシステムは更に広まっています。
シンセサイザー
3位
毎年セールスランキング上位に食い込んでいる『SPIRE』が2024年もランクイン。
ポップなPluckからパワフルなSuperSawまで難なくこなす定番の人気シンセです。
2位
2023年にリリースされた『AVENGER 2』が2位を獲得。
手軽にカッコいいサウンドやフレーズを作れるだけでなく、豊富な機能を駆使してオリジナリティのあるサウンドも生み出すことができます。
1位
SONICWIREのセールスランキングで毎年1位に君臨する『SERUM』が2024年も安定と信頼の1位。
ベースミュージックが好きな方は必携のパワフルなサウンドが魅力です。
ストリングス
3位
- メーカー:CINEMATIC STUDIO SERIES
- カテゴリ:ソフト音源
プロの作曲家から高い評価を集める『CINEMATIC STUDIO STRINGS』は、比較的デッドな音色も相まって多くのジャンルにマッチするストリングス音源です。
レガートの表現力にこだわったアップデートが施されており、歌うような滑らかなフレーズから急転直下のランフレーズまでを卒なく弾ききります。
2位
- メーカー:IMPACT SOUNDWORKS
- カテゴリ:ソフト音源
アニメや映画の劇伴で活躍する日本の作曲家/演奏家/エンジニアがタッグを組んで制作された『TOKYO SCORING STRINGS 2.0』。
2024年はバージョン2.0への大規模アップデートが行われ、新しいマイクミックスが追加されたほか、元々ハイクオリティだったレガートを更にリアルにする「Spectral Fusion」技術も搭載し、より表情豊かな表現が可能となりました。
1位
ストリングス部門のトップは、歌モノから劇伴までどんな場面でもリッチなサウンドを奏でる『SPITFIRE CHAMBER STRINGS』。
2016年のリリース以来、今なお最前線を走り続ける定番ストリングス音源で、英国が誇る超一流の演奏家の気品あふれるサウンドが収録されています。
コンプレッサー
3位
- メーカー:PLUGIN ALLIANCE
- カテゴリ:プラグイン・エフェクト
PLUGIN ALLIANCEから、堂々とした風貌も魅力的な『SHADOW HILLS MASTERING COMPRESSOR CLASS A』が第3位を獲得!
FETとは一味違ったパンチ感/飽和感のあるサウンドが得られ、マスターバスにインサートすることで暖かみのあるパワー感を楽曲に付与することができます。最近マスタリング・チェインで使用している人が更に増えている印象です。
2位
- メーカー:SONIBLE
- カテゴリ:プラグイン・エフェクト
SONIBLE社のAI搭載コンプレッサー『SMART:COMP 2』が第2位!
AIによるパラメーター自動設定機能の有用性もさることながら、前作から続く2,000以上のマルチバンド処理や、音の質感をワンノブで変更可能なStyleパラメーター、視認性に優れたGUIなど、「高機能なコンプレッサー」としての地位を揺るぎないものにしました。
1位
- メーカー:THREE-BODY TECH
- カテゴリ:プラグイン・エフェクト
コンプレッサー部門は、THREE-BODY TECH社が2024年2月に発売した高性能コンプレッサー『CENOZOIX COMPRESSOR』が堂々の第1位!
究極の音質を追い求め、高性能・高効率なアンチエイリアシングやオーバーサンプリング技術を投入。更に、トランジェントのニュアンスを調整する機構や、アナログ機器の“クセ”を模倣したヴィンテージスタイルを含む、計24種類のコンプレッション・スタイルを選べる、至高のコンプレッサーとして人気を獲得しました。
イコライザー
3位
2021年に初版がリリースされ、瞬く間にEQプラグイン界の殿堂入りを果たしたTHREE-BODY TECH『KIRCHHOFF-EQ』が第3位にランクイン。
製品ページに掲載されている画像のEQカーブを見れば、誰しもその柔軟性に衝撃を受けること間違いなし。まさに「パラメトリックEQの最高峰」と言っても過言ではありません。
2位
もはやイコライザーの中では定番中のド定番、新しくなったFABFILTER社の『PRO-Q 4』が第2位でした(『PRO-Q 3』と合算)。
新搭載の「EQカーブ一筆書き機能」を含むイコライジングをサポートする機能を十二分に搭載しており、その直感的な操作性と高いサウンド・クオリティにより根強い人気を誇っています。
1位
優秀なイコライザー2製品を抑え第1位にランクインしたのは、「音を良くするEQ」として国内のDTM界隈に衝撃を与えた『GULLFOSS』!
聴覚的な明瞭度を簡単に上げてしまう「チートEQ」として、SONICWIREでの取扱い開始当時から変わらぬ人気を維持しています。単一のトラックからバス、マスターまで何にでも使えてしまう「チート」ぶりが、まさに人気の理由でしょう。
リバーブ
3位
- メーカー:Universal Audio
- カテゴリ:プラグイン・エフェクト
リバーブ部門からは、Universal Audio社の『UAD SOUND CITY STUDIOS PLUG-IN』が第3位にランクイン!
日本の多くのスタジオでも得られる控えめな残響を付与することができるため、ライン録りのようなドライな素材に対して「空間で鳴っている」感をちょい足しすることが可能。従来の残響リッチなリバーブだけでなく、スタジオの鳴りを追加したいというニーズの高まりが伺えます。
2位
ここでもFABFILTER、『PRO-R 2』が第2位!
これまで培われたデジタルリバーブの粋を集め、どのような音源にもマッチする自然で純粋な残響成分を音源に付与します。難解なものを極力排除したパラメーター群により変幻自在のサウンドメイクを実現しています。
1位
リバーブ部門の第1位には、Spitfire Audio社初のエフェクト・プラグインとなる『AIR STUDIOS REVERB』がランクイン!
門外不出とされた英国AIR Studios「Lyndhurst Hall」の響きを、IRを用いて完全に再現することを目標とした意欲作。スタジオ内に楽器を自在に配置することができるうえ、その音の放射方向までをもコントロールすることを可能としています。
数々の名盤/名作映画で使用された最高峰のスタジオが、仮想空間として誰もがDAW上で展開させることができるようになりました。
リミッター
3位
ここまで既に2部門でランクインを果たしたFABFILTER社製品。同社のリミッター『PRO-L 2』が、リミッター部門の第3位へのランクインを果たしました。
トゥルーピーク・リミッティングやオーバーサンプリングなど、ふとした時に欲しくなる機能群を軒並み網羅する充実度は、流石FABFILTER社と言わざるを得ません。
2位
- メーカー:MUSIK HACK
- カテゴリ:プラグイン・エフェクト
第2位は2024年に取扱いを開始したMUSIK HACK『MASTER PLAN』が獲得!販売数だけで言えばリミッター部門でトップを記録しています。
歪みを最小限に抑えることを優先せず、クリッピング処理も併せることで原音のトランジェントやパンチ感をそのままに音圧を底上げすることを可能としています。また、厳選されたパラメーターによる微調整も可能で、直感に従って操作していくだけでイメージ通りのマスターに仕上げることができるようになっています。
1位
リミッター部門は、2023年に期待のバージョンアップを果たしたマスタリングツール『OZONE 11 ADVANCED』が第1位!
「究極のマスタリングツール」と銘打ったその名に恥じず、パートごとに処理を行う「Stem Focus」機能など、従来のツールが未踏の領域へと足を踏み出した製品です。
ソフト/ツール
3位
- メーカー:株式会社AHS
- カテゴリ:ソフトウェア/ツール
ソフト/ツール部門では、ナレーション生成ソフトウェア『VOICEPEAK 商用可能 6ナレーターセット』がベスト3にランクイン!
広告や動画、プレゼン資料など幅広いニーズのあるナレーションを高品位に生成するソフトウェアで、タイトルの通り商用利用が可能。ビジネスシーンでも安心してお使いいただけます。
2位
もはや定番といっても過言ではない、作曲支援ツールの『SCALER 2』がランクイン!
メロディからコードを類推して提案してくれる本製品。DTM初心者の間でも絶大な人気を博しており、音楽制作におけるハードルを下げる役割を担ってくれるソフトウェアです。
1位
- メーカー:株式会社AHS
- カテゴリ:ソフトウェア/ツール
第1位は、Dreamtonics社が開発する『Synthesizer V Studio Pro』がランクイン!
AIによる音声合成エンジンを採用し、人間に近い歌声を生成する本製品。歌声データベースも日々各社からリリースされており、大きく広がりを見せています。
まとめ
2024年のSONICWIREを席巻したトッププラグインをご紹介しました!
2024年のランキングでは、人気の定番製品が引き続き高い支持を得る一方、制作やミックス作業の負担を軽減する便利機能を備えた新しい製品も多く注目を集めました。プラグインの評価基準として、サウンドクオリティが最も重要だと考えがちですが、それと同じくらい「扱いやすさ」も欠かせません。初心者でも直感的に操作できる利便性の高い製品は、プロや上級者にとっても作業効率の向上に役立つため、結果として誰からも愛される定番製品へと成長していきます。
作曲からミックスまで幅広い知識が求められる現代のDTMシーンでは、作業効率化へのニーズが依然として高まっています。来年も、このような需要に応える革新的で便利なプラグインの登場に期待しましょう。
2025年も、SONICWIREではDTMユーザーの皆様をサポートできるようなプロモーションや、取扱いデベロッパーの拡大を図ってまいります。皆様、良いお年をお迎えください!