大人気ストリングス音源がパワーアップ。『TOKYO SCORING STRINGS 2.0』の音色に酔いしれるべし!
IMPACT SOUNDWORKS『TOKYO SCORING STRINGS 2.0』
およそ3年前、日本で最高峰のセッション・アンサンブル「室屋光一郎ストリングス」をフィーチャーし、驚異的品質と操作性により世界中のストリングスマニアを魅了したIMPACT SOUNDWORKS『TOKYO SCORING STRINGS』(略称”TSS”:ご存知の通り、開発にはSONICWIREも加わっています!)。
このたび、より一層の使い勝手と聴感の向上、そしてより多くの作家にもスムーズに導入いただけるよう数々の改良を加えて、『TOKYO SCORING STRINGS 2.0』へと進化を遂げました。最も注目すべきところ、それは前バージョンで既に多くのユーザーを虜にした美しいレガートをはじめとした、”ユーザー体験”のさらなる向上です。
TOKYOを名に冠してあたかも用途特化を装いつつも、洋の東西問わず、ポップスから劇伴まで柔軟にカバーする最先端音源の第2世代。とくとご覧あれ!
- メーカー:IMPACT SOUNDWORKS
- カテゴリ:ソフト音源
- メーカー:IMPACT SOUNDWORKS
- カテゴリ:ソフト音源
NKS互換、無償のKONTAKT PLAYERに対応、さらには『TOKYO SCORING STRINGS FREE』、『TOKYO SCORING STRINGS ESSENTIALS』と、お求めやすいシリーズ製品も今回新たに登場。この感動をぜひご友人ともシェアしてみてください!
調整に次ぐ調整、新技術搭載で「まごつき」とおさらば
本バージョンでは収録済みのサンプルすべてを再編集。前バージョンにも収録された相澤光紀氏のシグネチャ・ミックス “Board Mix“に、Sarah Mancuso氏による”Anima Mix“、ハリウッド映画向けのチューニングを施した”Cinema Mix“が加わり、今まで以上に幅広い用途に対応します。
また、品質を落とすことなく楽曲のスケッチをより素早く効率よく行えるよう整えられたアンサンブルパッチが導入されたほか、再構築され、反応の速くなったLookaheadに、Marcato Legato, Lyrical Legato, Runs Legatoと表情豊かな3種のレガート表現を可能にしたSpectral Fusion技術が新たに搭載されています。
パフォーマンスの品質向上を期するに比例してライブラリーのロード時間が長くなるのがこれまでの”苦い”定説でありましたが、本ライブラリーはそれを覆す工夫が盛り込まれており、長年の課題であった「まごつき」に遂にサヨナラを言えそうです。
ワークフロー、サウンド、表現
本記事を執筆する筆者もTSS1.0で感嘆の声を上げた一人です。
仰々しくゴージャスなオーケストラ、小ぢんまりとしたチェンバーストリングス、近年大流行の至近距離(intimate)ストリングスなど数々見聞きし音楽や映像との調和を試してきたのですが、(自身が日本人なことも影響しているかも?)特別な調整を経ずにあっさりと融和したのはこの製品が初めてでした。
明瞭なアタック、反応がよく目立つダイナミクス、時に歌に寄り添い、時に自身が主役としてリリカルに歌い、出すぎず引っ込みすぎない絶妙の距離感、残響は、短所を補って余りあるものでした。
本バージョンではその短所が大きく改善。そうあっては、もはや推さない理由がありません。
ちょっとでも「おっ…」と思われた方には、ぜひFREE版、もしくは有償のESSENTIALS版で、その片鱗を味わっていただきたい!
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