リアルタイムでドラムの分離/調整が可能な AUDIOSOURCERE 最新プラグイン『DRUMLESS』
AUDIOSOURCEREから、先だって『DEMIX PRO』をもとに楽曲からのリアルタイムでのボーカル分離を可能にした『VOXLESS』に続き、同様にドラム(およびパーカッション)の分離を行える『DRUMLESS』が登場。
近年数社から、楽曲を複数のパートに分離するソフトや機能がリリースされている中で、ドラムのみを分離する利用シーンは限られますが、分離アルゴリズムの進歩によって実現した「リアルタイム処理」が本作のポイントです。
「リアルタイム処理」によって、2ミックスしかない楽曲をDJミックスに組み込んだり、ドラムの音量のみを変更したり、そうした工程を瞬時に済ませられる利点は見逃せないでしょう。
実際のプロセスとしては、強いトランジェント部分とノイズ成分が中心に抽出されます。一昔前のような、音のかすれや汚れのような自信なさげなアーティファクトはもはやなく、ドラムらしい成分を高域までクッキリと抽出してくれます。
また『VOXLESS』と同様に非破壊分離で処理されるため、分離されたドラムとそれ以外の音源を重ねれば完全に元の音源が復元されます。当たり前のようでいて、リアルタイム処理の場合、ここが意外と操作性や機能性を語る上でのキモとなります。
⚠本ソフトはプラグインエフェクトとして動作しますので、プラグインエフェクトからの複数出力に対応したホスト(DAW)が必要となります。ご購入前に、お使いのホストの説明書をご確認ください。
⚠本ソフトは44.1kHzのサンプルレートを原則として動作します。それ以外の状況でよりよい結果を出力したい場合には、オフラインでのバウンスをお勧めします。
なお分離処理においては、まれに意図しない音色もドラムとして検出されることがありますが、抽出されたドラムトラックを聞けば十人中九人はドラムだと言うであろう充分なクオリティで出力されます。
また、逆再生加工されたドラムフレーズ、シンバルのスウェル、ミュートされていないキックなどはドラムとして検出されにくい場合もありますが、AIによる学習が進みアップデートが重ねられる事で分離制度も向上してゆくでしょう。
複数パート、つまりステム分離を行うには同社の『DEMIX PRO』を。リアルタイムでボーカルのみを抽出/リバランスするならば『VOXLESS』を。そしてドラム/パーカッションのみを抽出するならばこの『DRUMLESS』をお選びいただけるようになりました。
目的に合わせ、選択肢の幅が広がるAUDIOSOURCEREの製品ラインナップ。
7日間使用可能なトライアル版もあるので、興味のある方はお試しください!
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