「聴いているだけでも没頭できる」「ハイクオリティ・テクノが半日で作れてしまう」。 Ken Ishii氏よりサンプルパックのレビューをいただきました!
1年の大半を海外でのDJで過ごすという世界的テクノミュージシャン“Ken Ishii”氏より、Sample Magic社「VINCE WATSON A JOURNEY INTO HOUSE」と「SAMPLE MAGIC – SOMA RECORDS」サンプルパックのレビューをいただきました。
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Ken Ishii氏と言えば、『Flare』名義のアルバム「Leaps」ハイレゾ(48KHz/24bit)版がOTOTOYでリリースされたばかり。こちらも要チェックです!
Release
All Tracks Written & Produced by Ken Ishii [70 Drums]
『エレクトロニック・ミュージックの世界を自由に駆けめぐる、ケンイシイもう一つのストーリー。』
ケンイシイの作品には、Flareという名義のものがあることをご存じだろうか?Flareは19年前ケンイシイのデビュー後間もなく、曲の「長さ」「構成」「リズム」等ダンスミュージックとしてのテクノのフォーマットに収まらない、「自分の作りたいものを作りたいように作る」というコンセプトのもとに生まれた、ケンイシイ・クリエイティビティの源流、あるいは、ケンイシイから発するエレクトロニック・ミュージックの可能性とも言えるものである。本人曰く、“二年前、十数年ぶりにFlareとしてのアルバム『Dots』をリリースした。制作過程はとても楽しいもので、「あの感覚」が帰って来たような感じだった。リリース後すぐにまた今作の制作をスタートした。” と「自由なテクノ」のフィールドの楽しさを噛みしめながら制作しているのがうかがえる。
一方Flare名義で作られた楽曲群は、テレビのニュースやバラエティ、ラジオ番組のBGM等、メディアで耳にする機会が非常に多い。また、映像作家からのオファーも後を絶たない。これは果たしていかなる理由なのか。
ケンイシイが自由に奏でるもう一つのストーリー。是非各々の感性で感じてみて欲しい。
脇を固める仲間のアーティスト達:
今回の作品『Leaps』には古くからの盟友たちが力を添えてくれている。アートワークは’95年『Jelly Tones』を始め、Ken Ishii / Flare のこれまでの数多くの作品を手がけている山下泰誕氏。ティーザー・ムービーは『Iceblink』『Awakening』『Organised Green』のPVや『愛・地球博』瀬戸日本館、東京都現代美術館で行われた『サイバーアーツジャパン展』でもコラボ―ションしているCGアーティストの森野和馬氏によるもの。
いずれもケンイシイを良く知るアーティスト達で、第一線で活躍し続ける彼らのセンスとスキルが、ケンイシイの表現する世界を鮮やかに色づけしている。
Artist
Flare (a.k.a. Ken Ishii)
1994年、テクノアーティスト・ケンイシイの実験的な側面を打ち出すべくスタートしたプロジェクト。
過去にオリジナル・アルバムとして「Reference to Difference」「Grip」「Dots」のほか、リミックス・アルバム「Re-Grip」、セルフ・コンピレーション「Two Albums」などのリリースがある。
www.discogs.com/ja/artist/3486-Flare