#04【超入門】想いをメロディにして奏でよう!VOCALOIDでメロディを作る方法!
前回の記事では、デモソングと『初音ミク V6』を用いた楽曲制作の大まかな流れを紹介しました。
今回は「VOCALOID6 Editor」を使ったメロディの制作手法を解説します。
1. VOCALOID6 Editorを立ち上げる
メロディには『初音ミク V6』の歌声を使用します。
まずはボーカルエディタ「VOCALOID6 Editor」を立ち上げます。
アイコンをダブルクリックし、プロジェクト作成画面を開きます。
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プロジェクト作成画面で「NEW PROJECT」ボタンをクリックし、エディタ画面を立ち上げます。

起動時に「トラックを追加」画面が表示されます。
トラック名の設定や使用するボイスバンクを選択し「作成」ボタンでトラックを追加します。

画面下部にピアノロール画面が表示されます。
表示されていない場合は、上部のトラック上にあるパートをクリックしてください。

2. メロディラインの作り方
ピアノロールを開き、ノートを入力してメロディを作ります。
基本的には自由な位置にノートを配置して問題ありません。

ノートの配置に迷った場合は、以下の点を意識してみてください。
- 音域はC3~G4の範囲を使う
- 白鍵のラインにノートを打ち込む
- スムーズなラインとジャンプするラインを組み合わせる
- フレーズを繰り返すパターンを作る
音域はC3~G4の範囲を使う
ボイスバンクごとに得意な音域は異なります。
『初音ミク V6』の「Original」ボイスバンクを使用する場合、C3~C4の範囲で歌わせると発音が聴き取りやすくなります。C3~C4を軸とし、盛り上げたい箇所でC4~G4の音を使用するよう意識しましょう。
本デモソングでもC3~C4の範囲を軸とし、後半の盛り上がりポイントにC4~G4のノートを配置しています。

白鍵のラインにノートを打ち込む
ピアノロールには白鍵と黒鍵のラインがあり、これらの組み合わせで使う音階が決まります。
組み合わせ方が分からない場合は、白鍵のラインにのみノートを打ち込んでください。

デモソングも基本的に白鍵のみでメロディを構成しています。
ただし、5小節目では前後のノート(A3→C4)をスムーズに繋ぐため、間に黒鍵(A#3)を挟みました。

半音上の白鍵(B3)を使用しなかった理由は、試聴時の響きが合わなかったためです。
白鍵のみで違和感がある場合は、部分的に黒鍵を試すことで好みのフレーズが見つかります。
スムーズなラインとジャンプするラインを組み合わせる
メロディラインは基本的に、ノートがスムーズに繋がる「順次進行」と、遠い音程へジャンプする「跳躍進行」の組み合わせで成り立ちます。スムーズなラインで安心感を与え、強調したい箇所で遠い音程へジャンプさせることでメリハリが生まれます。
デモソングも、この順次進行と跳躍進行を組み合わせた基本的な手法で制作しています。

フレーズを繰り返すパターンを作る
一般的な手法として、3小節は同じフレーズを繰り返し、4小節目に変化を加える構成があります。これも安心感と強調感の組み合わせを全体構成で表現したものです。
デモソング冒頭の4小節も、この繰り返しと移行を強調するフレーズの組み合わせで構成しています。

必ずしもこの方法で作る必要はありませんが、メロディ制作に悩んだ際は参考にしてください。
3. 歌詞を作る
歌詞の作成は、曲を通して伝えたい想いを言葉にし、メロディに乗せる工程です。
今回のデモソングでは、自身の想いをノートに重ねて作曲し、公開することで世界中の人たちに想いを届けるというテーマを表現しています。
キミらしく ありのままに
心の声を ノートに綴ろう
重ねよう 想いの全てを
解き放て世界に ほら聴こえる
4. テンポを調整する
テンポの値は「BPM」という単位で表します。
「VOCALOID6 Editor」のデフォルトテンポ値は120BPMです。BPMを変更することで、歌唱の速さを調整できます。BPMを下げると遅く、上げると速くなります。デモソングはバラード調のため、デフォルトより遅い85BPMに設定しました。

5. 移調について
移調とは、楽曲のキー(曲の中心となる音と、その曲で使用される音のルールの組み合わせ)を変更することです。
キーが高すぎたり低すぎたりする場合は、対象のノートを選択して上下に移動させ、好みの高さに調整します。
移調前
デモソングの移調前は少しキーが低い印象だったため、全ノートを選択してキーを半音2つ上げました。
マウスのドラッグで範囲選択すると複数のノートが白色の枠で囲われ、まとめて操作可能になります。

移調後
これにより移調前より元気な歌声となり、デモソングのメロディが完成しました。
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