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【歌い手/ギタリスト必見】最高のフレーズ、眠らせてない?凝った打ち込みは“おまかせ”。Toontrackで叶える本格バンドサウンド

2025年10月24日 11:00 by knt

「最高のギターリフができた!」「このメロディ、めっちゃ良い感じ!」

そんな「神フレーズ」が舞い降りる瞬間、ありますよね。…しかし、いざPCの前に座り、DAWソフトで形にしようとした途端、「このフレーズに合うリズムは?」「コード進行は?」と手が止まってしまう。 やがて、あの「神フレーズ」の輝きさえも忘れてしまいそうになる…。そんな経験をした方も少なくはないはず。

もし、超一流のスタジオ・ミュージシャンを、クリック一つであなたの部屋に呼び出せるとしたら…?

それをかなえるのが、今回ご紹介するToontrackのソフト音源です。あなたの「神フレーズ」を主役に、ドラムやベースなどのパートはToontrackに“おまかせ”!

打ち込みが苦手でも大丈夫!楽曲を完成に導くToontrack三種の神器

「ただの音源ではなく、曲が生まれる瞬間の楽しさを届けたい」

そんな想いが込められたToontrackのラインナップから、3製品をご紹介します。いずれも打ち込みや演奏の専門知識がなくても、あなたの「神フレーズ」を聴いて各楽器パートを考えるバンドメンバーのように作曲を支援してくれます。

『EZdrummer 3』:叩けない人も安心!曲の土台になるドラムは“おまかせ”

「曲を作りたい!」と思った時、最初の壁になるのがドラムパートですよね。しかし、『EZdrummer 3』がいれば、もう悩む必要はありません。

あなたが録音したギターリフや鼻歌のオーディオデータをドラッグ&ドロップするだけで、AI機能「Bandmate」がフレーズを解析。「ドンッ」「タンッ」というサウンドの裏にあるリズムやノリを理解し、たたき台となるドラムパターンを、驚くほど多彩なバリエーションで提案してくれます。「でも、操作が難しいんじゃ…?」 ご安心ください、驚くほど簡単です!あなたの「神フレーズ」にぴったりのドラムトラックが見つかるまで、4ステップの操作を見てみましょう!

ステップ1:オーディオファイルのインポート

   

まずはBandmate画面を開いて、あなたのギターリフや鼻歌のオーディオファイル or MIDIファイルを、ドラッグ&ドロップ!

ステップ2:BPMと拍子の入力

   

読み込ませたフレーズのBPM(テンポ)や拍子を設定すると、AIが解析を始めます。

ステップ3:生成されたフレーズの選択

   

解析が終わると、①AIがあなたのフレーズに合うドラムパターンを提案してくれます。②のリストから他の候補を選ぶことも可能です。③選んだパターンに対して、キック / スネア / ハイハットの手数やベロシティ(叩く強さ)、スウィング具合を調整して、より好みのパターンに仕上げることもできます。

ステップ4:DAWへのエクスポート

   

気に入ったパターンを見つけたら、あとはDAWソフトのトラックにドラッグ&ドロップするだけ!

これだけでも強力ですが、本当にすごいのはその「質」。ベタ打ちでは無機質に聴こえがちなドラムも、生演奏ならではの音の強弱や人間的なノリを、ドラムの知識がなくてもあなたの楽曲に簡単に追加できます。

もちろん、一発で100%完璧なパターンが出てくるとは限りませんが、偶然提案されたパターンからアレンジの妙が生まれることもあります。まるで優秀なアシスタントと相談しながら、一番しっくりくるリズムを探していくような感覚。これこそが現代の作曲の楽しさです。

『EZbass』:弾けない人もOK!カッコいいベースラインは“おまかせ”

カッコいいドラムが入ると、がぜん曲らしくなってきますよね。次はそのリズムをさらにノリノリにしてくれる、ベーシストの出番です!

EZbass』は、あなたのギター演奏から譜割りやコード感を読み取ったり、『EZdrummer 3』が提案したドラムのパターンをもとに、音楽的なベースラインのアイデアを無数に提示してくれます。提案されるフレーズには、ただルート音を「ブンブン」と弾くだけでなく、グルーヴを生み出す絶妙なゴーストノートや、スライドなどの多彩な奏法まで、プロならではの人間的な表現が自動で盛り込まれます。ベースの知識がなくても、あなたの曲が一気に本格的になります。

まるで、あなたの部屋のすぐ隣で、凄腕のベーシストがこちらの演奏に合わせてくれているかのようです。

『EZkeys 2』:ピアノが弾けなくても大丈夫。曲を彩る“美しいフレーズ”は“おまかせ”

「曲にもう少し、彩りや感情を加えたい…」そう感じたことはありませんか?『EZkeys 2』は、そんなあなたの楽曲をプロが演奏したような美しいピアノフレーズで彩ってくれる、心強い味方です。

すごいのは、あなたが頭の中でイメージしたシンプルな和音を、感情豊かなアルペジオや、何気なくポロンと弾いているような美しい伴奏フレーズとして、瞬時に提案してくれること。ピアノが弾けない方はもちろん、少し弾ける方にとっても、自分では思いつかないプロの演奏表現やアイデアをインスピレーションとして取り入れられます。

もちろん、土台となるコード進行に悩んだ時も、簡単なメロディから様々なジャンルのオシャレなコードを提案してくれるので安心です。

そして何より嬉しいのが、これらの操作も先にご紹介した『EZbass』や『EZdrummer 3』と同じくらい簡単です。 あなたのオーディオを解析し、コード進行ごとピアノフレーズを提案するAI機能がいかに強力か、こちらの動画でもご覧いただけます。

バンドの「対応ジャンル」を広げる、さらなる楽しみ

Toontrack製品のすごいところは、バンドメンバーの「得意ジャンル」を後から追加して、対応力をアップグレードできる点にあります。

例えば『EZdrummer 3』なら、ロックやジャズ、メタルなど、作りたい曲のジャンルに特化した専用の拡張ライブラリ『EZXを追加できます。

これは、単にドラムキットの音色が増えるだけではありません。そのジャンルのプロが実際に演奏した膨大なMIDIパターン(フレーズ集)も一緒に追加されます。つまり、AIが提案するパターンの「引き出し」が豊かになり、あなたの曲にピッタリなパターンをより柔軟に提案できるようになるのです。

どんな『EZX』があるか気になる方は、ぜひ以下の人気ランキング記事もチェックしてみてください!

尚、『EZbass』には『EBX』、『EZkeys 2』には『EKX』という拡張ライブラリがあり、『EZX』と同じようにサウンドとフレーズを追加できます。「後からレパートリーを買い足していける」のはToontrackソフト音源共通の大きな魅力です!

その楽しさを、まずは無料体験版で

ここまで読んで、「自分にも使えるかな?」「自分のフレーズで試してみたい」と感じた方も多いのではないでしょうか。そんな方にこそ、まずは無料の体験版をおすすめします!製品版のフル機能を10日間じっくりお試しいただけますので、ぜひご自身のDAWで体感してみてください。

詳しい導入手順については、こちらの記事で分かりやすく解説しています。

※体験版は無償製品のため、弊社テクニカルサポートのご提供対象外となります。あらかじめご了承くださいませ。

【コラム】話題の「音楽生成AI」とToontrackのソフト音源は、何が違うの?

「最近よく聞く音楽生成AIとは何が違うの?」という方へ。Toontrackがクリエイターの皆様から選ばれる理由を、3つのポイントに絞ってご紹介します。

  1. ① 創作の主役は、いつでも「あなた」
    多くの音楽生成AIがテキストから曲を作るのに対し、Toontrackのソフト音源はあなたのメロディやアイデアがすべての始まり。AIはあくまで最高のサポート役に徹します。
  2. ② 「MIDIデータ」だから、とことん編集できる
    修正が難しいオーディオを出力するAIと違い、Toontrackのソフト音源は音楽の設計図である「MIDI」でフレーズを提案するため、DAWとの連携も編集も楽々。ドラムの一打、フレーズのニュアンスまで、納得いくまで調整できます。
  3. ③ 「買い切り」だから、ずっと安心して使える
    Toontrack製品は、最初に一度手に入れれば、その後ずっとあなたのもの。お財布を気にすることなく、心ゆくまで作曲に没頭できるのは、大きなメリットですよね。 さらに、気分や作りたい曲に合わせて新しいドラムキットやフレーズ集(拡張ライブラリ)を買い足していけば、まるで音楽機材を集めるように、自分だけの最強のバックバンドを構築していく楽しみも待っていますよ。

まとめ

いかがでしたか?

あなたのPCの中に眠っているあの「神フレーズ」、この機会に本格的な一曲として完成させてみませんか?

Toontrackのソフト音源は、打ち込み作業そのものを、まるでバンドメンバーとアイデアを出し合うような、クリエイティブで楽しい体験に変えてくれます。この記事が、あなたの音楽制作をさらに楽しいものにするきっかけとなれば幸いです。


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