このところ『EZ DRUMMER 3』、『EZ BASS』などで巷を賑わせていて、個人的にも『SUPERIOR DRUMMER 3』とともに幾つものプロジェクトで使わせてもらっているTOONTRACK製品なのですが、ついにピアノ音源である「EZ KEYS」が“2”にバージョンアップ。発表と同時にアップデートを申し込みリリースと同時にダウンロードしてチェック。

音的にはやはり後発なだけあって中域の密度が高く情報量の多い音で、普段使っている音源に比べて一瞬暗いかなぁ、と思ったのですがベロシティーを調整すると問題なく、むしろ以前の音源が軽い音に感じてしまいました。

普段の作業時に最初に立ち上げるDAWのテンプレートには別のピアノ音源が立ち上がっていて、音色や弾きごごちの良さもあったのですが、一番の理由はロード時間の速さ。その部分でも『EZ KEYS 2』は問題なく、そのテンプレートのピアノ音源を『EZ KEYS 2』に変更しました。

最近のTOONTRACKの「EZシリーズ」で便利なのがグルーブという各ジャンルのMIDIの演奏データ。色々なジャンルのバッキングパターンが用意されており、気に入ったパターンを見つけてコードを変更するだけで、いい感じのバッキングが完成。あまり知識のないジャンルのバッキングパターンを分析するにも非常に役立つ機能だと思います。

とにかく持っていて使い勝手のいい音源だと自信を持ってお勧めできます。

[JSPAメールマガジンより]