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【製品ピックアップ】ベース音源でも“最強”!?『EZ BASS』の実力についてご紹介!

2021年11月12日 21:15 by toy

ビギナーからプロまで、全ての音楽制作者が満足する製品群を展開する、スウェーデンのデベロッパーTOONTRACK。昨年のリリースから絶大な人気を得ている、待望のベース音源『EZ BASS』に秘められた最後発ならではの強みや、各機能についてご紹介していきます。

 

演奏、音作り、作曲。全てが簡単な即戦力ベース音源!
税込価格 ¥22,000
  • メーカー:TOONTRACK
  • カテゴリ:ソフト音源

 

 


 

「TOONTRACK」ってどんな会社?

 

2004年、当時としては規格外の30GBを超える大容量ドラム音源『dfh Superior』を打ち出し、2006年には『EZdrummer』でいち早くドラムのビジュアル表示を行うなど、ソフト音源界に数々の革新をもたらしてきたスウェーデンのデベロッパー“TOONTRACK”。

その中でも簡単操作で作曲、音作りが行える、“即戦力”ラインナップの「EZ シリーズ」は、全世界で絶大な人気を得ており、様々なアーティスト、エンジニアに使用されています。

そして昨年5月に、これらのノウハウの集大成とも言える革新的ベース音源『EZ BASS』が登場しました。リリース以来、音楽雑誌やオンラインメディアにて、数々の最高評価を獲得しています。

ハイエンド製品の機能・UIを搭載

 

『EZ BASS』では、「EZ シリーズ」特有の手軽な操作性をもち、作曲を容易にする多数の演奏フレーズを収録しています。更に、『EZ DRUMMER 2』の上位版に位置する『SUPERIOR DRUMMER 3』の技術を基にした「オーディオ → MIDI機能」も搭載し、既存の演奏のリプレイスも簡単に行えます。

膨大なMIDIフレーズからジャンルを指定して「それっぽい」演奏をさせたり、ドラムやピアノのMIDIファイルを元にしたベースフレーズの自動生成/提案も実現。これまでの「EZ シリーズ」と比べて更なる進化を遂げたソフトウェアとなっています。

サウンド面も充実!

 

『EZ BASS』には、豊かなローエンドの「Vintage」ジャズベース、引き締まったローエンドの「Modern」Alembicベースの2機種を収録しており、初期ライブラリだけでも幅広いジャンルにマッチします。

また、ピック/フィンガーといったアーティキュレーションをプリセットから選択できるようになっているため、楽曲に合わせて奏法を簡単に試せるところも『EZ BASS』ならではの特徴です。

フィンガーでは中指/人差し指、ピックではダウン/アップピッキングを自動で切り換えてくれるため、“ベタ打ち”の状態でも非常にリアルな音色を再現できます。まるでベーシストと会話をしながらレコーディングをしているような、全く新しいベース音源となっています。

数々の機能が制作を強力にアシスト

 

『EZ BASS』には5つのタブが存在し、それぞれに機能が割り当てられています。起動時に表示される「BASS」タブは、現在読み込まれているベースライブラリがグラフィカルに表示され、「Effects」から実際のベースアンプを操作するような感覚で音作りができるようになっています。画面下部の「Song Track」はいずれのタブでも表示されるシーケンサーで、コードを指定することで、MIDIフレーズがそのコードに合致するようフレーズの構成音を自動的に調整してくれます。

また、ノブを操作するだけで簡単に演奏の手数を変更するAmountや、歯切れをよくするDamping、Lengthといったパラメーターにより、1つのMIDIパターンから様々なバリエーションを生み出すことができます。

1. Tap 2 Find を使って、直感的にMIDIフレーズを検索

「Grooves」タブでは、収録されているMIDIグルーブ、自分で作成したオリジナルのMIDIグルーブが一覧表示できます。ここではジャンル、プレイスタイル、演奏タイプなどからMIDIパターンを絞り込み、即座にトラックへ追加できます。

また、『EZ DRUMMER 2』などから引き継がれた「Tap 2 Find」機能も搭載。キーボードで入力したパターンに似たMIDIグルーブを検索できる便利な機能で、アイディアを元に実践的なフレーズを簡単に見つけられます。

2. ベース打ち込みに最適化されたGrid Editor

「Grid Editor」タブでは、ボタン1つで奏法を指定できたり、タイミングやベロシティの調整、スライドの設定、1音単位でのMIDIノート入力/編集など、演奏やMIDIグルーブの細かい調整が行えます。

自分で打ち込んだパターンはもちろん、既存のMIDIグルーブを自分好みに調整することができる機能で、ベース打ち込みに最適化した結果、DAWよりも効率的にエディットできるように設計されています。

3. MIDIからフレーズを自動生成

「Drum & Keys」タブには、ドラムやキーボードの MIDI ファイルをドラッグ&ドロップするだけで、MIDIデータにマッチしたベースフレーズを自動生成してくれる、最新の機能が搭載されています。

また、生成されたフレーズに類似するほかのフレーズも同時に提案してくれるため、親和性の高いフレーズをMIDIグルーブから簡単に検索できます。ベースフレーズの打ち込みが苦手な人でも楽曲に合致したフレーズを提案してくれる本機能は、学習にも制作の効率化にも最適です。

4. オーディオからフレーズを自動生成

「Audio Tracker」タブでは、『SUPERIOR DRUMMER 3』の技術を基にしたオーディオからMIDIデータへの変換を行えます。単音弾きのギターやベース、ドラムやパーカッションの演奏を『EZ BASS』にインポートするだけで、オーディオデータからMIDIデータに変換する事ができる便利な機能です。

既に録音したベーストラックのエディットが必要になってしまった場合や、ギタリストがギターを使ってニュアンスを含んだベースフレーズを作成するといった、新しい制作ワークフローを提供します。

業界最高品質の拡張音源

TOONTRACKは、各製品の可能性を広げるため、特定のジャンルに特化したり、“Al Schmitt”や“Eddie Kramer”といった著名なエンジニア・プロデューサーとコラボレーションした拡張サウンドライブラリを展開しています。『EZ BASS』用の拡張ライブラリも続々と登場しており、これらを追加することで新たなベースサウンドや、豊富なMIDIパターンを手に入れられます。

標準で収録されている「Modern」「Vintage」よりも様々なスタイルに寄り添った演奏が可能になり、制作の幅を広げることができます。

アーティストレビュー

発売当初から、様々なエンジニア、アーティストの方々にもご使用いただいている『EZ BASS』。以下より、実際の使用者の声をご覧ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?当記事ではTOONTRACK社『EZ BASS』の魅力を一部をご紹介してきました。

過去にも『EZ BASS』に触れた記事を紹介してきましたが今回は、各機能を掘り下げてご紹介しました。まだ購入されていない方、既に購入されている方、また以前よりTOONTRACK製品を使用されている方にも、新たな発見があればと思います。

また、先日、『EZ BASS BUNDLE』『EBX VALUE PACK』が発売されました。当バンドル製品は、『EZ BASS』や拡張音源「EBX シリーズ」を単体で購入するよりもお得にお求めいただけます。当記事を読んで興味を持たれた方は、是非こちらもチェックしてください。

購入する前に一度試してみたいという方は、デモ版も公開されております。まずはこの“最強のベース音源”に一度触れてみてください。

大人気製品『EZ BASS』デモ版のダウンロード/インストール方法をまとめた導入ガイドを公開しました。

演奏、音作り、作曲。全てが簡単な即戦力ベース音源!
税込価格 ¥22,000
  • メーカー:TOONTRACK
  • カテゴリ:ソフト音源