「ビートメイカー」を目指すビギナーにオススメしたいSONICWIREの無料サンプルパック!
2021年2月8日 18:35 by leo
はじめに
世の中には様々な音楽クリエイターが存在していますが、当記事ではそんな音楽クリエイターのスタイルのひとつである「ビートメイカー」に焦点を絞り、記事の前半ではビートメイカーという言葉やサンプリングという楽曲制作手法についての解説、後半ではビートメイカーを目指すビギナーの方に是非ともオススメしたい無料コンテンツをご紹介いたします。
「ビートメイカー」とは? ~「トラックメイカー」/「プロデューサー」との違い~
「ビートメイカー」とは、楽曲のバッキング・トラックやインストゥルメンタルの制作を行う音楽クリエイターを指す言葉です。それでは「ビートメイカー」、「トラックメイカー」、「プロデューサー」という言葉の違いは何なのでしょうか?結論から言うと、それぞれ全て音楽クリエイターを指す言葉ではありますが、ビートメイカーは海外で一般的に使われる総称である一方、トラックメイカーは日本のみで使われている言葉(いわゆる和製英語)です。なお、プロデューサーは日本と海外で共通の意味で用いられている言葉ですが、映像、演劇、イベントなど音楽以外の分野のクリエイターも含んだ広義での総称となります。ビートメイカーの場合、対象の人物が音楽クリエイターであることに加え、「アーティストとして活動を行っている人物」と認識されることが多く、また、ヒップホップのインストゥルメンタルトラックを通称「ビート」とも呼ぶことから、ビートメイカーはヒップホップ系ジャンルの音楽クリエイターというイメージも強くなる傾向があります。とはいえ、楽曲の中にドラムパターンなどのビートが含まれているトラックを制作している場合は、ジャンルを問わずビートメイカーと呼ぶことができるでしょう。
「サンプリング」~ビートメイカーにお馴染みの作曲手法~~
ビートメイカーが楽曲を制作することを俗に「ビートメイク」と言います。ビートメイクでは「サンプリング」という手法を取ることがとても一般的です。サンプリングとは、すでにリリースされている他者の楽曲から一部のフレーズを取り出し、それを自身の楽曲に使用する手法です。他者の楽曲の一部を取り出す具体的な「やり方」は様々ですが、特にヒップホップやテクノ系ジャンルではAKAI MPCシリーズのサンプラーをはじめとするハードウェア機材を用いて、レコードやCDから楽曲のフレーズを録音しサンプリングを行うという手法がとられてきました。”J Dilla”や”Madlib”などの伝説的ビートメイカー達もこれらの機材を用いてサンプリングを行い、数々の楽曲を制作してきたことはよく知られています。しかし、初心者のビートメイカーにとってこれらのハードウェア機材を導入してサンプリングを行うことは、機材の操作方法をイチから覚える必要がありややハードルが高いです。また、サンプリングはとても便利な楽曲制作手法である反面、「著作権」など権利の許諾を得る行程が複雑なため、初心者が著作権を正確に理解してサンプリングを行うのはとても難しいという問題があります。SONICWIREが販売する「サンプルパック」は著作権フリーの楽曲フレーズや単発音などのサウンド素材をまとめて収録し販売しているもので、サンプルパックのサウンド素材は著作権を気にせずに何度でも自由にサンプリングできます。また、サウンド素材の形式は主に「WAV」、「AIFF」などのオーディオファイルが中心となっているため、製品をご購入後にユーザーがお使いのPC/MACへダウンロードし、すぐさまオーディオファイルをDAWソフトに取り込んで使用することが可能です。ハードウェア機材を用いたサンプリングと比べてとてもシンプルなため、ビートメイカーを目指すビギナーの方にはぜひともサンプルパックをご活用いただくことをオススメします。SONICWIREでは2021年2月時点で約12,000点に及ぶサンプルパック製品の取り扱いがあります。例えば、ビートメイカー向けのサンプルパック製品には、一例として以下の製品『BEAT MAKER SESSIONS』があります。
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ビートメイカーを目指すビギナーの方に特にオススメしたいのは、こちらのサンプルパック『DIGINOIZ FOR FREE / TRIAL PACK』です。自由にサンプリングできるサウンド素材が主にWAVファイル形式で合計100点以上含まれており、ドラム、パーカッション、ベース、シンセ、ピアノ、ストリングスなど様々な音色のフレーズが網羅されています。ヒップホップ/R&B/アーバン系のビートメイクに最適ですが、テクノ/ハウスなど、その他のジャンルの制作でも活躍します。SONICWIREにアカウント登録をすることで、この『DIGINOIZ FOR FREE / TRIAL PACK』を無料でダウンロードすることができます。
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なお、PC/MACでビートメイクを行うには、前述のようにDAWソフトを用いることが一般的です。まだDAWソフトをお持ちで無い方は、無料でインストール&使用できるDAWソフト「Studio One Prime」がオススメです。(※「Studio One」はPresonus社の製品となります。)
また、サンプルパックとDAWソフトを用いたビートメイクの具体的な手順は、ビートメイクに使用する代表的なDAWソフトである『Ableton Live』とサンプルパックを使った、以下の解説動画も参考にしてみてください。(※動画内のDAWソフト『Ableton Live』とサンプルパック『VOCAL RNB』は有料の製品となります。)
おわりに
今回ご紹介する内容は以上となります。少しでも皆様にビートメイクへの興味を持っていただけましたら幸いです。次回は、無料コンテンツから有料コンテンツに踏み出すビートメイカーへおすすめの製品をご紹介する予定です。どうぞお楽しみに!
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