ryo(supercell) 氏
VIENNA INSTRUMENTS ARTIST INTERVIEW 06 / Presented by Crypton Future Media, INC.
クリエーター集団「supercell」の中心人物であり、作詞・作曲を担当するコンポーザー:ryo氏。多数のVSL製品を使われているryo氏に、導入のきっかけと感想を伺ってみました。
─まず、制作環境を教えて頂けますでしょうか?
Cubase 6 をメインで使用しています。
─VSL製品を導入されたきっかけを教えて頂けますでしょうか?
昔、ギガサンプラーとかが主流だった頃から大容量系の音源に興味があったんです。容量が大きい=音がいい、みたいな。で、その流れを汲んだViennaシリーズが発売になった頃から欲しいなあとずっと思っていて。そんな中,自分の楽曲にストリングスアレンジをしてみたいと思った際に、迷わずViennaを導入しました。
─VSL製品が使用されている楽曲を教えていただけますでしょうか?
ニコニコ動画にUPしている曲はほとんど入ってると思います。あと新譜の積乱雲グラフィティでも使用しています。
─歌モノとVSL製品の相性はいかがでしょうか?
いいと思います。といっても音が本物に近いのでアレンジの仕方、和声の積み方が悪かったりすると途端にかっこ悪くなります。そういうミックスとか音色でごまかせない音源っていうのは唯一無二というか、とても勉強になると思います。
─VSL製品を使用される際の一工夫(セッティングやエフェクト、その他)を教えて頂けますでしょうか?
VIENNA ENSEMBLE PRO 経由で音源を立ち上げます。これでほぼ無尽蔵にトラックを使うことができます。あと自分の場合は音量バランスや音の定位などは全てCubase側で調整していますが、VSL製品と必ず組み合わせて使うのがAltiverbです。
VSLは本物の弦をスタジオで録音した時に比べて実音が綺麗すぎると感じる場合もあったりするので、そういう時はちょっとノイズを乗っけるという意味でWavesのEQP1AやアウトボードのFatsoを通したりもします。
─お持ちのVSL製品と、その他の弊社取り扱い製品を教えていただけますでしょうか?
- VSL - SOLO STRINGS I
- VSL - ORCHESTRAL STRINGS I
- VSL - ORCHESTRAL STRINGS II
- VSL - ELEMENTS
- VSL - WOODWINDS II
- VSL - PERCUSSION
- VSL - VIENNA DIMENSION BRASS
- VSL - VIENNA ENSEMBLE PRO
- VSL - HARPS
- VSL - SPECIAL KEYBOARDS
- VSL - BRASS II
- TOONTRACK - SUPERIOR DRUMMER 2.0
- TOONTRACK - SDX CUSTOM & VINTAGE
- TOONTRACK - SDX METAL FOUNDRY
- TOONTRACK - SDX NEW YORK STUDIO LEGACY SERIES VOL.2
- TOONTRACK - SDX MUSIC CITY USA
- VIR2 - BASIS
- BEST SERVICE - WORLD PERCUSSION
- BIG FISH AUDIO - RAGING GUITARS
- VOCALOID2 - 初音ミク
- VOCALOID2 - 初音ミク・アペンド
- VOCALOID2 - 鏡音リン・レン
- VOCALOID2 - 鏡音リン・レン・アペンド
- VOCALOID2 - 巡音ルカ
あとサンプリングCDでは
- BIG FISH AUDIO - CLICK
- Sample Magic - SM04 ELECTRO-HOUSE
- Sample Magic - SM20 ELECTRO
- ZERO-G - URBAN LEGEND
─最後にDTMで作曲されている方にアドバイスをお願い致します。
常識にとらわれず、自分の耳で聴いて判断すること。
ryo(supercell) 氏
クリエーター集団「supercell」の中心人物であり、作詞・作曲を担当するコンポーザー。 07年にニコニコ動画にアップした楽曲「メルト」が同サイト内にて絶大な人気を博し、09年1stアルバム「superell」にて鮮烈なメジャーデビューを果たす。その後、アニメ「化物語」のテーマソング「君の知らない物語」など数々のスマッシュヒットを出し、今年3月発表の2ndアルバム「Today Is A Beautiful Day」はオリコン週間チャート3位を記録している。(2011年8月現在)
スプリットシングル 『積乱雲グラフィティ / Fallin' Fallin' Fallin'』 - 2011/8/31 on Sale!!
ryo(supercell) feat. 初音ミク / Dixie Flatline feat. 初音ミク
ryo(supercell) がテーマソングを手掛けた「こっち向いて Baby」を収録し昨年夏に発売された人気ゲームソフト、「初音ミク -Project DIVA- 2nd」が、大ヒット!今年秋に発売される「初音ミク -Project DIVA-」最新作のオープニングテーマも昨年同様、「ryo(supercell) feat. 初音ミク」が手掛けます!「ryo(supercell) feat. 初音ミク」、一年振りとなる最新作「積乱雲グラフィティ」は、ファン待望の曲であり、話題になる事間違いなしです。
今回スプリットシングル形態として収録するのは、「Just Be Friends feat. 巡音ルカ」が大ブレイクした、Dixie Flatline の書き下ろし新曲「Fallin' Fallin' Fallin'」です。また今回の聴き所として、それぞれの楽曲でお互いが作詞をし合っていますので、要チェック。更に「積乱雲グラフィティ」のリミックスも収録。ジャケットイラストは、前作同様、宇木敦哉氏とタッグを組みます。
収録曲
- M-1 : ryo(supercell) feat. 初音ミク / 積乱雲グラフィティ
lyrics : Dixie Flatline music, arrangement & sound produced by ryo(supercell) - M-2 : Dixie Flatline feat. 初音ミク / Fallin' Fallin' Fallin'
lyrics :ryo(supercell) music, arrangement & sound produced by Dixie Flatline - M-3 : ryo(supercell) feat. 初音ミク / 積乱雲グラフィティ (Remixed by baker)
- M-4 : ryo(supercell) feat. 初音ミク / 積乱雲グラフィティ (Instrumental)
- M-5 : Dixie Flatline feat. 初音ミク / Fallin' Fallin' Fallin'(Instrumental)
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