Echo Cube
ホースを伝う音が唯一無二のディレイ音になる。Time Cubeにインスパイアされたプラグイン
- 製品カテゴリ プラグイン・エフェクト
- カテゴリ DELAY
- リリース時期 2026年3月
- 商品コード D0180
- 短縮コード ATD093
- メーカー AudioThing
『Echo Cube』はテープやBBD(バケツリレー素子)のような電子遅延回路を使わずにエコーを実現した「Cooper Time Cube」にインスパイアされたディレイ・プラグインです。
実機は、右の画像の様に長いコイル状のチューブの中に音声を通し、空気を伝わる音の物理的な伝播速度によって遅延時間を生み出していました。
本作はこのコンセプトを再現・拡張し、独立した2つのディレイ・ライン(AおよびB)を搭載しています。それぞれに専用のタイム、フィードバック、レベル・コントロールを備えています。3つのモデルが選択可能で、「Time Cube」はオリジナル・ハードウェアを忠実に再現しています。「Garden Hose(庭用ホース)」と「Corrugated(蛇腹管)」は、オリジナルの物理的原理を拡張し、サウンドデザイン向けに設計された実験的かつDIY精神溢れるバリエーションです。
ディレイ・ラインはシリアル、パラレル、ピンポン、モノ・サム、ミッド/サイドなど、複数のルーティング・モードで組み合わせることができ、ディレイの相互作用やステレオ・イメージの形成を精密にコントロールできます。
Time Cube の略歴
Cooper Time Cube は、1971年に Duane H. Cooper と Bill Putnam によって、テープや電子式ディレイに代わる手段として開発されました。音声を電子的に蓄積するのではなく、長いコイル状のチューブに音を送り込み、空気を遅延媒体として利用しました。この機械的なアプローチにより、片方のラインで約14ms、もう一方で約16ms、直列に繋いでも合計約30msという非常に短いディレイが発生します。
これは長いエコーというよりも、ダブリングやハース効果に適した短さでした。その結果、当時のテープ式やBBD設計では到達し得なかった、アコースティックなフィルタリングと位相特性を持つ独特のエコーが生まれました。製造台数はわずか1,000台ほどで、そのユニークなサウンドから希少なスタジオの定番機材となりました。本作はコレクションの中から、フルメンテナンスを施した非常に状態の良い実機をベースにしています。
遅延時間は固定されており、現代のテープ・エコーや後のデジタル・ユニットに比べれば非常に短いものでしたが、アコースティックな伝達媒体とトランスデューサー(変換器)の構成により、独自の周波数特性と音色上の足跡をもたらしました。実際には、はっきりとしたリピート音よりも広がりや存在感を付加する効果があり、スラップバック・エコー(短いディレイ・タイム)よりも、ダブリング、微細な空間演出、ミックス内での配置を整えるのに特に有用でした。
その物理的な構造が象徴的なキャラクターを生み出し、機能が限定的であるにもかかわらず、エンジニアたちの間で熱狂的な支持を得る要因となりました。
仕組みについて
長いパイプに向かって話したことがある人なら、そのアイデアをすでに理解しているはずです。Time Cubeはスプリング・リバーブに似た原理で動作しますが、金属スプリングの代わりにホースの束を使用します。信号は、スピーカーとして逆作動するマイク・カプセルによってホースへ送り込まれ、音はチューブ内の空気を物理的に移動します。反対側の端では、2つ目のマイク・カプセルが遅延した音響信号を拾い、再び電気信号へと変換します。
空気とチューブを通るこの物理的な旅こそが、Time Cubeにキャラクターを与えます。遅延は固定で非常に短いものですが、そのサウンドは自然にフィルタリングされ、わずかに不均一で、従来のデジタル・ディレイでは再現不可能な繊細なコーミング効果に満ちています。
Time Cubeを正しく理解するために、私たちは原点に立ち返り、同じ物理的原理を用いた実験を開始しました。庭用ホースを使って独自のアコースティック・ディレイ・パスを構築し、さらにプラスチック製の蛇腹管を試し、さまざまな長さ、直径、素材をテストしました。
バリエーションごとに挙動は異なりました。庭用ホースはよりタイトで焦点の絞られたサウンドを生み出し、蛇腹管は帯域を狭め、よりザラついた質感をもたらしました。物理的な経路の変化がトーン、帯域幅、知覚される奥行きに、時には驚くべき影響を与えました。
これらの実験により、Time Cubeのコンセプトは単一の固定されたデザインよりも遥かに深いものであることが分かりました。シンプルな素材の中には、アコースティックな遅延挙動の広大な世界が隠されています。私たちのエミュレーションはその探求に基づいて構築されており、紛れもない個性を守りつつ、オリジナルのアイデアを拡張しています。
もちろん、Time Cubeを有意義に再現することは、空気やチューブのモデリングだけに留まりません。実機のプリアンプとゲイン・ステージングは、遅延経路の前後にサチュレーション、密度、個性を加え、そのアイデンティティを形成する上で極めて重要な役割を果たしています。私たちのエミュレーションは、カプセルからチューブ、出力ステージに至るまでの信号経路全体をキャプチャし、ハードウェアを際立たせていた風変わりで不完全な魅力を保存しています。
その結果、単なる短いディレイではなく、ユニークかつコンパクトな音響空間が誕生しました。
- OS:macOS 10.13以上
- CPU:2GHz(Intel / Apple Mシリーズ)
- メモリ:4GB以上
- プラグイン形式:VST2/VST3/AU/AAX/CLAP(64-bit)
- OS:Windows 10以上
- CPU:2GHz以上
- メモリ:4GB以上
- プラグイン形式:VST2/VST3/AAX/CLAP(64-bit)
- サウンド・モジュールをスムーズに動作させる為に、処理速度の速いCPU及びRAMメモリに十分な余裕があるコンピュータにインストールしてご使用されることをお奨めいたします。
- 本製品をご使用いただくにはインターネット経由でのチャレンジ&レスポンスによるオーソライズが必要となります。オーソライズにはインターネットへの接続環境、及びE-Mailアドレスが必須となります。本製品をインストールするコンピュータがインターネット接続されていなくても、別なコンピュータで接続できればオーソライズ可能です。 ※弊社にてオーソライズを代行することは出来ません。
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