『DUBSTATION 2』は、Bucket Brigade Device 型ディレイのモデリングを搭載した、ダブディレイ・プラグインです。『DUBSTATION 2』は、シンプルな使い勝手で往年のハードウェア・ディレイの魅力をもたらします。

『DUBSTATION 2』は、ビンテージのBBD ディレイを完全にエミュレートしています。『DUBSTATION 2』には左右2本のディレイラインが用意されており、Single モード時はモノラルまたはステレオのシングルディレイとして動作し、Dual モード時は左右のチャンネルそれぞれにディレイ・タイムを設定できます。また、PING-PONGスイッチをオンにすると、ディレイ間の信号ルーティングが変更され、ディレイを左右交互に切り替えるクロスフィードバック・エフェクトが可能です。

『DUBSTATION 2』は、アナログスタイルのサチュレーション、ローカットとハイカットのフィルターを搭載しており、ファジーでウォームなサウンドからスパイキーでブライトなサウンドまで、さまざまなサウンドを作り出すことができます。Bucket Brigade のルーツに忠実なこのプラグインのスペクトルは、ディレイタイムに伴う変化を再現しています。アナログ・ディレイは、ディレイタイムが長くなると高域のレスポンスが低下するため、『DUBSTATION 2』のローパスフィルターの周波数もディレイタイムが長くなるにつれて低下します。ダウンテンポの作品にオールドスクールな暖かさを加えたいといった用途にも最適です。ハイパス・フィルターは、古いディレイのベース・レスポンスの悪さをエミュレートし、特に初期のジャマイカン・ダブ・ミュージックでよく聞かれる、薄い音のエコーを作り出すのにも役立ちます。

Classic Delay Algorithm:

『DUBSTATION 2』はBucket Brigade Device 型ディレイ回路を搭載しており、ビンテージ・ハードウェアをデジタルで忠実に再現しています。

Time Controls:

4ミリ秒から2,000ミリ秒までの2つのディレイタイム・レンジを切り替えることができます。ディレイタイムによって変化する周波数特性は、アナログBucket Brigade Device 型ディレイ回路のサウンド・パーソナリティの根幹をなすものです。

Low-Frequency Oscillator:

ディレイタイムをLFOで周期的に変化させることで、ディレイ信号間の時間やピッチを変化させ、ダブリングやコーラス効果、ピッチスウィープなどを作り出します。

Filters:

ディレイパスのカットオフ周波数をコントロールできるローカットフィルターとハイカットフィルターを搭載し、幅広い音色を提供します。

Saturation:

『DUBSTATION 2』のディレイのフィードバック信号は、アナログスタイルのサチュレーションをコントロールし、繊細～極端な歪みまで対応します。

Feedback:

ディレイラインの入力に対して、ほとんどフィードバックしない状態から完全なフィードバックまで、ユーザーによるコントロールが可能です。

Loop Mode:

ディレイラインに入力されたオーディオをそのままエンドレスに再生することができます。FEEDBACK ノブを使用してループディレイ・エフェクトを作成する場合、オーディオはループの度に回路を通過するため、ハードウェアのアナログディレイで起こるように時間と共に劣化し、変化します。LOOP スイッチで、デジタルディレイのシームレスなループと、アナログディレイの濁った、しかし温かみのある効果のどちらかを選択することができます。

Reverse Mode：

Reverse スイッチにより、『DUBSTATION 2』 のディレイメモリの内容や録音方向を反転させます。

Mix control:

処理されたディレイ信号とドライな入力信号をブレンドします。

Gain Staging Controls:

入力と出力のゲインを、-80dBから+3dBまでの間でコントロールできます。

Cross-Platform Preset Format:

『DUBSTATION 2』はXMLベースのプリセット・マネージャーを採用しています。PC版で作成したプリセットをiOS版で使用したりと、複数のシステム間でプリセットを共有できます。

Fully Resizable Hi-Dpi/Retina GUI:

『DUBSTATION 2』のベクターベースのGUIは解像度に依存せず、どのようなシステム、解像度でも同じように表示されます。