SONICWIRE

歴代ソニコン最優秀作品を振り返る — 次世代クリエイターたちの軌跡

2025年8月27日 17:00 by kta

SONICWIREが主催する音楽コンテスト「ソニコン(SONICWIRE CONTEST)」は、次世代の音楽クリエイターの発掘を念頭に開催され、年々その規模と注目度を高めてきました。
今回はこれまでの歴代の最優秀作品を振り返ります。


2022年 — SONGWRITING CONTEST: SPRING(応募曲数:743曲)

最優秀賞:Sekimen × OD「⊿クローバー」

ソニコンと銘打って開催された楽曲コンテストの初回。次世代の音楽クリエイターの発掘を念頭に、5分以内の歌モノ楽曲を募集しました。

743曲もの応募の中から選ばれたのは、Sekimen × ODによる「⊿クローバー」。シンプルながら、アイディアがしっかり詰め込まれた完成度の高い楽曲で、審査員陣からも大変好評でした。

また、互いに離れて制作を進める中で、DiscordやSYNCROOMを駆使したコラボレーション体制が注目されました。オンライン時代ならではの音楽制作の可能性を示した一曲です。

SekimenX(旧Twitter)

ODX(旧Twitter)

2023年 — インスト -4つ打ち- 編(応募曲数:867曲)

最優秀賞:がざだば「Zone」

この回では「3分以内で全体の8割以上が4つ打ちリズムのインスト楽曲」というテーマで開催。

集まった867曲の中で最優秀賞に輝いたのは、クリエイター“がざだば”による「Zone」。

硬質でありながらも洗練されたビートに、浮遊感あるシンセが重なることで、リスナーを一気にダンスフロアへ引き込むような一曲に仕上がっています。

クラブミュージックとコンテスト音楽の新しい可能性を示した作品として、審査員からも高い評価を得ました。

がざだばX(旧Twitter)

2024年 — 歌モノ編(応募曲数:1,032曲)

最優秀賞:ろじ「プリズム」

邦楽ロックとアニソンの融合をテーマにした「プリズム」は、構成の自由さと意外性あふれる展開で審査員を魅了しました。

ろじさんは同年ソニコンのコラボ回である「ソニコンコラボ: -初音ミク Happy 16th Birthday- 編」でもSONICWIRE賞を受賞しており、音楽活動におけるさらなる飛躍を見せた年となりました。

ろじX(旧Twitter)

2025年 — 最新回 歌モノ編(応募曲数:1,135曲)

最優秀賞:hinode°「夕映えノート」

2025年は過去最多の応募数を記録。その中で頂点に輝いたのは、hinode°による「夕映えノート」。

夕暮れ時の情景を描くようなメロディと歌詞が心を打ち、聴く人の記憶に鮮やかに残る楽曲です。公式クロスフェード動画も公開されており、多くのファンが歓喜しました。

hinode°X(旧Twitter)

先日受賞者の発表が行われた本コンテスト。下記バナーよりほか受賞者の楽曲もご視聴ください!


「ソニコン」は単なるコンテストではなく、次世代の音楽シーンを切り開くきっかけの場でもあります。これまでの受賞作品がそうであったように、これからも数々の名曲と才能がここから生まれていくはずです。次回はどのような新しい音楽が集まるのか、今から楽しみです。