YUM AUDIO『SLAP』 次世代型トリガーシステム
YUM AUDIO『SLAP』
2020年にMonstercatレーベルからリリースしたプロデューサー、Mr. Billとの協力のもと開発されたYUM AUDIOの『SLAP』は、入力された信号のトランジェントをトリガーとしてキックなどのドラムサウンドに明瞭性を与えるユーティリティツール。
典型的な一例を示すと、EQやコンプ、トランジェントデザイナーなどのツールでも処理しきれないドラムサウンドのアタック箇所に、半自動的に別のサンプルを加え、聞きやすくしてしまえるのです。
さまざまな加工、再生手法、そして効果を視認できるわかりやすい柔軟なビジュアライザーも搭載し、緻密な作り込みに対応。
理想的な存在感を得るべくキックやスネア、クラップを何枚も重ね、あるいは波形編集ソフトや多機能サンプラーとDAWとを行ったり来たりして時間を消費してきたEDMプロデューサー諸氏に捧ぐ、これからの必携アイテムです。
トランジェントを磨き上げる多彩な機能
トランジェントの検出はもともとシンプルでタイムラグも少なく、トリガー信号として用いるのに最適。
⚠ シンバルスウェルやシェイカーなど、アタック感の乏しいサウンドに対しては想定通りに反応しない可能性があります。
『SLAP』は検出したトリガーを元に、ファクトリーサンプルやユーザーサンプルを、即時にレイヤーまたはクロスフェード(リプレイス)して鳴らします。これによってアタックや低域の補強、あるいは完全な差し替えが可能となるのです。
EDM以外の場でも、ヘビーメタルのキックをより聞こえやすくしたり、通常のバスドラムをジャズドラム風のバスドラムに入れ替えるなど、トリガー/リプレイスは現場の定番手法でもあります。
検出精度は自由に調整でき、サンプルの開始終了ポイントの設定、ディケイタイムの連動、シェイピング、サブ信号の追加、リバーブなど、充実した加工機能とエフェクトも搭載。
マクロノブをオートメーションして内蔵エフェクトをまとめて制御するなど、柔軟な機能は利用価値大◎。
時間と労力を節約しつつ、より理想に近いサウンドを得よう
膨大なサンプルから楽曲に適したドラムサウンドを探したり、さまざまな微調整に試行錯誤するとなると、キック1つをただ仕上げるだけでも途方もない時間がかかります。
『SLAP』はそうした労力を驚くほど簡素化し、理想の音をより素早く、確実に得られるようにするツールなのです!
弊社SONICWIREのサンプルパック製品と組み合わせれば、音の選択肢が圧倒的に広がること間違いなしです。
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