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Spotify新制度のお知らせ:不正ストリーミングへの課徴金の請求/トラック収益化の条件変更/ノイズ音源の収益化の条件変更

2024年5月2日 18:24 by jak

平素はROUTER.FMをご利用いただきまして、誠にありがとうございます。

さて、この度、Spotifyが2024年4月1日より導入した新制度に関して、その内容と、ROUTER.FMの対応についてお知らせいたします。

Spotifyが導入した新制度

1.不正ストリーミングへの課徴金の請求

Spotifyでは、金銭と引き換えに再生数を獲得できるとするサードパーティーのプロモーションサービスを利用することを利用規約上禁止しています。

また、Spotifyでは、この問題に対する取り組みをさらに推し進め、2024年4月1日からは人為的に操作されたと推測される不正なストリーミングが検出された場合、そのコンテンツを提供するレーベルやディストリビューターに対し、1曲ごとに毎月課徴金を請求することを公表しております。詳細は、以下の記事をご覧ください。

「人為的に操作されたストリーミング」

また、現在、Spotifyよりアーティスト向けに提供されている「Spotify for Artists」へご登録されている方へ、不正ストリーミングの可能性が検知された際に、実験的に通知を送付しているとのことです。ROUTER.FMをご利用いただいている皆様におかれましては、「Spotify for Artists」へのご登録を推奨いたします。

『Spotify for Artists』公式ページ

2.トラック収益化の条件変更

Spotifyでは、トラックの収益化の条件を変更し、過去12ヶ月間で再生数が最低でも1,000回に達しているトラックに対してのみ収益が発生するようになります。これは個々のトラック毎となるため、ミックスや別のバージョンなどは合算されず、過去12か月間の合計再生数が集計されるとのことです。詳細は、以下の記事をご覧ください。

「トラック収益化の条件の見直し」

また、「Spotify for Artists」にて確認できる再生回数は従来同様に表示されるようですが、上記の変更に伴い、ROUTER.FMからお送りしている配信レポートの再生回数との相違が発生することが予想されますので、予めご了承ください。

3.ノイズ音源の収益化の条件変更

Spotifyにて、ノイズ音源ジャンルの収益化条件が変更され、トラックの長さの最低基準が2分間に引き上げられました。また、ノイズ音源のストリーミングで得られる収益額を音楽のストリーミングで得られる収益額よりも低く設定することに取り組んでいくようです。なお、2分以下のノイズ音源は収益化の対象外になる他、場合によってはSpotifyから削除される可能性もあります。詳細は、以下の記事をお読みください。

「ノイズ音源に関する新しいポリシー」

予防措置に関しまして

「1.不正ストリーミングへの課徴金の請求」に関しまして、Spotify側が課徴金対象と判断したものは、課徴金が発生するとのことです。しかしながら、不正ストリーミングの対象曲については早急に配信停止を行うことで、課徴金が発生しなくなる可能性がございます。

そのため、ROUTER.FMではクリエイター様の不利益が拡大しないよう、Spotifyから当社へ報告された不正ストリーミングレポート(2024年3月分まで)を元に、2024年4月より課徴金による不利益が発生する可能性があるSpotifyの配信登録を取り急ぎ停止させていただいております。恐れ入りますが、何卒、ご了承くださいませ。

なお、Spotify以外の音楽配信サービスは、変更なく配信されておりますのでご安心ください。

配信停止措置を取らせていただいたアルバムについて、配信の継続をご希望される場合は、お手数ですが以下よりお問い合わせくださいますようお願い申し上げます。

本件は、Spotifyが2024年4月1日より開始した、人為的に操作されたストリーミングの新たな防止対策として、不正なストリーミングが検出された場合、そのコンテンツを提供するレーベルやディストリビューターに対し、トラックごとに料金が請求されるようになることを受け、当社といたしましてはその予防措置として、請求が発生する可能性がある配信登録についてSpotifyにおける配信停止をいたしました。

しかしながら、この請求はトラックあたりの人為的に操作されたストリーミング数が非常に多い場合にのみに適用されることを当社側が見逃しており、当社がSpotifyに配信停止依頼を行った多くのアルバムについて、本来取り下げるべきでなかったものが含まれておりましたため、直ちに再配信となるよう復旧作業を行いました。

アルバムの復旧対象となったレーベル様へはすでにご連絡させていただいておりますが、配信停止となってしまった期間に相当する配信売上は当社にて補償させていただきます。

この度は、多大なる混乱とご迷惑をおかけいたしましたこと、心よりお詫び申し上げます。

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