屋外空間を完全再現するIRライブラリ『FIELDS & SPACES』
映像作品やゲームの世界に観客を引き込む為には、臨場感溢れるサウンド演出が必要不可欠です。「爆発音」のような定番でありながら自身で録音する事が困難なサウンドも、効果音ライブラリを利用することで簡単に取り入れる事が可能です。
そんなサウンド演出にもう一歩踏み込んだリアリズムを加えるのが、あらゆるロケーションにマッチした残響音を揃える究極のIRライブラリ『FIELDS & SPACES』です。例えば一つの爆発音と『FIELDS & SPACES』を組み合わせる事で、「路地裏の爆発音」「洞窟内での爆発音」「倉庫から聞こえる爆発音」など様々な聞こえ方をコントロールし、より没入感のあるシーンを作り出す事が可能になります。
IRとは
『FIELDS & SPACES』の収録フォーマットであるIR(impulse response / インパルス・レスポンス)とは、実在する空間から音響情報をキャプチャしたオーディオファイル形式のデータです。再生すると短いインパクト音と残響音が鳴るだけで、IRファイル自体を鳴らして使用する事はありません。インパルスと呼ばれるこの短い音声データには、キャプチャされた環境の特性(空間の広さ/距離感/反響具合など)が記録されており、ロケーションによって異なる様々な音の響きをシュミレートするためのファイルフォーマットです。
使用するには?
IRを使用するには 『IR-L CONVOLUTION REVERB』など、IRのインポートに対応するリバーブ・プラグインが必要となります。これらプラグインに読み込む事で、IRに記録された残響効果を再現する事が可能になります!
適用したサウンドを聞いてみよう
以下より『FIELDS & SPACES』のIRを適用したサウンドデモを聞く事ができます。
トラックリストの最上部にある「BOOM Library – FIELDS & SPACES DEMO DRY」が適用前のサウンドで、その下に峡谷や森、郊外などのロケーション、及び距離感を適用したデモを確認する事が出来ます。
IRを適用する事で、情景に合った適切な残響を再現する事が出来るので、リアリズムの向上は勿論、サウンド編集時における作業時間の削減にも貢献します。
120を超えるインパルス・レスポンスを収録!
BOOM Library社の長年にわたるフィールドレコーディングの経験と研究開発のもと、あらゆる音響反射のモデリングがなされた本作は、巨大な渓谷、雪に覆われた丘、草が茂った野原、狭い街路など、気象条件により記録が困難な場所なども精密に再現しています。更に、各ロケーションごとに音源の距離感(0メートルや100メートルなど)のバリエーションも用意され、合計120を超えるIRを収録しています!
以下はモデル化されたロケーションイメージの一部です。
選べる収録形態
『FIELDS & SPACES』には三種類の収録形態があり、プロジェクトに合った収録形態を選ぶ事が可能です。
2ch ステレオ形式で収録された標準的なIRセットです。
2ch ステレオ+4ch サラウンド形式を収録する、より高度なポストプロダクションにも対応するセットです。
Audioease Altiverbに対応するスプリッドチャンネルフォーマットが付属しています。
最先端のVRプロジェクトなど、立体音響に対応するアンビソニック形式で収録されたIRセットです。
2ch ステレオ+4ch サラウンド+4ch 1次アンビソニックス+16ch 3次アンビソニックスを収録。
収録されているロケーションや距離のラインナップは共通で、いずれも24bit / 48-96kHzでの収録がされています。
BOOM Libraryでは、『FIELDS & SPACES』の他にも68種類の屋外IRを収録する『OUTDOOR IMPULSE RESPONSES』をラインナップしています。効果音に関するあらゆるノウハウを持つ同社にしか成しえる事ができないIRシリーズ。今後もさらなるラインナップの拡充に期待が高まります!
- メーカー:BOOM Library
- カテゴリ:効果音
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label BOOM Library, IR, 効果音