成長し続けるシネマティック音源「MUSIO」がCinesamplesから登場。

2023年5月26日 20:00 by toy

膨大なサウンド・パレットを提供する「MUSIO」

高品質なシネマティック・サウンドを得意とするCinesamples社より、「成長し続ける」シネマティック音源／オーケストラ音源「MUSIO」の販売を開始しました！

「MUSIO」は単一の製品ではなく、「MUSIO」上でCinesamples社製品の数々を使用することができます。執筆時点の2023年5月26日(金)では、丁度「MUSIO」に新たな5つのライブラリが追加され、計58製品が使用できるようになっています。ライブラリは続々と追加されていくため、まさに「成長し続ける」音源と言えます。当記事では、そんな「MUSIO」を解剖していきます。

Cinesamples社とは？
作曲家のために新開発された「MUSIO」とは？
あなたはサブスク？買い切り？選べるプラン
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Cinesamples社とは？

Cinesamples社は、劇伴制作に特化したサンプル・ライブラリおよびバーチャル・インストゥルメントを開発するメーカーです。

2007年の創業以来、オーケストラ楽器や、クワイヤ、サウンドデザイン・ツールなど、さまざまな製品を開発しており、膨大なコレクションを展開しています。開発陣は、楽器や演奏スタイルをリアルに再現することに重点を置いており、真に迫るサウンドと高い表現力を持つライブラリを提供しています。

Cinesamples社製品は、数々の映画やテレビ、ゲーム、広告など、多くのメディア・プロジェクトで使用されています。業界でも高く評価され、多くのクリエイターに愛用されています。一度はどこかでサウンドを聴いたことがあるかもしれませんね。Cinesamples社のハイクオリティなオーケストラ音源群は、以下からご確認いただけます。

Cinesamples社製品一覧ページ »

作曲家のために新開発された「MUSIO」とは？

元々販売されている Cinesamples社製品は、Native Instruments社より提供される「KONTAKT PLAYER」上で動作するライブラリが主ですが、「MUSIO」で使用可能なライブラリは専用の「MUSIO フォーマット」として提供されています。

「MUSIO フォーマット」の大きな特徴としては、各ライブラリのインストールが不要なことが挙げられます。「KONTAKT」や「KONTAKT PLAYER」で製品を使用する場合、大容量のライブラリデータ全体をインストール・登録する作業が必要がですが、「MUSIO」では使いたい素材／サウンドを「Catalog」から選んで、ロードするだけで演奏ができるようになっています。

実際の画面を交えて、ご説明していきます。

例として『APOCALYPTICA』を使用してみます。「MUSIO」上では画像のように「Solo│Mellow Legato」、「Solo│Mellow Sustain」のようにパッチやアーティキュレーション別に表示されています。右側にあるダウンロードアイコンをクリックすれば、ダウンロード・インストールが始まります。

試しに「Solo│Mellow Legato」をインストールしてみましたが、約600MBのライブラリをものの数十秒で導入でき、演奏できる状態にできました。（※ダウンロードに要する時間は、お使いの通信環境により異なります。）KONTAKT版ではライブラリ全体（約7GB）をインストールする必要がありますが、「MUSIO」は必要なものだけを選んで導入できます。

画面左上に表示されているメモリの消費量も、約7MBと軽量ながら、Cinesamplesクオリティのサウンドを奏でられます。ハイスペックなPCでなくとも使えるのは嬉しいですね！

現状では細かいパラメータの設定はできないものの、今後のアップデートでマイクポジションの変更が可能になることが発表されています。「MUSIO」の魅力あるアップデートに期待大です！

「MUSIO」あなたはサブスク？買い切り？選べるプラン

「MUSIO」のライセンス形態は、サブスクリプション／買い切りの両方が用意されています。月額1,400円のプラン、年額14,000円のサブスクリプション・プランは、手頃な価格で本格的なオーケストラ音源を一通り使ってみたい方におすすめです。