【ソニコン最優秀賞インタビュー】使用機材・プラグインをご紹介
次世代の音楽クリエイターの発掘と創作支援をミッションとしたコンテスト
「ソニコン – SONICWIRE SONGWRITING CONTEST: インスト -4つ打ち- 編」受賞者インタビュー
前回に引き続き今回はソニコン最優秀賞受賞者、がざだば氏が楽曲製作に使用するプラグインや機材をご紹介いたします。
SW: お使いのDAWとこだわりのポイントを教えてください!
がざだば: DAWにはAbleton『Live11』を使用しております。
エフェクター類を別ウインドウを開くことなく一望できるので、全体を把握しながら調整出来て音作りしやすいです。
パラメーターを調整する際方向キーで簡単に微調整できるので、マウスでちまちま作業するよりも確実で変に気を使わず音に集中できる点が気に入っています。
SW: 受賞曲制作にはどんなエフェクト・プラグインを使いましたか?
■ XFER RECORDS『SERUM』
がざだば: ほとんどのシンセの音はXFER RECORDS『SERUM』で作りました。とがっている感じの音が作りやすい印象です。
■ XFER RECORDS『OTT』
とAbleton付属のものをその時の気分で使い分けてます。
とりあえず挿せば音が激しくかっこよくなります。ほぼすべてのトラックに入ってます。
■ Killohearts 「TransientShaper」
Killohearts 「PhasePlant」付属のもので個別のプラグインとしても使えます。
シンプルで使いやすく音のアタックやリリースの調整が容易で重宝しております。
■ Ableton 『Live11』
他に使用したエフェクターなどはほぼ全てAbleton 『Live11』付属のものを使用しております。
SW: 一番のお気に入りプラグインについて教えてください!
■ Killohearts 「PhasePlant」
がざだば: Killohearts 「PhasePlant」が今1番のお気に入りです。ギュイーンといった感じの音は大体このシンセです。
Wavetableやサンプラー機能の他にグラニュラーシンセシス機能も追加され、大抵の音作りはこれ一つで行えるようになりました。
自由度が高すぎるのでパパっと作りたい時は若干不向きかもしれませんが、多くの事がこれ1つで出来てしまうのでこれからも使い込みたいと思います。
SW: 普段制作に使用されている機材とこだわりのポイントを紹介してください!
■ MiDiPLUS X6 mini
がざだば: MIDIキーボードはとにかくコンパクトで鍵盤が多く、ハード機器にも使えるMIDI OUT端子が付いているものを重要視しておりMiDiPLUSのX6 miniに行きつきました。外観がスリムでかっこいいので愛用しております。
■ Steinberg UR22C
オーディオインターフェースは今回のソニコンで賞品としていただいたSteinberg UR22Cを使用しています。
これまで見た目がとにかくかっこいいものを海外から輸入して使用しておりましたが、マイナーな製品だとほぼアップデートもされないため困っておりました。
高価で新調を躊躇っていたので今回Steinberg UR22Cを賞品として頂けて本当に良かったです。
■ Sennheiser HD 660S
ヘッドフォンはSennheiser HD 660Sを使用しております。購入時は店頭で3-4時間ほどかけて聴き比べて選びました。
音の解像度が高く残響音までしっかり聴き取れるので重宝しております。
開放型なのでスピーカーから音を出しながら使うと位相ずれが起きてしまうところは面倒くさく感じています。
■ Roland R-07
マイクはRolandのR-07を使用しております。マイク部分に凹凸が少ないため持ち運びに便利です。見た目が小さくてかわいいです。
楽器録音をしたくてSHUREのSM57も買いましたが今ではほぼボイスチャット用になっています。
SW: ソニコンの賞品について感想をお願いします!
がざだば: OEKSOUND 『SOOTHE2』を少し触ってみました。
攻撃的な音を作る時どうしても耳に刺さるような音が強くなってしまいがちで処理に困っていたのですが
これを使うと元の音がほとんど崩壊することなくきれいに抑えられたので、細かいことを気にせず好き勝手に音作り出来て気に入っています。
まだまだ使いこなせていないのでもっと使い込んでいきたいです。
ゲーム音楽に興味を持ち作曲を始め、現在はDrum’n BassやDubStepなどEDM系のジャンルを中心に作曲活動を行う。
「ソニコン – SONICWIRE SONGWRITING CONTEST: インスト -4つ打ち- 編」最優秀賞受賞
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