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【SONICWIREスタッフ厳選】おすすめピアノ音源10選!

2021年12月9日 19:00 by rym

SONICWIREスタッフによるレコメンド記事シリーズ「おすすめベース音源」「おすすめドラム音源」「おすすめギター音源」「おすすめストリングス音源」に続き、今回は、数多くのピアノ音源の中からおすすめの10製品を紹介いたします。

1. Vienna Symphonic Library『SYNCHRON BOESENDORFER IMPERIAL』

Vienna Symphonic Library『SYNCHRON BOESENDORFER IMPERIAL』は、リアリティーを追求した、SYNCHRON PLAYER対応ピアノ音源です。

このピアノ音源がおすすめな人

  • エレガントで臨場感のあるピアノを使いたい
  • VSL社製品と馴染みやすいクラシカルなピアノが必要

VSLの誇る高精細なピアノサウンド

世界最高と名高いSynchron Stage Viennaの広大なスコアリング・ステージ「Stage A」にて、徹底した録音環境を構築した上で97鍵のBoesendorfer Model 290 Imperialを音源として落とし込んだ『SYNCHRON BOESENDORFER IMPERIAL』

高精細サウンドを誇るVienna Symphonic Library社の珠玉のピアノ音源であり、他のVSLライブラリーとの親和性は言わずもがなです。クラシカル・ミュージックの大きなダイナミクスや緩急にパーフェクトに応える、無限のポテンシャルを備えています。

大容量(128GB)で、自由度の高いSYNCHRON PIANOSのインターフェースを活用すれば、ポップスやフィルムスコア、あるいはアンプラグドな生々しい演奏にも存分な表現力を発揮してくれます。

VSL社のSYNCHRON PIANOSのシリーズにはこのほか、SteinwayやYAMAHA、Bluthnerを扱ったものがあり、モデルによっては比較的小さなルーム感の「Stage B」で収録されたものも用意されています。音楽の完成度を一流に高めるために、一流のピアノ音源の存在は欠かせません。

2. Soniccouture『HAMMERSMITH PRO』

Soniccouture『HAMMERSMITH PRO』は、現代音楽的アプローチを取り入れた高品質、多機能なピアノ音源です。

このピアノ音源がおすすめな人

  • MIDI打ち込み時の正確なレスポンスとともに作曲をしたい
  • 現代音楽をカバーしうる良質なピアノサウンドを取り入れたい

Steinwayの正確な音を収録

Steinwayらしい華やかな倍音とスタジオ独特の響き、またダンパー/ペダル/キーオフなど、一挙一動で発生するサウンドが生々しくキャプチャーされているため、弾いた時のレスポンスはまるで本物のピアノのよう。実機に限りなく近いソロやアンサンブル、あるいはバンドスタイルでも心地よいピアノサウンドを響かせてくれるライブラリです。

一方、Kontaktの潜在能力を活かして、幅広い時代や地域の音楽をカバーするマイクロチューニングや、現代音楽の要素を盛り込んだランダム・アルペジエイターやシーケンス・ジェネレータも搭載。

3. Spitfire Audio『HANS ZIMMER PIANO』

Spitfire Audio『HANS ZIMMER PIANO』は、巨匠ハンス・ジマーのインスピレーション源が全て詰め込まれた大容量ピアノ音源です。

このピアノ音源がおすすめな人

  • 制作に没頭できるピアノの音色が欲しい
  • 先入観を取り払い、さまざまな演奏技法に挑みたい

ピアノの隅から隅まで味わい尽くすならこの一択

現代の映画音楽のトップに長年君臨するハンス・ジマーが所有し、自身のインスピレーション源とするSteinway Model Dを、60本のマイク・シグナルをもって完璧にとらえたもの。

ピアノ音源の開発に卓越したSpitfireスタッフによって、収録の精度調整のみならず、MIDIキーボードによって演奏した場合でも感触が再現されるように緻密なエディットが行われているため、弾いたときの直感までもが確実に再現されます。

特殊奏法や効果音までをも含む大容量(211GB)のプリセットが用意され、ハンス・ジマーならずともインスピレーションが刺激されることでしょう。

関連記事

米国のKeyboard誌に掲載されていた「HANS ZIMMER PIANO」(SPITFIRE AUDIO)の製品レビューをご紹介します!

4. Garritan『GARRITAN CFX CONCERT GRAND』

Garritan『GARRITAN CFX CONCERT GRAND』は、幅広いジャンルに対応する、ARIAエンジン対応のピアノ音源です。

このストリングス音源がおすすめな人

  • 手を伸ばせば届く臨場感
  • マイク構成によるサウンドの違いにこだわりたい

リッチな音響をフルに活かしたい

アビー・ロード・スタジオの大型スタジオ Studio One にて、スタジオを知り尽くしたエンジニア・チームが収録したピアノ音源。

スタジオの音響を丁寧に収録し、アビー・ロード・スタジオで採用されたピアノの蓋のオープン手法も再現。さらにはバイノーラル録音を用いてプレイヤー視点での響きもキャプチャーしており、プレイヤー自身とオーディエンスと両方にとっての心地よさが追求されています。

YAMAHA CFXらしい輪郭のクッキリとした音色のため、クラシックのみならず、ポップスやバラード、ジャズ等でも存在感が損なわれずに響きます。

5. Cinematic Studio Series『CINEMATIC STUDIO PIANO』

Cinemaic Strings Series『CINEMATIC STUDIO PIANO』は、楽器の奥深さがキャプチャーされた落ち着いたトーンのピアノ音源です。

このピアノ音源がおすすめな人

  • 自分が弾いている実感を得たい
  • サウンドトラックに演奏の息遣いを反映したい

小規模ながら抜群の存在感

フレーズのリアルさや制作の効率化が前面に打ち出された、コンセプチュアルなピアノ・ライブラリーです。

Cinematic Strings Seriesによる、フィルムスコア向けのスタジオで収録されたYAMAHA C7ピアノのライブラリーで、ピアノのライブラリーにしては小さめの容量ながら、落ち着きのある穏やかで繊細な響きと、臨場感が特徴的です。クラシックやピアノアンビエント、バラードにも向いており、演奏者や聞き手の陶酔を誘います。

フィルムスコアのニーズに応えるべく、FXパッチとして効果音的な各種特殊奏法も収録。

距離感や音像、エフェクトの調整がしやすく、ソフトウェアに慣れない方にとっても扱いやすいライブラリーです。

同社のオーケストラ楽器のライブラリーとの組み合わせがおすすめです。

6. Impact Soundworks『PEARL CONCERT GRAND』

Impact Soundworks『PEARL CONCERT GRAND』は、透明感あるサウンドで演奏家の繊細なタッチに応える包容力を持ったピアノ音源です。

このピアノ音源がおすすめな人

  • 複雑な設定を抜きに、ピアノを楽しみたい
  • 軽量で、響きのよいピアノサウンドが欲しい

Yamaha C7の暖かなピアノサウンドをしっかりキャプチャー

コンサート・ホールで収録されたYAMAHA C7のライブラリーで、中低域のふくよかさに特徴があります。

インターフェース上に扱いやすくまとめられたEQ、チューニング、マイク・バランスは、プレイヤーの好みで自在にコントロールでき、演奏や音色、操作の快適さに対してのこだわりに応えてくれる仕組み。

贅沢なフルパッチのほかに、軽量で扱いやすいライト版のパッチも用意されているため、長時間待たずに、思い立ったときにすぐ使い始められます。また演奏場面、MIDIのリアルタイムレコーディングにおけるモニターサウンドとしても重宝されるライブラリーと言えるでしょう。

7. e-instruments『SESSION KEYS GRAND Y』

e-instruments『SESSION KEYS GRAND Y』は、電子音楽や音響派のニーズにも応え得る、インテリジェントなピアノ音源です。

このピアノ音源がおすすめな人

  • フレーズに独自性を加えたい
  • 細かいエディット抜きにピアノを楽しみたい

DTMビギナーや中級者を力強くサポート

NI KompleteのSession StringsやSesson Hornsを提供したe-instruments社による、扱いやすさと先進性を狙った、KONTAKT対応のピアノ音源。

明るく透明感のあるYAMAHA CFIIISのサウンドクオリティを損なうことなくキャプチャー。演奏者や作曲者のインスピレーションを刺激するべく、サンプラーの機能を利用したペンタ−モーフ、セッション・アニメーター、スマート・コードなど、他では得られない唯一無二の機能が搭載されています。

DTMビギナーや中級者にとって大きなハードルとなる複雑な設定とは無縁で、使いやすい設計が魅力的です。音響系、エレクトロニカ/フォークトロニカを好む方にも推したい製品です。

SESSION KEYSシリーズには他にもスタインウェイやアップライトピアノのモデルや、これらをセットにした贅沢なバンドル製品がありますので、以下ページより是非ご覧ください。

e-INSTRUMENTS製品一覧 »

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作曲家:浜渦正志 氏より、ピアノ音源「SESSION KEYS GRAND S/Y」のレビューを頂きました!

8. Toontrack『EZ KEYS – GRAND PIANO』

Toontrack『EZ KEYS – GRAND PIANO』は、ピアノや作曲が苦手な人にも多彩な手法を提示してくれる未来型ピアノ音源です。

このピアノ音源がおすすめな人

  • 鍵盤が苦手だけどピアノの音が何より好き
  • Toontrack製品のインターフェースに慣れた人

ピアノが苦手な人にも勧めたいピアノ音源

良いフレーズを生み出すべく頭を悩ませる。これは作曲/編曲に不可欠な作業であり醍醐味でもありますが、演奏の達人の力を借りてフレーズを組み立て、ミックスの達人の力を借りて音を練り上げられれば、創作はより早く楽しく、確実になります。

多くのピアニストが愛するSteinway Model Dに対して、『EZ DRUMMER 2』で培った音楽技術を反映したToontrack社のEZ KEYSは、創作の効率化を支援する多くの機能と拡張性を備えたピアノ音源です。

MIDIフレーズのコード進行を変更できる機能を搭載しているため、自分の楽曲に合わせた形で簡単にプロの演奏を組み込むことが可能。また幅広いジャンルをカバーする別売りのMIDIライブラリーを導入すれば、ロック、ポップス、ジャズ、カントリーなど未体験のジャンルにも果敢に踏み込むことができます。「KEYS MIDI」パックには、イントロ/コーラス/ブリッジなど曲のセクション毎に分かれたMIDIが収録されているため、フレームの組み合わせがしやすいのも魅力です。

ToontrackのEZ KEYSシリーズには他にも多くのモデルのラインナップがあり、必要に応じて拡充する楽しさもあります。

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9. Heavyocity『ASCEND: MODERN GRAND』

Heavyocity『ASCEND: MODERN GRAND』は、サウンドデザインを得意とする方にもオススメな、自由度の高いピアノ音源です。

このピアノ音源がおすすめな人

  • 深い余韻で音楽に奥行きを与えたい
  • オリジナリティのある音色がほしい

奥深いピアノサウンドにさらに一歩踏み込める

先進的サウンドデザインの代表格といえるHeavyocity社によるピアノ音源は、Steinway Model Dを題材としながらも、アルペジエイターや多彩なMIDIエフェクト、特殊な音響特性を持つコンボリューションエフェクトなど派手な加工もサポート。

画面中央にある逆三角形の2D Triangular Mixerにより、3種類のソース・サウンドをブレンドして今までにない自由なサウンドを生み出すことができます。マウス操作によるソース間のモジュレートを最大4小節の長さまで記録して、ループさせることも可能です。

トラディショナルなピアノパフォーマンスはもちろん、現代音楽や前衛音楽をもカバーしうる、噛むほどに味わいの出てくる、納得のピアノ音源です。

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10. PREMIER SOUNDFACTORY『PIANO PREMIER “AT FIRST LIGHT”』

PREMIER SOUNDFACTORY『PIANO PREMIER “AT FIRST LIGHT”』は、しなやかでしっとりと響き渡る日本人好みのピアノ音源です。

このピアノ音源がおすすめな人

  • 生録楽器との相性に優れたピアノ音源が欲しい
  • ジャズやピアノアンビエントにどっぷり浸かりたい

室内に響く、すぐそこで響く、ピアノの質感

国内随一のメーカーであるPREMIER SOUNDFACTORY社による本製品は、Steinway O-180を96kHz/24bitという高解像度でレコーディングしており、すぐそこで鳴っているようなリアル感が演奏者や聞き手を包み込みます。

かすかなうねりを伴った臨場感溢れるこのピアノ音源は日本国内で録音、開発されたもので、その適度な湿度や重心は、私たちの耳に自然に馴染むサウンドです。

『DRUM TREE』『PRINCESS KOTO KAGUYA』など、先立つ製品にちなむIRデータを流用でき、一風変わった響きを楽しむこともできます。

※本製品の動作には、KONTAKTフルバージョンが必要です。

まとめ

本記事では、10種類のピアノ音源をご紹介いたしました。

デモ音源&デモムービーでもお分かりかと思いますが、ピアノ音源はモチーフとなったピアノや収録環境によって出音が大きく異なるが故に、製品毎の個性が非常に強いものになっています。

またピアノは低域から高域まで非常に音の鳴りの幅が広い楽器のため、リバーブの特質やサウンド・エディットで大きく印象が変化します。中にはそのデベロッパー独特のエディットや、純粋なアコースティック・サウンドだけでは得られない音響やエフェクトが強みの製品もあり、あなたの音楽の世界観を広げてくれることでしょう。

クリエイターとして音楽制作の材料に使用するのはもちろん、プレイヤーとして純粋な演奏を心ゆくまで楽しめるのもピアノ音源の特徴。是非この機会に、あなたの理想のピアノ音源をお手元のツールに加えてみてください!

SONICWIREではこの他にも数多くのピアノ音源を取扱いしております。注目のラインナップは以下リンクよりご覧ください。

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