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VSTホスティングツール「Cantabile Lite」導入方法のご紹介!

2020年11月4日 18:00 by rym

 

講師にせらみかる氏をお招きしている生配信、配信者向き!「声をカッコよく」するプラグイン!(せらみかる氏)内にて使用しているVSTホスティングツール、「Cantabile Lite」の導入方法をご紹介いたします!
 

DAWやNLEなどのホストアプリケーションがなくても、マイクからの入力音源に対してエフェクトをかけることができます。

1. インストール
まずはCantabileのダウンロードページにアクセスし、「Cantabile 3 Build <ビルド番号> (x64+x86)」と書かれているリンクをクリックし、「Cantabile 3 Lite」のインストーラーをダウンロードします。

 

インストーラー「SetupCantabile-<ビルド番号>.exe」がダウンロードされますので、開いてインストールを行います。
 

2. ライセンス登録
インストールが完了したら、Cantabile Lite 3を開きます。初回起動時にこのようなウィンドウが表示されますので、64bit PCをお使いの方は「Cantabile x64 (64-bit)」、32bit PCをお使いの方は「Cantabile x86 (32-bit)」を選択します。

下記必要事項を入力し、「Get Free License」をクリックします。
 
Name:
名前を入力します。
 

Email Address:
メールアドレスを入力します。
 

※既にライセンスをお持ちの方は、「I’ve Already Registered」をクリックしてログインを行ってください。
入力したメールアドレスに「Welcome to Cantabile」という件名のメールが届きますので、記載されている25桁のライセンスキーをコピーします。
Cantabile Liteウィンドウの「Continue」をクリックして、コピーしたライセンスキーを「License Key」の欄に貼り付けます。

このようなウィンドウが表示されるので、「Select License」下のボックスから「Cantabile 3 Lite」を選択し、その下の「Use Selected License」をクリックします。正しくリストが表示されない場合は、「Refresh List」をクリックしてください。

3. 初期設定
セットアップ画面が表示されるので、右下の「Next >」をクリックします。

オーディオドライバーに関する設定を行います。
 

Audio Driver
右側のドロップダウンメニューをクリックすると、ドライバーを選択できます。
 

Sample Rate
サンプリングレートを選択します。
 

Buffer Size
バッファサイズを選択します。

マイク、スピーカー、メトロノームそれぞれの入力・出力先を設定します。それぞれに対応する項目(Left=左入出力/Right=右入出力)をダブルクリックすると、オーディオの割り当てを個別に設定できます。

MIDIの入力・出力先を設定します。「in」「out」それぞれで使用するデバイスにチェックを入れます。

最後に、VST(バーチャルインストゥルメント)が格納されているフォルダを選択します。複数選択可能で、追加するには「Add」→「Browse…」をクリックし、該当のディレクトリを選択します。
選択が完了したら、「Finish」をクリックします。

4. VSTのインサート
メインウィンドウが表示されたら、画面中央にある「+」の表示されたボタンをクリックし、「Plugin…」をクリック。次にインサートしたいVSTを選択して、OKをクリックします。
プラグインがインサートされます。今回配信でご紹介したように、マイクからの入力に対してエフェクトをかけたい場合には、画像のようにプラグイン名の上にある「Stereo In」から、「Input Ports」の欄にあるマイクデバイスのボックスへとドラッグし、インプットシグナルをアサインします。
 

またプラグイン名をダブルクリックするとVSTウィンドウが表示され、各種操作を行うことが可能になります。
 

またVSTは複数インサート/アサインすることが可能です。任意の場所にマウスオーバーすると「+」ボタンが表示されますので、さらにVSTを選択できます。
エフェクトチェインのように、連続して複数のエフェクトを重ねて設定する場合は、画像のようにします。
 

また、一つのVSTに対して複数のin/outを設定することもできます。


※記載されている内容は、2020年11月4日時点のものです。ソフトウェアのアップデートなどにより、操作方法に変更が生じることがあります。