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[NAMM2009・社長レポート]NAMM情報2日目

2009年1月17日 19:53 by ich

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NAMM SHOW ‘2009 2日目の社長レポートはVSL、VIR2、BIG FISH AUDIO、UEBERSCHALL、CHRIS HEIN (BEST SERVICE)ブースの紹介です。早速見てみましょう!

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こんにちは、クリプトン伊藤です。NAMM2日目のレポートをお届けします。

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Vienna Symphonic Library社のブースです。VSLのシンボルとも言える正方形型のブースの内側は防音ルームになっており、外部の喧騒を遮断して製品の音質チェックが出来るように配慮されてます。では、その内部を覗いてみましょう。

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これらの写真は、「Vienna MIR」ベータ版のスクリーンショットで、このブース内でのみ製品の視聴&プレゼンが行われてました。随分前から噂されていた製品でしたが、今回ようやく正式なリリース情報がアナウンスされました!

この製品はその名”MIR(Multi Impulse Response)”が示すように、コンサートホールの残響情報を精密かつ多元的にIR化した空間シミュレータです。どれくらい精密かと言うと・・・一つの空間に対して最大実に5,000以上ものIRを計測して収めてます。またMIRは、Vienna Instrumentsと密接にリンクして設定できるので、オーケストラの特定のパートの位置を入れ替えたり、自分の好きな場所に好きなパートの奏者を配置し直したり、自由にカスタマイズできます。演奏者の向いている方向をコントロールすることもできるんですよ。

MIRには2つのグレードがあって、まず「Download Edition」と言うのはダウンロード販売のみの製品で、Vienna Instruments専用の空間シミュレータです。もう一つは「Premium Edition」と言って、こちらはパッケージ製品となり、VST/AU対応のプラグイン形式で使用します。Vienna Instruments以外の製品でMIRを使いたい方はこちらを選んでください。発売時期と価格は、Download〜が2009年春頃で800ユーロ前後。Premium〜は2009年夏頃で価格は未定です。

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VSL社では、今回さらに、高級グランドピアノメーカーとして名高いBosendorfer社と提携の元、「Vienna Imperial」という最上級のグランドピアノ音源を発表しました。Imperial(皇帝の意)とはBosendorfer社を称えてその高級モデルに付けられた愛称です。その愛称をそのまま受け継いだ製品となります。

この製品の制作のために収録した録音物の総量は1テラバイト以上に上るそうです。そこから編集を重ねて本製品を創り上げたわけですが、ベロシティレイヤーの数は最大100(!!)もあるようです。写真のピアノは、このショーのために特別製作されたもので、もちろん非売品です(笑)。リリース予定時期は2009年春。価格は恐らく700ユーロ前後かと思います。※各々の価格は変更する場合があります。

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Vir2からは、3つのバーチャルインスツルメント製品が発表されました。

「Mojo」 ジャズ、ファンク、ポップス系にぴったりなホーンセクションをプレイする音源です。様々な奏法(スタッカート、トリル、シェイク、上昇&下降フレーズ、ヒットなどなど)をキースイッチ一発で切り替えて演奏可能。

「World Impact」 世界中の珍しい民族系の打楽器を収めた音源です。アフリカ、中東、アジア、オセアニア地域の打楽器を収録。特に我々日本人にとって嬉しいのはその中でも和太鼓を大きく取り上げて収録していること。2009年春リリース予定。

「Blue: Jazz Drums」 その名の通りのジャズドラム専門の音源です。ジャズドラムとして人気の高いDW社とSlingerland社のドラムキットを採用して収録。ビンテージものの貴重な楽器もあるようですよ。こちらも2009年春リリース予定です。

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こちらはBig Fish Audio社のブース。サンプリングCDタイトルが多数アナウンスされてました。製品の新作情報は、リリース時期が整い次第、弊社HPにアップして行きます。

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こちらはUeberschall社とChris Heins (Best Service)のブースの写真です。両社とも現行製品のデモンストレーションが中心の展示となります。

引き続き明日もレポートいたします。それではまた明日!

by Hiroyuki Itoh

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