ツインディストーションの元祖『HEAT』が大幅にリニューアルしました。直感的なインターフェース、より正確な周波数のモニタリング、さらに他にも多くの改良が施されています。

任意のディストーションとサチュレーション・モデルを2つ選び、ブレンドして様々な種類の「ファズ」を楽しむことができます。ハイパスフィルターとローパスフィルターで2つの信号をシェイピングでき、一般的なディストーション・プラグインよりも音楽的な出力が得られます。W.A. Productionの他の刺激的なプラグイン製品と並ぶように新しくデザインされたインターフェイスで、自分好みのパラメータに調整してください。オーディオ・プロセッシングはより明確になり、上から下へと処理が行われる直感的フローによってシグナルの流れを追うのが容易になり、より強力に増幅されたオーバードライブを作り出すことができるようになりました。

オーディオを破壊するような極端な設定から、ボーカル、ベース、ドラムにもお使いいただける穏やかな設定まで、ディストーションのスタートポイントを構築するファクトリー・プリセットも多数搭載しています。これらのプリセットを出発点として、ドライブ、ブレンド、フィルターなどのパラメーターを調整し、あなただけのサウンドを作り上げてください。

10種類のディストーションを自由にブレンド

HEAT 2のコンセプトは、ツイン・ディストーションを適用し、パワフルなオーディオを得られると共に音楽性を保てるような信号のシェイピングを行うことです。その出発点となるのが、10種類のモデリングされたディストーションです。これらのモデルはすべてドライブレベルを調整でき、幅広いディストーション・タイプを備えているため、繊細なハーモニクスから強烈なディストーションまであらゆる種類の歪みを簡単に作り上げることができます。10種類のディストーションはそれぞれ異なる特徴・音色を生み出すので、中央のダイヤルを使って自由にブレンドしてみましょう。

ツイン・フィルターを搭載

この2つのフィルターコントロールにより、従来のディストーション・プラグインよりもはるかに音楽的な歪みを形成できます。また、2つのディストーション・モジュールの高域と低域のカットオフ・パラメーターを別々に調整できます。例えば、シンセパートの中音域だけを潰して、よりクランチとパワーを与えたい場合や、ファットなキックドラムの最低周波数を歪ませるといった使い方が可能です。2種類のディストーションと2種類のフィルターシェイプを組み合わせれば、音に対して正確なサチュレーションをふんだんなく使用して制作に臨むことができます。

INPUT／OUTPUT／MIX

INPUT／OUTPUTのノブを使用して、最大±48dBの減衰でディストーション・チャンバーによるゲインブーストまたはリダクションを補正できます。これにより、A/B比較の際に非常に正確にモニタリングを行えます。インターフェイスの中央下部にあるMIXノブを使用して、ディストーションを原音にミックスする割合を指定できます。微妙なサチュレーションとスイートニングを得るには控えめな設定値にし、破壊されたシグナルを得るためにはさらに高い設定値にします。

ビジュアルフィードバック

インターフェイス上部のライブ周波数メーターは、リアルタイムで処理中のシグナルの状態を正確に表示するように改良されました。これにより、歪みの種類やレベルを変更した場合でも正確なモニタリングが可能になります。右側のモジュールの出力はオレンジ色の波形で表示され、左側のモジュールの出力は黄色で表示されます。これにより、信号に適用している2種類の歪みの違いや、フィルターが信号のどの部分をターゲットにしているのかが、簡単に見分けられます。

プリセット

多くのプリセットを搭載しているため、ディストーションの出発点を簡単に選択できます。特定の楽器、ジャンル、エフェクトに合わせたこれらのファクトリー・オプションは、様々なタイプのオーディオに使用することができます。プリセットには、繊細なディストーションから完全に破壊されたサチュレーションまで、あらゆるものが含まれています。

主な特徴

• フィルター・ツイン・サチュレーション＆ディストーション
• 10種類のユニークなディストーション
• 信号のブレンドと周波数フィルタリング
• CPUに低負荷な動作
• クリック・ポップノイズが発生しないのバイパス構造
• リサイズ可能なインターフェイス
• ファクトリープリセットを多数搭載