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【無謀?】和楽器を使わずに和風の曲を作ってみたい

2026年7月10日 18:55 by num

【無謀?】和楽器を使わずに和風の曲を作ってみたい

和風の曲って良いですよね!!!!!
日本人の心をくすぐる魅力的な響きの楽曲。「自分でも作ってみたい!」と思う方も多いのではないでしょうか。

筆者も大好きで自身の楽曲制作でよく取り入れているんですが、最近和風の曲を作っていて、ふと思ったことがあります。
「もしかして、和楽器の音源を使わなくても和風の曲は作れるのでは……?」と。

箏や尺八、三味線といった専用の音源があれば、一瞬で本格的な和の世界観を構築することができます。
しかし、本当に和楽器が無いと和風の曲は作れないのでしょうか。

実は、ピアノやストリングスなどでも、作り方次第では十分に「和風」を表現することは可能なんです!
ということで今回は、あえて「和楽器無し縛り」で作ったデモ音源を交えながら、和風の楽曲を作るコツやおすすめの音源をご紹介します。

まずは「和楽器アリ」のデモ

「和楽器無し縛り」の実験をする前に、まずは主旋律を和楽器で作ったフレーズをお聴きください。

【和楽器を使ったデモ音源】

やはり本物の和楽器の音色は、一聴して「和」の空気感が出ますよね。
このデモでは、メロディにSonica Instrumentsの『KOTO 13』を使用しています。箏を演奏する際の細かな質感やニュアンスまで再現されていて、生演奏さながらの音色ですよね。
(ちなみに、今回使っている和楽器は『KOTO 13』のみ。それ以外のドラムやベースはポップス向けの音色ですし、後ろのコードを支えているのはエレクトリック・ピアノの音色です。これだけでも十分和風な雰囲気は表現できますよね。)

今回は、このデモの主旋律は変更せず、楽器だけを色々と差し替えてみたいと思います。

【実験】楽器を差し替えてみよう

同じフレーズでも、楽器が変わるだけでどのような印象に変化するのか。実際に聴き比べてみましょう。

ピアノに差し替えてみる

メロディをピアノの音色にしてみました。今回使った音源はe-instruments『Session Keys Grand Y』です。
和楽器特有の雰囲気が消え、独特の透明感のあるモダンな和風アレンジへと変化しました。映像作品や、静かな情景を描写するようなシーンにぴったりですね。

ストリングスに差し替えてみる

主旋律をImpact Soundworks『Tokyo Scoring Strings』のストリングスに変更してみました。
シネマティックで壮大な、和風の雰囲気になりました。ストリングスは日本の歴史ドラマ、RPGのBGMなどでも多用されるため、和のメロディとは非常にマッチしますね。

ギターに差し替えてみる

アコースティックギター音源、Ample Sound『Ample Guitar M 4』を使ってみました。ギターは比較的身近な楽器であることもあり、実際に演奏できる方も多いのではないでしょうか。
ピアノやストリングスとはまた違う、哀愁の漂うエモい和風になります。箏とギターは同じ「撥弦楽器(弦を弾いて音を出す楽器)」ですので、シナジーも抜群です。

シンセサイザーに差し替えてみる

最後はXfer Records『Serum 2』を使った「和風 × デジタル」の組み合わせです。一見すると真逆のサウンドのようにも思えますが、実は非常に相性が良いです。
EDMやフューチャーベースなどで使われる「Pluck(プラック)」系の音色などをメロディに使うと、和風ながらも現代的でキャッチーなアプローチになります。

なぜ和風に聞こえるの? 秘密は「スケール」

さて、様々な西洋楽器でデモをお聴きいただきましたが、楽器が変わっても「和風っぽさ」は失われていませんでしたよね。

なぜ和楽器を使わなくても和風に聞こえるのか。その秘密は、「メロディの作り方(音階)」にあります。

今回のデモフレーズは、すべて「ヨナ抜き音階(ペンタトニックスケール)」という日本の伝統的な音階をベースに作られています。
西洋音楽で一般的なドレミファソラシドから、「ファ」と「シ」を抜いた5つの音だけでメロディを構成する手法です。

このスケールさえ守っていれば、使う楽器がシンセサイザーでも私たちの耳には「和風のメロディ」と認識されやすいのです。

※「ペンタトニックスケール」や「ヨナ抜き音階」については、過去のブログ記事でも詳しく解説しています。メロディ作りの参考にしてみてくださいね!

まとめ

「和風の曲を作りたいなら和楽器を使わなければならない」という決まりはありません。
ピアノ、ギター、シンセ…。どんな楽器で演奏したとしても、今回ご紹介した音階でメロディを構成すれば「和風」の世界観を作ることができます。

まずは、お手持ちの音源で「和風スケール」を使ったメロディ作りに挑戦してみてください。きっと新しいアレンジの扉が開くはずです。

とはいえ、和楽器が好きな筆者としては、和楽器音源も捨てがたいです。
「もっと空気感にこだわりたい」「本物の擦れ音や息遣いが欲しい!」と感じた時は、ぜひ和楽器の音源もチェックしてみてくださいね!

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