「AutoTune = ケロケロ」だけじゃない!最新のAutoTuneで自然なボーカル補正を
ピッチ補正と「AutoTune」
音楽制作に携わる方であれば、「AutoTune」という名前を一度は耳にしたことがあるでしょう。
過去様々なアーティストによって使用されてきたケースから、真っ先にあの特徴的な「ロボットボイス(ケロケロ声)」をイメージされる方が多いかもしれません。
しかし、現在の音楽シーン、特にポップスやアコースティック系の楽曲においてピッチ補正に求められている最大の役割は、「補正していると気づかれない、自然なピッチ補正」です。
「自然に仕上げるなら、波形を見ながら1音1音手作業で直すしかない」とお考えの方も多いのではないでしょうか。
確かに手作業でのオフライン編集は緻密なコントロールが可能ですが、同時に膨大な時間と集中力が必要となります。長時間の作業で耳が疲労してくると「どこまで直せば正解なのか」の判断が鈍り、結果的にボーカリスト本来の有機的なグルーヴや感情の起伏まで平坦にしてしまうリスクが常に付きまといますよね。
最新の「AutoTune」は自然なピッチ補正を超手軽に実現!
そんなボーカルエディットにおける悩みを抱えるクリエイターにおすすめしたいのが、『AutoTune Pro 11』の「Autoモード」です。
「自動補正では機械的な響きになってしまうのでは?」と懸念されるかもしれませんが、最新のAutoTuneのアルゴリズムは非常に優秀に進化しています。
操作は至ってシンプルで、楽曲のキーとスケールを設定するだけ。これでリアルタイムの補正が完了します。
この「リアルタイムであること」が最大のメリットです。ボーカルエディット作業で思考を止めることなく、EQで声の抜けを作ったり、コンプレッサーでダイナミクスを整えたりといったクリエイティブなミキシングと並行して作業を進められるようになります。まさに、音楽的な直感を取り戻させてくれるワークフローの革命と言えるでしょう。
▲リアルタイムでのピッチ補正の様子。
0:18~補正前のボーカル、0:55~と1:15~では補正後のボーカルが紹介されている。
自然なボーカルを生み出す4つの主要パラメーター
現行のAutoTuneシリーズでは、ボーカルの人間らしさを維持しながら正確なピッチを得るために、素材に合わせて以下の4つのパラメーターを調整します。
これらのポイントを押さえることで、「プロクオリティの自然なボーカル」へスムーズに到達できます。
①「Retune Speed」:アタックのニュアンスを残す
入力されたボーカルのピッチが、ターゲットとなる正しいピッチに到達するまでの「反応時間」を決定する機能です。
この値を速くしすぎると、いわゆるケロケロ声になってしまいます。逆に少しゆったりとしたスピードに設定することで、発声直後のアタック感や、シンガー特有の「しゃくり上げ」といった微細な揺らぎを残しつつ、最終的にはスッと正確な音階へ引き寄せることができます。
②「Humanize」:人間らしい揺らぎを保つ
長く伸ばす音にピッチ補正ソフトを使用して、不自然に平坦な音になってしまった経験はないでしょうか。
そんな時に役立つのがこのパラメーターです。長く伸ばす音符に対してのみ、自動的に補正スピードを緩やかにしてくれます。これを設定するだけで、人間らしい自然な声の伸びや、オーガニックなビブラートをしっかり維持できます。
③「Flex-Tune」:歌唱表現を活かす補正
ボーカリストが感情を込めて意図的にピッチをずらして表現した箇所まで、無理やり正しいピッチに引っ張られてしまうことを防ぐ機能です。
音階の中心付近に近づいた時に「だけ」補正が介入するため、ピッチの正確さと、歌唱本来のエモーショナルなダイナミクスを高次元で両立させることができます。筆者としては、この機能こそが現在のAutoTuneの真骨頂であると感じています。
④「Natural Vibrato」:ビブラートの調整
シンガー本来が持っているビブラートの深さを、自然なニュアンスを保ったまま強調したり、逆に少し抑えたりする機能です。
「ピッチは良いけれど、もう少しだけビブラートに深みが欲しい」といった時に、わざとらしくない範囲でコントロールできる非常に便利なツールです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
『AutoTune Pro 11』は、決して「ケロケロさせるためだけの飛び道具」ではありません。ボーカル補正の作業から解放し、圧倒的な時短とハイクオリティなボーカルプロダクションを約束してくれる、頼もしいプラグインです。
現在、6月末までの期間限定で『AutoTune Pro 11』をはじめとする、AutoTuneシリーズが50%OFFとなる特大セールを開催中です。
通常価格では少しハードルが高かったプロフェッショナルツールをお得に導入できる絶好のチャンスですので、ぜひこの機会にご自身の制作環境へ取り入れてみてはいかがでしょうか。
folder NEWS, SONICWIREニュース, クリプトンDTMニュース, プラグイン・エフェクト
label

