“DOTEC-AUDIO”製エフェクト・プラグイン『DeeMax』、『DeeComp』最新機能&お薦めの使い方のご紹介(by DOTEC-AUDIO)
簡単操作で即戦力サウンドを作り出せる“DOTEC AUDIO”製エフェクト・プラグイン、『DeeMax』と『DeeComp』の最新アップデータが公開されました。最新バージョンでは、ユーザーの制作をこれまで以上にサポート/効率化する新機能や、重要な調整が施されたようです。最新バージョンではどのような機能追加や調整が施されたのか。その詳細とお薦めの使い方を、DOTEC-AUDIO社の中の人に紹介してもらいました!
最新機能の紹介&お薦めの使い方(by DOTEC-AUDIO)
今回『DeeComp』は今回Ver2.5.0となり、PEAK/RMSフェーダーとM/Sボタンの追加で大幅に進化しました。
ドラムなどアタックがタイトな音源にはPEAK、ボーカル、マスターバスなどスムーズさも求められる音源にはRMSが適しており、二つを併せ持つ設定も可能です。
また、通常のL/Rステレオ入力に加えて、音のMID(センター)とSIDEに対して処理を行うM/S入力に対応しました。マスターバス等に使用することで、スレッショルドレベルを超えるMIDとSIDEを独立して圧縮し、音圧を揃えることで音の広がりや全体の音圧を上げる事が出来ます。WIDEとの違いは、MIDとの音量差に関わらずSIDEの音を一定に広げるWIDEに対して、MIDとSIDEの音量差を常に均一に保つように働きます。SIDEを広げつつ、部分的にMIDと音量差もつけたい時にはWIDE、全体を通して安定した広がりを保ちたいときはM/Sインプットがお薦めです。
『DeeMax』もVer2.5.0となり、こちらは、さらにパンチあるサウンドをご提供できるようになりました。
従来のキャラクターを保ちながら音の輪郭や高域の伸びが増したことで、DeeMaxを使用しているプロジェクトの音質をそのまま向上させます。
リアルタイム入力の妨げになるような遅延が無いため、マスターバス以外にも各トラックの音圧を安定化、リミッティングに最適です。
マキシマイザー独特のポンピング(音量の浮き沈み)が無いため、ミックスダウン時の輪郭を保って音圧を上げることができます。
いかがでしょうか。対称的に見える2つのプラグインですが、いずれもユーザーの制作工程などを考慮して日々進化しているにも関わらず、価格は当初から変わらずお手頃。そこにはDOTEC-AUDIO社のフィロソフィーのようなものすら感じます。機能追加により、より一層ユーザー・フレンドリーになった同社プラグインを、この機会にぜひ。
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