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#24【超入門】曲作りのスピードを上げよう!作業効率を上げる方法!

2026年4月1日 10:50 by sua

前回の記事では、作った曲を配布や公開ができるよう、オーディオファイルに書き出す方法を解説しました。
本記事では、曲作りの作業効率を上げるために真っ先に覚えるべき方法を解説します。

 

 

1. ショートカットキー操作について

 

「Piapro Studio NT2」や「Cubase LE」では、アイコンのクリックやファイルメニューの操作で、ツールの切り替えやファイル書き出しなどの各種機能を利用できます。ショートカットキー操作を覚えれば、最小限のマウス移動で必要な機能へ瞬時にアクセスできます。
 

各機能のショートカットキーは、メニュー項目名の右側に表示されているキーの組み合わせで実行できます。例えば「Piapro Studio NT2」の保存機能は、Windowsの場合「Ctrl」キーと「S」キーの組み合わせで実行します。

 
作曲講座ブログ用
 

頻繁に利用するショートカットキーを覚えることで、曲作りの流れを止めずに作業をスムーズに進められます。
 

  • キー      : 「A、B、C」「1、2、3」など記号を含めた英数字キー
  • キー(Windows) : 「Ctrl、Shift、Alt」などの装飾キー
  • キー(Mac)   : 「Command、Shift、Option」などの装飾キー

 

2. おすすめのショートカットキー操作

 

利用できる機能は多岐に渡ります。すべてのショートカットキーを覚えるのは現実的ではありません。
 

本記事では、最低限覚えておくべきショートカットキーをピックアップして解説します。

 

  • 再生&停止
  • 鉛筆ツールに切替
  • コピー&ペースト
  • 元に戻す/やり直す(再実行)
  • 保存
  • すべてを選択
  • 拡大/縮小
  • 画面スクロール
  • トランスポーズ

 

再生&停止

 

サウンドの再生と停止は、どちらもスペースキーのみで操作可能です。

 
Piapro Studio NT2 / Cubase LE (共通)

 Win : Space
 Mac : Space

 

メディア再生系ソフトウェアでは業界標準の操作です。編集作業と音の確認を頻繁に切り替える「Piapro Studio NT2」や「Cubase LE」では作業スピードに直結するため、真っ先に覚えるべきショートカットキーです。

鉛筆ツールに切替

 

鉛筆ツールは、以下のキーを押している間だけ切り替わるショートカットキーの利用を推奨します。

 
Piapro Studio NT2

Win : Ctrl (押したまま)
Mac : Option (押したまま)

 
Cubase LE

Win : Alt (押したまま)
Mac : Option (押したまま)

 

基本は選択ツールに設定して操作します。ノートやイベント、オートメーションカーブを入力する時だけ、上記のキーを押しながら追加・描画してください。選択ツールと鉛筆ツールを都度選択し直す手間が省け、効率的に作業できます。

コピー&ペースト

 

コピー&ペーストは、以下のショートカットキーで動作します。

 
Piapro Studio NT2 / Cubase LE (共通)

コピー
 Win : Ctrl + C
 Mac : Command + C
 
ペースト
 Win : Ctrl + V
 Mac : Command + V

 

基本的にはノートやイベント(リージョン)、オートメーションカーブに対して有効です。「Piapro Studio NT2」と「Cubase LE」のどちらも、トラック自体をコピー&ペーストで複製することはできません。

元に戻す/やり直し(再実行)

 

「元に戻す(アンドゥ)」は1つ前の編集状態に戻す機能です。「やり直し(リドゥ)」は、元に戻した状態を1つ次に進める機能です。

 
Piapro Studio NT2 / Cubase LE (共通)

元に戻す
 Win : Ctrl + Z
 Mac : Command + Z
 
やり直し(再実行)
 Win : Ctrl + Shift + Z
 Mac : Command + Shift + Z

 

ソフトウェアごとにアンドゥ・リドゥの対象機能は異なります。ただし、ノートの編集操作は共通して対象になっています。ノート編集の前後で比較したい時や、誤った編集を元に戻したい時に活用してください。
 

なお、元に戻した後に別の編集操作を行うと、「やり直し(再実行)」で元の状態に進めることはできなくなるため注意してください。

保存

 

「Piapro Studio NT2」や「Cubase LE」に限らず、編集作業ではこまめな保存が重要です。編集後は必ず以下のショートカットキーで保存する癖をつけ、パソコントラブルによるデータ消失を防ぎましょう。

 
Piapro Studio NT2 / Cubase LE (共通)

 Win : Ctrl + S
 Mac : Command + S

 

集中していると保存を忘れがちです。しかし、長時間使用しているとソフトウェアが突然終了するリスクも高まります。編集内容を失わないためにも、この保存操作は真っ先に体に覚えさせることを推奨します。
 

なお、「Cubase LE」上に立ち上げたプラグイン版の「Piapro Studio」で編集した内容は、「Cubase LE」側で保存操作を行わないと保存されません。定期的に「Cubase LE」上で保存を行ってください。

すべてを選択

 

ノート全体を選択して音程やタイミングを移動させたい場合は、以下のショートカットキーを使用してください。

 
Piapro Studio NT2 / Cubase LE (共通)

 Win : Ctrl + A
 Mac : Command + A

 

メロディ制作の記事では、マウスのドラッグ操作で全ノートを選択してトランスポーズする方法を解説しました。この方法は、編集対象のノートが画面内に収まる短いフレーズの場合に有効です。

 

 

全ノートが画面内に収まらない場合、マウスでの範囲選択は困難です。その際は、上記のショートカットキーを使うと簡単にすべてを選択できます。

拡大/縮小

 

ピアノロールやアレンジウィンドウを拡大表示すると、ノートの長さ調整やオートメーションカーブの描画など、細かな編集がしやすくなります。逆に縮小表示すると全体を俯瞰でき、全ノートを選択して移調するなどのまとまった操作や、全体を通した試聴確認が容易になります。

 
Piapro Studio NT2 / Cubase LE (共通)

拡大
 Win : H
 Mac : H
 
縮小
 Win : G
 Mac : G

 

マウス操作での拡大・縮小は微調整が難しいため、ショートカットキーでの操作を推奨します。

画面スクロール

 

ピアノロールを拡大表示した状態で表示領域を細かく移動し、近くのノートを確認したい時などは、以下の画面スクロール操作が便利です。

 
Piapro Studio NT2 / Cubase LE (共通)

上下スクロール
 Win : マウスホイール
 Mac : マウスホイール
 
左右スクロール
 Win : Shift + マウスホイール
 Mac : Shift + マウスホイール

 

遠く離れた小節位置にあるノートを確認したい場合は、スクロールバーをドラッグした方が早い場合があります。状況によって使い分けてください。

トランスポーズ

 

トランスポーズとは音高(ピッチ)を変える機能のことです。

 
Piapro Studio NT2

半音のトランスポーズ
 Win : Ctrl + 上下(↑↓)キー
 Mac : Command + 上下(↑↓)キー
 
オクターブのトランスポーズ
 Win : Ctrl + Shift + 上下(↑↓)キー
 Mac : Command + Shift + 上下(↑↓)キー

 
Cubase LE

半音のトランスポーズ
 Win : 上下(↑↓)キー
 Mac : 上下(↑↓)キー
 
オクターブのトランスポーズ
 Win : Shift + 上下(↑↓)キー
 Mac : Shift + 上下(↑↓)キー

 

ドラッグしてノートの高さを変えようとすると、設定しているスナップ値によっては、誤って発音タイミングの位置まで変えてしまう可能性があります。上記のショートカットキーでトランスポーズすれば、確実に音高だけを変更できるため推奨します。

 

 

伴奏のコードや歌声のバックコーラスを作る際など、音を重ねる作業で音高の変更は頻繁に行います。このトランスポーズのショートカットキーを身につけ、誤操作を回避してください。

 
今回解説した操作は、よく使う基本的なショートカットキーの代表例です。これらの操作に慣れてきたら、他のよく使う機能のショートカットキーも覚えていくと良いでしょう。

 

3. ショートカットキーの設定方法

 

よく使う機能に新しいショートカットキーを割り当てたい場合は、キーボードショートカットのメニュー項目から変更・追加できます。

Piapro Studio NT2のショートカットキー設定

 

「Piapro Studio NT2」のキーボードショートカットは、設定メニューから開けます。

 
作曲講座ブログ用
 

変更・追加したいコマンドを選択し、設定したいキーの組み合わせを実際に入力します。「適用」ボタンをクリックすると、設定したショートカットキーでコマンドを実行できるようになります。

 
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なお、入力したキーの組み合わせが他のコマンドに割り当てられている場合は、そのコマンド名が明示されます。割り当てを変更しても問題ないか、必ず確認した上で適用してください。

Cubase LEのショートカットキー設定

 

「Cubase LE」のキーボードショートカットは、編集メニューから開けます。

 
作曲講座ブログ用
 

変更・追加したいコマンドの、キー列に表示されている割り当てキー名や「ここをクリック」を選択します。設定したいキーの組み合わせを実際に入力するだけで適用されます。

 
作曲講座ブログ用
 

「Cubase LE」の場合も、入力したキーの組み合わせが既に他のコマンドに割り当てられていると、そのコマンド名が明示されます。割り当てを変更しても問題ないか、必ず確認した上で適用してください。

 

4. トラックの色分け

 

「Cubase LE」では、トラックに色を設定できます。
 

トラックの色を変えるとイベントの色も変わります。文字列を読まなくても、色で編集対象のトラックを直感的に判断して選択できるようになります。例えば、楽器ごとに個別に変えたり、リズム用・ハーモニー用などグループごとに色を変えたりすることで、調整内容に応じた対象トラックへのアクセスが容易になります。
 

トラックの色付けは、プロジェクトメニューの「色付け」項目で開くカラーパレットから適用可能です。

 
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または、トラックの頭にあるトラック番号を「Shift」キーなどのキーを押しながらクリックすることでも、カラーパレットを開けます。このショートカットキーで開く方法の方が手軽なため推奨します。

 
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作業を効率化できる機能や方法は、他にも多数存在します。今回解説したショートカットキー操作とトラックの色分けは効果が分かりやすく、制作スタイルに関係なく作業効率を上げられます。最初に覚えるべき「定番機能」としてピックアップしました。
 

『【超入門】オリジナルの曲を作ってみたい!初音ミク NTからはじめる初めての作曲!』と題して始めた本連載記事は、今回をもって終了となります。本連載では、『初音ミク NT』に同梱されているソフトウェアのみを使ってオリジナル曲を作るための、最低限の機能や考え方をピックアップして解説しました。作曲を始める際は、ぜひ本連載記事を参考にしていただけましたら幸いです。