【スタッフ厳選】“オシャレ”な楽曲にマッチする音源/エフェクト/サンプル特集【10選】
SONICWIREでは、楽器の演奏を再現するリアル志向な音源が注目を集める傾向にあります。しかし、その陰ではソフト音源やエフェクト、サンプルパックといった楽曲制作ツールを開発する専門家ならではの工夫が凝らされた珠玉の逸品も数多く存在しています。
そのどれもが制作環境におけるサウンドパレットを拡張し、インスピレーションを加速させ、楽曲制作を通して新たな発見をもたらしてくれるといっても過言ではありません。
今回はそんな“工芸品”ともいえる製品にスポットを当てるべく、楽曲に深みと文脈を与えることができる製品・ブランドを厳選してご紹介します。
スタッフ厳選!“オシャレ”な楽曲にマッチする10選
「トッププロデューサーのシグネチャーサウンドを、制作の起点に」
Drake、The Weeknd、Kanye Westなど、現代のトップチャートを席巻するアーティストを手掛けるFrank Dukes監修のシンセ音源。
この製品の本質は、単純なヴィンテージシンセのサンプリングに完結するのではなく、彼が所有する希少な機材チェーンを、彼のサウンドデザイン能力をもって仕上げることによって得られる「太く」「エモーショナル」な音響処理そのものにあります。
ソースサウンドの時点でR&Bやモダンポップスにおいて求められる、リッチで深みのある倍音成分が含まれており、EQやコンプで無理に加工せずとも、ノートオンするだけで存在感を放ちます。
機能面でも、シンセサイザーとしてのパラメータは最小限に配されており、音楽的な質感のエフェクトによって大きく表情を変える、クリエイティビティ溢れる設計になっています。
ソフト音源を通して、Frank Dukesのもつその比類ない才能を感じ取れる稀有な逸品です。
「ノスタルジーを“設計”する、Lo-Fiサウンドデザインツール」
世界的なトレンドとして定着したLo-Fi / Chillサウンドは、日本でもJ-Popジャンルを中心として数多くのアーティストに多用されています。
本製品は「古き良き」を彷彿とさせるキーボードサウンドにアクセスする最短距離ともいえます。ピアノやエレピ、シンセサイザーなど多数のサウンドソースを搭載し、それをレイヤー可能にすることで多彩なバリエーションを生み出すことが可能です。
※本デモ動画ではモノラルで出力されていますが、ステレオ出力に対応しています。
これらのLo-Fi加工は単なる劣化ではなく、楽曲に有機的な揺らぎを与えるためのサウンドデザインがなされているため、冷たく整いすぎたデジタルトラックに「人間味」や「記憶の断片」のような情緒を加える際に最適です。単にLo-Fiジャンルに限らず、温かみのあるキーボードサウンドが欲しいあらゆる場面で活躍してくれます。
「アトモスフェリックなテーマに合う、深い味わいのエレピ音源」
エレクトリックピアノの代表格であるRhodesやWurlitzerとは異なる、「Hohner Electra Piano」をサンプリングしたライブラリです。
単に希少なエレクトリックピアノをサンプリングしただけではなく、熟練のAlessandro Mastroianniによるサウンドデザインとエフェクト設計が施され、チルな雰囲気と緊迫の両方をまとったサウンドを形成しています。
深いリバーブやテクスチャ、アトモスフィアがレイヤーされることにより、「夜想曲(Nocturne)」の名が示す通りの、メランコリックで抒情的な世界観を構築しています。鍵盤を弾くだけで情景が浮かぶようなそのサウンドは、感情に訴えかけるバラードや、アンビエントな質感を取り入れた現代的な楽曲において、唯一無二の深みを与えてくれます。
「トラップハイハットの複雑なロールを、演奏として生成する」
現代のポップスやヒップホップにおいて、ハイハットは単なるリズムキープではなく、メロディ楽器のような表現力が求められます。
本製品は、トラップ特有の高速ロール、トリプレット(三連符)、ピッチ変化などを、鍵盤上の演奏として直感的に生成できるツールです。
サンプルをひたすらに貼り付ける手間が省けるだけでなく、鍵盤やピッチベンドによるピッチシフトによって様々なパターンを即座に試せるようになっています。即興演奏をするように使用することもできるので、プレイヤーの感性を反映した有機的なパターン構成や、予期せぬリズムパターンを生み出すことが可能です。
「不完全性が生む美学。オーガニックな質感のレイヤー」
完璧を求めたサンプリング環境では表現できない、「揺らぎ」や「不確かさ」が持つ美しさに焦点を当てたライブラリです。
アーティストKeaton Hensonとのコラボレーションによる本作は、ピッチが不安定なギターや、息遣いを感じる木管楽器など、極めて有機的なサウンドを収録しています。
ソフト音源ながら単体で演奏しても「間が持つ」ような味わい深い質感に仕上がっており、他のトラックとレイヤーすることでも楽曲に奥行きと物語性を付与します。デジタルな質感との対比効果を狙う際の、強力な隠し味となるでしょう。
「”演奏家”ではなく”作家”の魂が宿る。英国発の多楽器コレクション」
本製品は、単なる楽器のサンプリング集ではありません。英国のスタジオにて、自身も作曲を手掛けるアーティストによって演奏・録音された、極めて音楽的なライブラリです。
セッションプレイヤーによる完璧で均一な演奏ではなく、作曲家の意図や手癖、そして機材への愛着がそのままサウンドとして封じ込められているのが最大の特徴です。
シンセサイザーからリコーダー、パーカッションに至るまで、多岐にわたる楽器を収録。どの音色を選んでも、そこには「作家の個性」という強烈なフックが存在し、トラックに唯一無二のキャラクターを与えてくれます。どのパッチを開いても、どこか「英国らしさ」を感じさせる、ユニークなライブラリです。
「トランジェントを掌握し、現代的なアタック感を形成する」
K-POPやFuture Bass、Trapといったジャンルで聴かれる、スピーカーから飛び出してくるようなドラムサウンド。その秘密は、トランジェントの制御にあります。
Slapは、アタックとサステイン、そしてピッチを音楽的にコントロールし、さらにサチュレーションやサブハーモニクス(低域倍音)を付加することで、ドラムの存在感を劇的に向上させることができます。
複数のエフェクトが最小限のパラメーターで一つの画面内に配置されており、直感的な操作でサウンドメイクを進めることが出来ます。この製品の特徴はそれぞれのエフェクトのクオリティの高さにあり、どのようなソースにも破綻することなく、まるで粘土をこねるかのように簡単にサウンド・シェイピングしていくことが可能です。
“ユルい”ドラムループをタイトにしたり、サブハーモニクスを追加して超低音を唸らせたり、トランジェントにサンプルトリガーをレイヤーして凶悪なアタックを形成するなど、まさに「やりたい放題」なプラグイン・エフェクトです。
「まるでギターペダルのような、音に向き合うための自由なリバーブ」
楽曲のクオリティは、音符がない部分、すなわち「空間」も大きなファクターを担っています。
Airspaceは、フィールド・レコーディングやアナログ機器から採集したIRを素材とした、アンビエンス(環境音)とテクスチャに特化したリバーブ・エフェクトです。
従来のリバーブプラグインは実在する空間や機材を模倣するために設計されているものが多い中、本製品は特殊なIRリバーブとモジュレーション可能なディレイエフェクトによって、リバーブの固定概念を打ち崩す響きを生成します。
リバーブ成分をふんだんに含んだトラックを楽曲の背景に敷いてステレオイメージ全体に密度と深度をもたらしたり、楽曲全体を異質な空間に配置したりと、ミキシングにおける空間演出の強力な武器となるでしょう。
Wavetick

「サンプルひとつひとつが一級品、“完成された音”を提供」
数あるサンプルパック・レーベルの中でも、Wavetickは「本格的」であることに徹底的にこだわったブランドです。
最大の特徴は、収録サンプルの磨き上げられたオーディオ品質にあります。ソースそのもののクオリティが高く、過剰なエフェクト処理も施されていないため、クリエイターが最も使いやすい形でパッケージされています。
更に、様々なジャンルをテーマとしたパックをラインナップしている上で、各ジャンルへの理解度も高いことも注目ポイント。ツボを押さえたクオリティの高いサンプルたちが、楽曲に説得力を与えてくれます。
Raw Cutz

「90年代サンプリング黄金期の質感を、現代のフォーマットで」
SP-1200やMPC60といった名機を通したような、ザラつきのある太いサウンド。ヒップホップ黄金期を感じさせる、スモーキーでチルなフレイバーが欲しい方には、サンプルパック・レーベル「Raw Cutz」が最適解です。
Hip Hopをメインターゲットとして、Down Tempo、Jazzy Beatsといったジャンルに向け、あえてレンジを狭めたドラムや、メロディ楽器を供給しています。
単なるループ素材ではなく、ワンショット素材一つ一つにもアナログ機材特有のサチュレーションやコンプレッションが効いており、デジタルの冷たさを排した、太いグルーヴの土台を構築することができます。サンプリング文化の黄金世代を感じさせるサンプル達が、現代の音楽シーンに新鮮な息吹をもたらしてくれます。
おわりに
優れたツールは、単に作業を楽にするだけでなく、クリエイターの想像力を拡張し、アウトプットの質を一段階上へと引き上げます。
自身の求める音楽性や、現在の制作環境に不足している要素を見極め、適切なツールを選択することで、理想とするサウンドへの到達距離は劇的に短縮されるはずです。
自分に合ったサウンドやツールを、是非SONICWIREで探してみてください。
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