SONICWIREスタッフが実際に作品で使用した製品から、おすすめをご紹介
様々なミュージシャンにとって身近な存在となったDTM。自宅環境のソフト音源・プラグインで制作したフレーズやサウンドを、そのまま作品としてリリースするケースも多くなってきています。今回は、SONICWIREスタッフが実際に自身の作品内で使用した製品から、特におすすめな製品を紹介。使用したフレーズ/サウンドを聴くことができますので、制作の時の参考にしてみてください。
EDM等のジャンルで多用される『AVENGER』。こちらは拡張エキスパンションのラインナップが豊富で、生楽器のサウンドも収録されており、使用範囲は多岐に渡ります。その中でもおすすめしたいのは『Hip Hop 2』の「PN Grand Piano」というプリセット。DX系シンセの音に柔らかい質感のピアノがミックスされているようなサウンドが特徴的。高音になるにつれてエアー感(DX系シンセの成分)が強く出てくるので、オクターブを1つ上げてフレーズを作ると新たな発見があるかもしれません。
フレーズ例
オーソドックスなサウンドの中にも、しっかりと「らしさ」が出ている『AVENGER』。標準で収録されているプリセットだけでも十分なバリエーションが揃っていますが、豊富な拡張プリセットも展開されていて自由にカスタマイズできる優秀なシンセですので、1家に1台導入する事をお勧めします!
『AVENGER』と同様、EDMなどダンスミュージックで使用される事も多い『SERUM』。ソリッドで鋭いサウンドが特徴的です。あえてインディーロックやパワーポップといった疾走感溢れるバンドサウンドの中に、以下フレーズのような80’sシンセポップの要素を入れ込むことで無機質なサウンドが際立ち、良い意味での違和感となります。
フレーズ例
『SERUM』の用途としてあまり思い浮かばないジャンルに取り入れ、少し前提感を柔らかく1つのフックとして使用するのもおすすめです。是非試してみてください!
様々なインストゥルメントに使用可能な、TOONTRACK社のプラグイン・エフェクト。予めエフェクトチェーンが組まれたプリセットの中から使う楽器やジャンルに沿って選択していくプリセットベースの製品です。調整できるパラメータも厳選されており、パラメーターが多すぎて混乱する、といったことがありません。どのエフェクトも非常に優秀ですが、特におすすめなプリセットが「Ambient」。自宅環境でレコーディングしたクリーンのエレキギターに掛ける事でシンセのようなアプローチが可能です。「Reverb Time」ノブを限界まで回せば、ほぼ原音が無くなるくらいの残響音になり、8~9時程度に設定すれば通常のリバーブのように使用できます!
フレーズ例
楽曲に混ざれば、より一層シンセ感が増し雰囲気のあるテイストに仕上がります。「わざわざギターでシンセのようなサウンドを出す必要があるのか」と思うかもしれませんが、こういったひと工夫が制作の楽しみだったりもするので、是非自分なりのサウンド/使用方法を追求してみてください!
いかがだったでしょうか。ある程度セオリーはありますが、製品の使用方法は様々です。聴感上気持ちがよければ楽曲として成立するので、これを機に皆さんも自分なりの製品使用方法を探してみてはいかがでしょうか?
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