【製品ピックアップ】新規追加メーカー「GLITCHMACHINES」製品から3製品をピックアップして紹介!
先日新たに追加されたメーカー「GLITCHMACHINES」製品をご紹介!今回は注目の3製品を紹介していきますので、デモ動画と共にご覧ください。
『PALINDROME』
Glitchmachines – PALINDROME – 01 Overview
狂気に満ちたグラニュラー・モーフィング・サンプラー!
『PALINDROME』は、エレクトロ・ミュージックや実験的なサウンドデザインに最適なサンプラーです。最大の特徴はGUI中央に存在するプロット・グリッド。こちらをコントロールすることで”直感的”にモーフィングサウンドを生成する事が出来ます。複雑そうに見えるGUIで苦手意識が出てしまうかもしれませんが、一度試してほしい機能です。また、70種類以上のプリセットが収録されていますので、計算された完成度の高いサウンドが欲しいけど複雑な調整が苦手、という方にも是非挑戦していただきたい製品です。
本製品には、4つのサンプラーが搭載されており、各最大2つのエフェクトをインサートできます。インサートエフェクトには、3種類のフィルター/2種類のディストーション/リングモジュレーション、ディレイを収録しているので、1からオリジナリティ溢れるサウンドを作り上げたいという方にも非常におすすめです。
それでは、『PALINDROME』の使い方を簡単に解説をしていきます。
次に左側のコントロール部分で整えていきます。
- START:サンプルの開始位置の設定
- SIZE:サンプルにおける、再生する範囲の設定
- PITCH:ピッチと音の揺れ方をコントロール
- FINE:サウンドのキャラクターを設定
- AMP:音量をコントロール
同様に、SAMPLER 4まで最大4つ設定できます。
SAMPLERの設定が完了しましたら、Shift+左クリックでGUI上に点を配置し、グリッドを描いていきます※最大16個
GUI上では、各SAMPLERのサウンドが強調される部分が決められておりますので、配置する際にどの音を強調するか任意に設定することが出来ます。
『CATARACT』
Glitchmachines CATARACT – Intro & Quickstart Video
4種類のサンプルを自由自在にコントロールするサンプラー!
『CATARACT』は、パーカッシブなアーティキュレーションから、複雑なパーティクルサウンドエフェクト、そして前衛的なグリッチカオスまで、複雑なパターンを簡単に構築できるサンプラーです。GLITCHMACHINES製品らしく、エレクトロ・ミュージックと実験的なサウンドデザインに特化しており、従来の製品とは一線を画すサウンドを生み出せます。
『CATARACT』内で新たにサンプルを生成するのはもちろんの事、既にお持ちのサンプルを読み込んでサウンドメイクを行うことが出来るので、今までの制作活動が無駄になることはありません。また、ランダマイズ機能(音色/音程/レングス/強さ等をランダムで設定する機能)と、180種類以上の豊富な即戦力プリセットを収録しているので、初心者の方も安心してお使いいただく事ができます。それでは、基本的な使い方を解説してきます。
GUI右側のスロットにもLoopサンプルとSFXをそれぞれ挿入し、SLOTSタブのLVL1/LVL2コントロールでLoopサンプルとSFXのボリュームのバランスを整えます。※左右それぞれ挿入したサンプルの波形をクリックすると、コントロール対象が入れ替わります。
『QUADRANT』
Glitchmachines QUADRANT – Video Overview
電子音楽の制作に最適なモジュラー・プラグイン!
『QUADRANT』は、1,500種類のモジュラーサンプルを搭載したモジュール式のプラグインです。最大の特徴は、8つのスロットを自由に構成できるグラフィカル・パッチング・システムです。バーチャルパッチケーブルで各モジュール間の接続を直感的に行うことでき、シンセサイザーのように鮮明な電子を生成するのはもちろんの事、エフェクトとしてドラム/シンセ/サウンドエフェクト/ハードウェアなどを処理して破壊的なサウンドに変換する事も出来ます。
さらに、8つのスロット内でも、オシレーターやエフェクターなど36種類のモジュールを自由に構成し幅広い音作りを実現。綿密なサウンドを作りたい人に最適な製品です。1つの用途だけには収まらない本製品。手元に置いておくことであらゆる場面で活躍するでしょう。
概要を説明してきましたが話をまとめると、CATARACTはエフェクターとしてインストゥルメントにインサートし、そのインストゥルメントの力を最大限にあげることができる製品です。それでは、基本的な使い方を解説していきます。
上記の方法でどんどんエフェクト増やしていくことで、複雑なサウンドを生成することができます。
8つのエフェクトを自由に接続できるので、ギターのマルチエフェクターをイメージしてあげると分かりやすいかもしれません。『QUADRANT』の場合は、あえてL/Rの接続を逆にしたり、現実世界だと機器が壊れてしまうような接続ができます。こちらの製品もプリセットを読み込んでしまうと、いきなり複雑な接続がGUI上に出現し、混乱してしまうでしょう。はじめは敢えてプリセットを読みこませず、分かりやすいエフェクトで接続を楽しんでみると良いかもしれません。更に進んだ音作りをするために、LFOを「#T」などに入力しましょう。LFOの出力信号に応じて接続したパラメーターを動かすことができ、強烈なエフェクトが得られます。
まとめ
本記事では、「GLITCHMACHINES」製品のうち、注目の3製品にフォーカスしてご紹介しました。
先進的なサウンドエフェクトや型破りなオーディオソフトウェアの開発を理念として、実験的なサウンドデザインや、エレクトロ・ミュージックに最適な製品がラインナップされています。一見複雑そうな製品群ですが、直感的に操作できる機能を搭載していたり、即戦力のプリセットが収録されていたりと初心者にも優しい側面もあります。他にも多くの製品がラインナップされておりますので、各製品詳細ページからご確認いただき、是非お試しください。
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