SONICWIRE

Studio One 5.2 新機能「サウンド・バリエーション」で奏法を簡単切り替え!

2021年3月10日 19:30 by yuk

旧来のDAWの常識を覆す、革新的な機能を追加し続ける Presonus社 「Studio One」のフリーアップデートが公開されました!

数々の向上を果たしているこのアップデートの中でも、SONICWIREとしては見逃せない「サウンド・バリエーション」機能を早速チェックしてみました!

gui

サウンド・バリエーション機能は、今まで「キースイッチ」機能と呼ばれていたものをより進化させ、オーケストラ音源などの奏法コントロールを容易にする機能です。

今までとの決定的な違いは自動的に音源で使用可能な奏法を読み取る「Dynamic Mapping API」機能。今までは音源、プリセット毎に設定を行う必要がありましたが、この「Dynamic Mapping API」機能によって現在使用可能なアーティキュレーションがリアルタイムに反映されます。そのため、読み込んだプリセットに応じて、上記画像のようにドロップダウンメニューへと自動的に奏法がリストアップされるようになっています。

現在、既にVIENNA社のSYNCHRON PLAYER(VEP7未対応)とUJAM社 VIRTUAL BASSIST 2 / VIRTUAL DRUMMER 2 / BEATMAKER 2 のVST2・VST3音源が対応しており、効率的な制作が行えるようになっています。

各社音源製品が対応していく予定とのことで、今後の展開が非常に楽しみな機能です。

「Dynamic Mapping」機能を使用するには、これに対応したバージョンのソフトウェア音源をご使用いただく必要がございます。同機能をご利用の際は、音源のソフトウェアを最新バージョンにアップデートしてお試しください。


Spitfire Audio「UACC」対応プロファイルが同梱

uacc

Spitfire Audio社音源は、アーティキュレーションのマッピングを統一するため、「UACC」と呼ばれる機能(マッピング)を一部音源に搭載しており、Studio One 5.2から追加されたサウンド・バリエーション機能にはこのUACCに準じたプロファイルが用意されています。

spitfire

UACCによるアーティキュレーションコントロールを行うには、KONTAKT音源上のスパナアイコンをクリックし、南京錠アイコンをクリックして表示される[Locked to UACC]をクリックします。

サウンド・バリエーション機能のプリセットからUACCを選択することで、音源に対応する奏法を切り替えることが可能です。

※製品によっては、UACCのリスト上にある全てのアーティキュレーションが使用できるわけではありません。UACCは、汎用的なアーティキュレーションを音源によらず円滑に切り替えするためのものです。