SONICWIRE

シンセ音源に音色を足してみよう:「MASSIVE & MASSIVE X」編

2020年6月25日 17:20 by leo

様々なメーカーからシンセ音源がリリースされています。ファクトリープリセットから音色を選んだり、ゼロから音作りを行うことで多様なサウンドを得ることが可能ですが、各シンセ音源専用の「拡張プリセット」を導入することで、簡単に音色の種類を増やすことができます!

『シンセ音源に音色を足してみよう』Vol.3の本記事では、トラックメイカーに人気のある代表的なソフト音源NATIVE INSTRUMENTS「MASSIVE」と最新バージョン「MASSIVE X」に対応した「拡張プリセット」をご紹介いたします。

Vol.1:「SYLENTH1」編はこちら»
Vol.2:「SERUM」編はこちら»


【人気シンセ音源その3「MASSIVE」】

Native Instruments社の「MASSIVE」は過去10年間で最も影響力のあるソフトシンセの一つであり、特にエレクトロニックミュージックとベースミュージックのシーンにおいては業界標準として知られています。

力強いベース、エッジの効いたリードなどのサウンドメイクを得意とし、シンプルな構成でありながら非常に自由度が高く、初心者からプロまで幅広く使用されているのが人気の主な理由です。

SONICWIREでは数多くのMASSIVE専用プリセットを収録したサンプルパック製品を取り扱っています。

フューチャー系、EDMやベースミュージックにマッチするプリセット集が特に人気です。

以下に、SONICWIREのMASSIVE専用プリセットを収録した人気製品を上位1~5位までご紹介いたします。
 
 

【MASSIVE専用プリセットランキング:1~5位】


上位を占めるのは特にフューチャーベース系の製品が多く、MASSIVEがシーンの標準ツールである現状が垣間見えます。
 

1位

10

『SAFARA VOL.1 MASSIVE』
トランス、プログレッシブ・ハウス、エレクトロ系ジャンルに強いMASSIVEプリセット集です。Atomos、Bass、FX、Lead、Pad、Pluckなどの音色のプリセットファイルを計128種類、MIDIファイルを8種類収録。

 

2位

10

『FUTURE BASS 2 MASSIVE』
日本のKawaii Bassにインスパイアされ制作されたMASSIVE専用プリセット集です。Bass、Chord、FX、Key、Lead、Pad、Synthなどのプリセットファイルを計64種類、30種類のMIDIファイルが含まれており、キュートでキラキラしたフューチャーベースの制作に最適です。

 

3位

10

『FUTURE BASS NI MASSIVE PRESETS BY MYRNE』
プロデューサー“Myrne”によるMASSIVE専用プリセット。Arp、Bass、Chord、FX、Key、Lead、Pad、Pluck、Synthなどのプリセットを計101種類収録。フューチャーベースが主軸ですが、ディープハウス、フューチャーハウス、トラップ、EDM、トロピカルハウスなどの制作にも活かせます。

 

4位

10

『RAWSTYLE DESTRUCTOR』
破壊力抜群のラウドでパワフルなハード・スタイル向けサンプルパック。シンセプリセットはMASSIVE23種類、SERUM32種類が収録されており、その他にWAVループ/ワンショット、REX2など合計約2GBのサウンド素材を収録。これ一つでハード系ジャンルの制作にかなり活用できます。

 

5位

10

『LUSH FUTURE BASS FOR NI MASSIVE』
Martin Garrix、Marshmello、Wave Racer、Pusherなどにインスパイアされたフューチャーベース向けMASSIVEプリセット集。Bass、Lead、Pad、Pluck、Sub、Synthなどの音色を計101種類収録。フューチャーベース主軸ですが、メインストリームなクラブミュージック全般にマッチします。

 

※MASSIVEへのプリセット追加方法

1. MASSIVEを起動し、[File]メニューから[Options]を選択します。

2. [Browser]タブで[Add]をクリックし、開いてくるウィンドウからプリセットファイルが収められているフォルダを指定します。該当の項目がプリセットが[User Library Directories]に追加されます。
 
 


【人気シンセ音源その4「MASSIVE X」】

「MASSIVE」の進化系として、2019年にリリースされたのが「MASSIVE X」です。

前作を基調にしつつ先の10年を見据えて、UI、ユーザビリティーやサウンド面が再考・再設計されました。KOMPLETE 12以上のユーザーは無償で入手できることもあり、すでに多くのユーザーが愛用しています。

SONICWIREでもMASSIVE X専用プリセットを収録したサンプルパックがリリースされています。

以下、MASSIVE X専用プリセットを収録した人気製品1位~5位をご覧ください。

 

【MASSIVE X専用プリセットランキング:1~5位】

MASSIVE X専用プリセットは、ドラムンベースやテクノを軸とした製品が上位に目立ちます。
 

1位

10

『MASSIVE X TECHNO PRESETS』
テクノ、メロディックテクノ、テックダンス、ダークテクノ、ミニマルテクノなど幅広いスタイルのテクノにマッチするMASSIVE X専用プリセット集。Bass、Drum、Pad、Synth、Chordなど計114の音色を収録。

 

2位

10

『DARK DRUM & BASS NI MASSIVE X』
ダークでソリッドなドラムンベースにマッチするNI MASSIVE X専用プリセット集。鋭く勢いのあるサウンドを中心に、Bass、Drone、FX、Lead、Pad、Percussion、Stabなどの音色を100種類収録するパワフルなツールです。

 

3位

10

『THRU-ZERO 1 MASSIVE X』
EDM、ビッグルーム、エレクトロ、トランスなど、エレクトロ系ジャンル向けのMASSIVE X専用プリセット集。クールで洗練されたシンセサウンドを中心に、85種類のMASSIVE Xプリセット、30種類のWAV、61種類のMIDI素材を収録。

 

4位

10

『MASSIVE X RAWSTYLE』
ロウスタイルにマッチするMASSIVE X専用プリセット集。激しく鋭い電子サウンドを中心に、Bass、Drum、Synthなどのプリセットファイル45種類に加え、203種類のワンショット、45種類のMIDI素材を収録。ハードスタイル、ハードコア、フレンチコア、EDMなどの制作に最適です。

 

5位

10

『MASSIVE X DRUM & BASS PATCHES』
ドラムンベース向けMASSIVE X専用プリセット集。Bass、Arpegio、FX、Padなどのプリセット、WAVループとMIDI素材を各フォーマット90種類ずつ収録。ベース音色が豊富なため、ドラムンベースの他、ベースハウス、フューチャーベース、トラップ、ガラージなどの制作にも活かせます。

 

※MASSIVE Xへのプリセット追加方法

1. 左上の[▼]マークより[Show User Preset Folder]をクリックするとユーザフォルダが表示されます。

2. 表示されたフォルダー内にプリセットファイルをコピーします。

3. [▼]より[Rescan Presets]をクリックするとスキャンが開始されます。スキャン終了後、[User]のカテゴリに追加したプリセットが表示されます。


以上の製品は、MASSIVE及びMASSIVE X専用プリセットを収録した、数あるサンプルパック製品ラインナップのごく一部です。これらの拡張音源を用いることで新音色の追加が簡単に行えます。すでにMASSIVE & MASSIVE Xをお持ちの方も、ご自身に最適なシンセをお探しの方も、これを機にぜひともご参考になさってみてください!
 
MASSIVE専用プリセット一覧はこちら »
MASSIVE X専用プリセット一覧はこちら »