『ORACLE』は、クリエイティブなリバーブを付加するリバーブ・プラグインです。ピアノのメロディーに深みを与えたり、合成されたサウンドスケープに厚みを加えたりと、まさにこれ一つあれば充分と感じられるほどあらゆる要素をカバーしています。

リバーブ

本製品のために開発されたSinescopeによる視覚化により、リバーブのテールをモニターし、ミックス内の他のサウンドに基づいて正確なミキシングの決定を行うことができます。

イメージング

ベストセラーとなったモノラル/ステレオメーカーのアルゴリズムを搭載しているため、目的に応じてリバーブを狭くしたり、広くしたりすることが可能です。それに加えて、ミッド/サイド・パンニング・アルゴリズムも搭載し、正確な配置を可能にしています。

フィルターカット

オリジナルの信号に影響を与えずに不要な周波数を除去するために、同社製品である『OVERTONE』プラグインのアナログスタイルのフィルターを搭載しています。フィルターセクションでは、12dBから48dBオクターブまでのスロープ・コントロールで低域と高域を選択でき、スペクトル・アナライザーからの視覚的なフィードバックも確認できます。

サチュレーション

リバーブの後にサチュレーションを加える、という多くのプロデューサーが行う処理を機能の一つとして本製品に搭載しています。しかし、ただのサチュレーションではなく、同社の強力なサチュレーション・プラグイン『HALCYON』に搭載されているアルゴリズムを搭載し、追加処理された信号を赤いグラフで明確に表示するユニークなFFTグラフを採用しています。アタックとリリースのパラメーターも含まれているので、ハードなディストーションからウォームなディストーション、そしてその中間のディストーションまで、あらゆるディストーションが可能です。

LFO

LFO機能はDAWと自動的に同期し、時間をかけて徐々にリバーブ信号を発生させ、サウンドに緊張感と期待感を与えたり、キックドラムをダッキングしてミックスをタイトで雰囲気のあるものにしたりと、あらゆる調整が可能です。LFO機能には4つの波形があり、反転させることで効果にバリエーションを持たせることができます。また、タイムシンクは1/32～32小節の範囲で設定できるので、あらゆる要求に対応できます。また、レンジコントロールにより、パンピングから繊細なものまで、エフェクトの深さを選択することができます。

フランジャー

フランジャーは、本製品の他のエフェクトと組み合わせることで、ユニークなものを作ることができます。このエフェクトは、あなたのサウンドにユニークなタッチを加え、特にパーカッシブな楽器やサウンドエフェクトに効果的です。Rate、Depth、Feedback、Mixといったおなじみのコントロールに加えて、モノラルとステレオの切り替えも可能です。また、ビジュアル・ディスプレイにより、エフェクトの効果を視覚的に確認することができます。

コンプレッサー

波形に何が起こっているかを実際に確認できるビジュアルディスプレイを備えたコンプレッサーを搭載しています。スレッショルドを任意のレベルまで引き下げ、レシオ、アタック＆リリースを調整するだけで、サウンドがどのように変化しているかをリアルタイムに確認することができます。グレーの部分はコンプレッションの量を示しており、メイクアップゲインの量を簡単かつ正確に調整することができます。

主な特徴

• 直感的で操作しやすいユーザーインターフェース
• タッチコントローラー(Slate Media社のRavenなど)との完璧な連動を実現する設計
• ステレオ・フィールドに正確に配置するためのステレオ・イメージング・コントロール
• 波形を視覚的にフィードバックするアナログスタイルのコンプレッサー
• バンドパス・フィルターで音の輪郭を整え、不要な周波数を除去
• 信号の振幅に動きを与えるLFOエフェクト
• リバーブを面白くするフランジャーエフェクト
• 信号に暖かさや歪みを加えるサチュレーションエフェクト
• 自分のリバーブデザインを保存・共有できるプリセットマネージャー

ムービー