ギターやバンドサウンドに良く馴染み、クリエイティビティを刺激するストリングス音源です。
《ギタリストが使うソフト音源/プラグイン・エフェクト #003》
ロックバンドTHE BACK HORNのギタリスト/作詞家/作曲家として活躍する"菅波栄純 氏"より、OUTPUT『ANALOG STRINGS』のレビューを頂きました。
ストリングスとはヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスから構成される弦楽器セクションです。これらをOUTPUT流にチューンアップし、ソフト音源ならでは機能を搭載したのが『ANALOG STRINGS』です。
『ANALOG STRINGS』は自分の中のクリエイティビティを刺激してくれます。
OUTPUTの『ANALOG STRINGS』はオーケストラサウンドとシンセとクリエイティブな効果を混ぜ合わせて新しいストリングスでの表現が出来ます。既存のものよりもシネマティックで映像が浮かんでくる印象。なおかつエレクトロニックなサウンドとの相性も抜群。プリセットが充実していて一つ一つが全部映画のワンシーンに使えそうなぐらいかっこいいです。
OUTPUTの製品はいくつも持っていますがセンスが良くて全部揃えたくなるくらいで、自分の中のクリエイティビティを刺激してくれるイメージがあります。
直感的に操作できてバンドサウンドに良く馴染みます。
自分は『ANALOG BRASS & WINDS』を愛用しているので、インターフェースにも馴染みがあってすぐに使うことができました。mainページのスライダーを動かせば、どんどんサウンドが変わっていくので直感的に操作することが出来ます。モジュレーションやアルペジエイター※1も搭載しているので、ロックやバンド音楽に混ぜていくときに馴染ませたり破壊的に使ったりと、『ANALOG STRINGS』単体で音色を作り込むことができるのがすごい。mainページの隣に並んでいるそれぞれのタブに入っていくことで、詳細に音色をコントロールできます。
※1【アルペジエイター】:アルペジオを自動的に演奏する機能。
▲インストゥルメントのミックス、サウンド・ソース、マクロ設定を行うことが出来る"mainページ"
バンドサウンドにシンセサウンドを混ぜるときにはADSR ※2 とかサウンドのステレオ具合の調整がポイントなのですが、それはeditページで突き詰められます。rhythmページでサウンドにリズムをつけるのも大好きですね。
※2【ADSR】:アタック(Attack)- 音の立ち上がり時間/ディケイ(Decay)- 持続音への減衰時間/サスティン(Sustain)- 持続音量/リリース(Release)-減衰時間の頭文字を組み合わせたもの。
『ANALOG STRINGS』は自分の中のクリエイティビティを刺激してくれます。
OUTPUTの『ANALOG STRINGS』はオーケストラサウンドとシンセとクリエイティブな効果を混ぜ合わせて新しいストリングスでの表現が出来ます。既存のものよりもシネマティックで映像が浮かんでくる印象。なおかつエレクトロニックなサウンドとの相性も抜群。プリセットが充実していて一つ一つが全部映画のワンシーンに使えそうなぐらいかっこいいです。
OUTPUTの製品はいくつも持っていますがセンスが良くて全部揃えたくなるくらいで、自分の中のクリエイティビティを刺激してくれるイメージがあります。
直感的に操作できてバンドサウンドに良く馴染みます。
自分は『ANALOG BRASS & WINDS』を愛用しているので、インターフェースにも馴染みがあってすぐに使うことができました。mainページのスライダーを動かせば、どんどんサウンドが変わっていくので直感的に操作することが出来ます。モジュレーションやアルペジエイター※1も搭載しているので、ロックやバンド音楽に混ぜていくときに馴染ませたり破壊的に使ったりと、『ANALOG STRINGS』単体で音色を作り込むことができるのがすごい。mainページの隣に並んでいるそれぞれのタブに入っていくことで、詳細に音色をコントロールできます。
※1【アルペジエイター】:アルペジオを自動的に演奏する機能。
▲インストゥルメントのミックス、サウンド・ソース、マクロ設定を行うことが出来る"mainページ"
バンドサウンドにシンセサウンドを混ぜるときにはADSR ※2 とかサウンドのステレオ具合の調整がポイントなのですが、それはeditページで突き詰められます。rhythmページでサウンドにリズムをつけるのも大好きですね。
※2【ADSR】:アタック(Attack)- 音の立ち上がり時間/ディケイ(Decay)- 持続音への減衰時間/サスティン(Sustain)- 持続音量/リリース(Release)-減衰時間の頭文字を組み合わせたもの。
収録のプリセットベースで、ギターに『ANALOG STRINGS』をあわせる際のアイデア。
『ANALOG STRINGS』は多様なサウンドが出せるのでいろいろできますが、リバース系やエフェクティブな効果の強いものをギターに対して脇役的に配置するのは定番だと思います。例えばギターアルペジオにあわせるとしたら、プリセット「042.Songbird」のようなリバース系をギターのアルペジオにあわせるとかっこいいです。
042.Songbird
「124.Analog Gates」のようなトリッキーなアルペジオもギターにあいますねえ。フィルターをかけて存在感を薄めにするのもおすすめです。ギターソロのバッキングを『ANALOG STRINGS』にまかせるというのもありです。
124.Analog Gates
「088.Arithmetics」のピチカートによるアルペジオでギターソロを弾いたりすると、めちゃくちゃシブい。ギターソロまでバンドサウンドオンリーで演奏してきて、ギターソロでいきなりシンセが出てきたりするのはインパクトが強いのでおすすめです!
088.Arithmetics
生ドラム・ベースとのアンサンブル+α
『ANALOG STRINGS』はエフェクトやリズムのバリエーションがいくらでも作れるので、例えばAメロなどでギターが抜けている間、コードの支えに加えたりするのにも向いています。プリセット「170.Ulysses S Plunk」は、ふわふわとした音色なのでなじみが良く、おしゃれな印象。
170.Ulysses S Plunk
「403.Quarterstra」のようなストリングスによるコードの刻みも定番で使えますね。
403.Quarterstra
おまけで、バンドサウンド云々とは関係ありませんが、個人的にお気に入りの破壊的なプリセットをご紹介します。「279.9001 punch」です。コードで鳴らすより単音のほうが良いかもしれません。すごく攻撃的でストリングスかどうかさえどうでも良くなるサウンドです(笑)。たまにはこういう音でメインリフを鳴らしてみたらどうでしょうか。mainページのpulseスライダーでお好みの感じに調整するのがおすすめです。
279.9001 punch
『ANALOG STRINGS』でバンド音楽にシネマティックなシーンを組み込む。
例えば自分の所属するThe Back Hornの音楽はコード感的にもサウンド的にもシンプルなので隙間があり、シンセなどを重ねやすいです。ですが「鍵盤を足す」とか「ストリングスを足す」っていうイメージでサウンドを厚くしていくと「望まないPOPさ」が出てしまうことがあります(もちろん狙いがあればどんどん足していきますが)。なので、『ANALOG STRINGS』のようなフィルターエフェクトやリズムエフェクト込みのものをバンドサウンドにあわせることで、シリアスなロックバンドの世界観を保ちながら音像を広げることができるのが素晴らしいです。
これから積極的に『ANALOG STRINGS』を導入して新しい音楽性を探究していこうと思います。
1979年10月16日生まれ
ギタリスト/作詞家/作曲家
福島県出身。 結成20年を経て活動中のバンドTHE BACK HORN所属。 ギタリスト/作詞作曲者であり楽曲提供・プロデュースも精力的に行っており、ソロプロジェクト“eijun”としても活動中!
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