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景山将太 氏が語る
SPITFIRE AUDIO の魅力

Presented by SONICWIRE

『ポケットモンスター』シリーズや『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズ、そして『黒騎士と白の魔王』などの数々の有名ゲームタイトルの音楽を手がける他、アーティストへの楽曲提供など幅広い分野で活動中の作曲家 景山将太 氏に、SPITFIRE AUDIO の魅力を伺ってみました。(2019年2月)

まず、いま使われているSPITFIREライブラリを教えて頂けますか?

景山将太 氏:オーケストラ系ですとSYMPHONIC WOODWINDS, BRASS, STRINGS と、パーカッションはSPITFIRE PERCUSSION HANS ZIMMER PERCUSSION を使っています。SPITFIRE SOLO STRINGS とかALTERNATIVE SOLO STRINGS とか、他にも色々と使っていますよ。もうSPITFIREどっぷりです(笑)

DAWはCUBASEを使っていて、VIENNA ENSEMBLE PRO を介してSPITFIREを使っています。

最近はSPITFIRE のライブラリをメインと言いますか、コアで使っています。打ち込み完結の案件であればメインになりますし、SPITFIRE をコアにしてスタジオで生録りしたものを重ねることもあります。100%生録りするような案件であれば、SPITFIRE はモックアップ用として使います。

現在はSPITFIREをメインにされていますが、メインにされてからどれくらい経ちましたか?

もう何年だろう...3年くらいかな?ちょうどそのとき『黒騎士と白の魔王』の制作の真っ只中だったんですけど、途中まで他社のLA系のライブラリを使っていたんです。途中から木管、金管、弦はSPITIFIREのSYMPHONICシリーズにして、パーカッションや他のサウンドはSPITFIREと今まで使っていたものを混ぜるような形を取っています。

SPITFIRE がメインになった経緯を教えてください。

SPITFIREがここまでメジャーになる前から評判の良さを耳にしていたんです。デモも良かったので、良い印象を持ったことがそもそものきっかけだと思います。

僕は常によりいいオーケストラ音源ないかなって探してますけど、周りの作家仲間も良い良い!て話をしていましたし、音源の情報系ブログでもベタ褒めされていました。それで使ってみたいなって思って導入しまして、使ってみたら生楽器との混ざりも良かったですし、動作も安定してますし、それでメインになった感じです。

導入したタイミングも良かったんだと思います。ちょうどBMLシリーズ(KONTAKTライブラリ)がSYMPHONICシリーズ(KONTAKT PLAYER)に生まれ変わったタイミングでした。

今メインで使われているSYMPHONIC WOODWINDS, BRASS, STRINGS のどこが一番気に入っていますか?

チョイスした理由はもう音色ですよね。生音との混ざりが良かったり。あと個人的にこの音色が好きなんでしょうね。鍵盤で弾いていて気持ちが良い音です。今まで色々なメーカーのものを使ってきましたが、とても上品で丁寧な感じで気持ちいいライブラリですね。そうじゃなかったらSPITFIREメインに切り替えなかったと思います。インターフェースもシンプルで分かりやすいですし、アーティキュレーションが豊富に用意されているところも良かったですね。

あと僕は立ち上がりが遅いサウンドに対してはスタッカートをレイヤーしたりするんですけど、違和感なくレイヤーできる点も良いですね。生楽器を混ざるにしろ、違うアーティキュレーション同士を混ぜるにしろ、ほんと直感的に使えますよ。自分が意図した音を感覚的に作れるところが良いですね。

音は音楽的だし、仕様は実用的だからとにかく使いやすいという感じでしょうか?

まさしく。もう素晴らしいですね。買って試してきましたけど、今のところSPITFIREが一番しっくりくるかな感じですよ。

ハリウッドサウンドのような派手さは無いですが、過度に大袈裟に作られ過ぎていないピュアな音と言いますか、変に味付けされすぎていないナチュラルな感じが使いやすいですよね。とにかく僕の作風にはぴったりです。

逆にSPITFIREのここは使いにくいっていうのはありますか?

うーん、、、立ち上がりの速さ(アタック感)のバリエーションを沢山用意してくれたら良いのかなって一瞬思いましたけど、ロング系とショート系のアーティキュレーションをレイヤーしたりすれば解決する話ですし、パッチが増えたら選ぶ時間も増えますし、難しいですね。

自分がやりたいことは全部出来てますし、出したい音も出せてますので、特にありません(笑)強いて言えば木管と金管のマルカートがもう少し短くならないかな、という点くらいです。

いま気になっている新作はありますか?

まず「ERIC WHITACRE CHOIR」ですね。きっと良い作り込みをされているんだろうな、と思っています。あとALBIONシリーズも買い足したいですし、「BT PHOBOS」も気になりますね!「BT PHOBOS」はニュートラルといいますか、混ざりが良いナチュラルさもありつつ、攻めたサウンドも入っていそうなところが気になります。

ありがとうございました!

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景山将太 - SHOTA KAGEYAMA -

作・編曲家。4歳よりクラシックピアノを始め、10歳から作曲を始める。

2007年『ルミナスアーク』で作曲家デビュー。以後『ポケットモンスター』シリーズなど、ゲームミュージックの分野を中心に、作・編曲・サウンドディレクションを担当。

2014年『SPICA MUSICA』(スピカムジカ)を設立後、ゲームやアニメ、CMなどの音楽制作、アーティストへの楽曲提供など、幅広い分野で活動中。また音楽制作と並行してLIVEや講演活動なども精力的に行なっている。

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直近の主な制作担当タイトル

© 2019 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.

『LAST IDEA(ラストイデア)』
(2019年春リリース予定)

https://www.lastidea.jp/

© 2018 Pokémon.
© 1995-2018 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
ポケットモンスター・ポケモン・Pokémonは任天堂・クリーチャーズ・ゲームフリークの登録商標です。
Nintendo Switchのロゴ・Nintendo Switchは任天堂の商標です。

『ポケットモンスター Let’s Go! ピカチュウ』
『ポケットモンスター Let’s Go! イーブイ』

(発売中)

https://www.pokemon.co.jp/ex/pika_vee/

© 2018 Grani, Inc. / Ⓟ 2018 HARMONICS INTERNATIONAL CO., LTD.

『黒騎士と白の魔王 オリジナルサウンドトラック』
(発売中)

https://kuro-kishi.jp/
http://harmonics.co.jp/blog/archives/499

Demosong Playlist
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