SONICWIRE

林ゆうき氏が紹介する
プラグイン・エフェクト『PORTAL』

Presented by SONICWIRE

林ゆうき 氏:
大好きなOUTPUTから、グラニュラーFX(エフェクト)の『PORTAL』が発売されました。

グラニュラーエフェクトってなんぞや?となりますが、まぁ、難しいことは置いておいて、とても複雑な処理が本来必要なかっちょいいエフェクトをお手軽簡単にあなたの楽曲へ“ポン”できてしまいます。

では、まず僕のようにめんどくさがり屋さん向けに、簡単に『PORTAL』を使う方法を。

  • かけたいトラック、素材に『PORTAL』をさす。
  • 『PORTAL』の画面から、よさげなプリセットを選択。
  • 宇宙を覗いている望遠鏡のような形のXY CONTROLがメイン画面に表示されているので、それをグリグリしてDAWで記録。

縦軸の“GRANULATION”と、横軸の“DEEP FX”にはそれぞれ複数のパラメータを割り当てられます

以上!たのしい!気持ちいい!

と、これだけだと怒られてしまうのですが、これはOUTPUTの音源の本質を表しているというか、センスの良い音源やプリセットを選び、直感的にシンプルなUIを触るだけで理想の音を得ることができるのがこのメーカーの好きなところです。音作りは楽曲制作にとって大事な要素ですが、それに時間がかかりすぎてしまうと、全体を創作するために必要な意思決定の力を使いすぎてしまうので、直感的にいいな、と思った時点でどんどん前に進むほうが個人的には正解だと思ってます。

ちょっと話が脱線しましたが、メインとなるXY CONTROL以外にも非常に複雑な音作りができるGRAIN CONTROLS、手軽に逆再生を使えるREVERSEスイッチや、MODに搭載された人間味を追加できるHUMANIZEも個人的にとても嬉しい機能です。(あとマスターのDRY/WETのスライダーが美しい)

同じトラックに2個がけしたり、DRUM用のプリセットをVocal素材につかったりしても、さらに複雑な変化を楽しむ事ができました。

あと、英語ですがヘルプもUI上の“?”マークのとこにありますし(SONICWIREで購入すると日本語マニュアルも付いてきます)、お気に入りの音色を“☆”マークをクリックすることでお手軽に選択、FAVORITESの欄に選択したものがリストアップされます。

手持ちの音源や素材に新たな選択肢を与えることのできる、刺激的なエフェクトだと思います。

くりかえしますが、触ってるだけで楽しい&気持ちいいです!

『PORTAL』の詳細を見る »

林 ゆうき
compose / arrangement

1980年生まれ / 京都府出身
元男子新体操選手、競技者としての音楽の選曲から伴奏音楽の世界へ傾倒していく。音楽経験は無かったが、大学在学中に独学で作曲活動を始める。卒業後、hideo kobayashiにトラックメイキングの基礎を学び、競技系ダンス全般の伴奏音楽制作を本格的に開始。さまざまなジャンルの音楽を取り込み、元踊り手としての感覚から映像との一体感に重きを置く独自の音楽性を築く。

林ゆうき | Twitter »

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