SONICWIRE

年末特別企画「DTMerが知っておくべき5つの鉄則」

2015年12月31日 16:07 by T

「初音ミク」の登場以来、DTM(デスクトップミュージック:コンピューターを使って音楽を作る)をされる方や、DTMに興味をお持ちの方がとても増えました。「マジカルミライ」(「初音ミク」を取り巻く創作文化の“今”を発信するイベント)や音系・メディアミックス同人即売会「M3」などのイベントに「初音ミク」や弊社取扱いのソフト音源を展示すると、特に初心者の方から沢山のご質問やご相談を頂きます。

ということで、今まで頂いたご質問やご相談を受け、SONICWIREチームなりの「DTMerが知っておくべき5つの鉄則」をまとめてみました。楽しいDTMライフを送るためにも、ぜひこの鉄則を覚えて頂ければと思います!

 

1. 購入に「動作環境」をチェックすべし!

ソフトウェアのパッケージやWebサイトには、必ずと言って良いほど「動作環境」が記載されています。”せっかく買ったのに使えない!” ということがないように、購入前には必ず「動作環境」をチェックしましょう!

なお多くの場合、「動作環境」は “そのソフトウェアが基本的な動作を行える” 環境のことを表しています。実際の制作では沢山のソフトウェアを同時に使ったり、ひとつひとつのソフトウェアが複雑な動作をすることがあります。記載されている「動作環境」よりも高性能なコンピューターでソフトウェアをご使用頂くことをオススメします!

 

2. サポート情報をこまめにチェックすべし!

メーカーは日々、ソフトウェアやハードウェアのドライバーをアップデートしています。アップデートによって不具合が修正されたり、新機能が搭載されたりしますので、使っているソフトウェアやハードウェアのメーカー(または輸入代理店)のWebサイトやニュースレター、SNSでサポート情報をこまめにチェックしましょう!

 

3. OSのメジャーアップデートに注意すべし!

最近だとWindowsは「Windows 10」に、Macは「OS X El Capitan」にメジャーアップデートされましたが、新しいOSにすぐ飛びついてはいけません!ソフトウェアやハードウェアによってはOSをメジャーアップデートすると正常に動かなくなる可能性がありますので、お使いのものが新しいOSに対応したことを確認してから(またはアップデータが公開されてから)、OSをメジャーアップデートしましょう!

 

4. 制作中はこまめにセーブすべし!

制作中にソフトウェアがクラッシュしてしまい、せっかく制作した内容が消えてしまうことも…。そんなことがないように、制作中はこまめにセーブしましょう!

 

5. DAWソフトの「バッファーサイズ」に気を使うべし!

「バッファサイズ」の設定によってソフトウェアのCPU負荷は変わります。そして最適な「バッファサイズ」は、使っているコンピューターやソフトウェアの性能によって変わります。

「バッファサイズ」を小さくするとMIDI鍵盤でソフト音源を弾いた時のレスポンスは速くなりますが、その分CPU使用率が上がります。逆に「バッファサイズ」を大きくするとレスポンスは遅くなりますが、その分CPU使用率が下がります。

MIDI鍵盤で演奏した時やDAWを再生した時にノイズが発生する場合は、「バッファサイズ」を上げてみると良いでしょう!
(「バッファサイズ」を上げても改善されない場合は、より高性能なコンピューターに変えましょう。)

※「バッファサイズ」の変え方は、お使いのDAWソフトのマニュアルをご確認下さい。